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2007年1月31日 (水)

私が聞いた今年の名盤2007

まだはじまったばかりですが、今月のお気に入り。

《交響曲》
◎ブラームス 交響曲第4番~ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団
○マーラー 交響曲第6番~エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団

《管弦楽》
今のところなし

《協奏曲》
今のところなし

《室内楽》
◎マーラー ピアノ四重奏曲~クリストフ・エッシェンバッハ

《器楽曲》
今のところなし

《歌劇》
今のところなし

《声楽曲》
今のところなし

《ライブ盤》
今のところなし

は特に大切に感じられる名盤です)

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ゲヴァントハウス2004/2005

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団2004/2005から
ヘルベルト・ブロムシュテットがカペル・マイスターとして
最後に指揮した演奏会でブルックナーの交響曲第8番である。
この演奏会はすでにFMで放送されていて、
しっかり逃さずに録音してあるのだが、
今回SACDで登場したので、早速買ってきた。
しかしSACDでは残念ながら、ブルックナーの前に演奏された
オルガンによるバッハの演奏(前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552)
そして当日のアンコールでメンデルスゾーンの「宗教改革」からアンダンテ
これらは収録されていないので、演奏会ライブを聞きたいという点では
少し不満が残る。放送録音も残しておくべきか?

SACDを聞きはじめる。どうも印象が…。思っていたのと違う。
演奏はもちろん素晴らしいのである。ブロムシュテットである。
しかしかなり抑えられている印象。
これはCD制作における音作りの方向性である。
ブロムシュテットの音楽性を考えれば、こうなるのかもしれない。
しかし私にとっては、何か本当はこうではないような…
疑いをもってはいけない、というよりそう思うなら、
本物を聞きに行けよ!といわれてしまいそうだが、
CD化の過程で、編集作業の段階で
かなり手が加えられているような印象。

私が持っているFMからの録音を少し聞きなおしてみた。
やはり!これはかなり違う。好みの問題なのだけど。
FMの方がより残響が長く、豊かな印象。
それによって迫力もあるし、勢いのある響き、
こちらに迫ってくる音の圧力、音楽の流れも感じられる。
動きもある。実はもっと表情もあって、実演の感触。
たいへんに誠実で、厳粛な音楽作りなのだが、
ブロムシュテットの存在が感じられるような。
今そこで音楽が生み出されている感覚。
もう一度SACDを聞いてみると、こういう音って、
CDにはよくありがちで、完成されている印象ではある。
しかしライブの臨場感はカットされていて、
音がやせているような気がして、いまいちのような…
せっかくなのに残念だ。本当にこの辺は好みなのだけど。
FMからの録音でこれはいずれ改めてCD化して、
またじっくり聞きたいという思いだ。そうしよう!
しかしこのブルックナーはさすがにブロムシュテットであり、
私はたいへんに好きな演奏である。
評判になっているようだけど、やはり第3楽章は特に感動的だ。

QUERSTAND VKJK 0604

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2007年1月30日 (火)

ウィーンフィル1998/1999

ウィーンフィルの1998/1999シーズンから
ロジャー・ノリントンの指揮による定期演奏会。
1999年4月18日ウィーン楽友協会大ホール
少し変わったプログラムで
ベートーヴェンの交響曲第7番にはじまり、
ニコライ・コンサートなのでオットー・ニコライの作品、
そして最後に再びベートーヴェンでレオノーレ序曲第3番。
ベートーヴェンの第7が素晴らしい!
私はノリントンが大好きであり、
そして!ノリントンのベートーヴェンは格別なので、
ウィーンフィルでこの録音を残してくれたことは喜びである。
その後、大評判になったシュトゥットガルトとのCDもあるが、
ノリントンの解釈が完成されているのは、
もちろんやはり、シュトゥットガルトでの演奏であろう。
でもウィーンフィルがよくここまでやったなというのもあるし、
こりにこった表情作りの一方でときに力強く、厚みある響きも心地よく、
この作品独特の迫力、勢い、熱っぽい興奮、そして厳粛さ、
すべてが満たされていて、感動的である。
オットー・ニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
ウィーンフィルではお馴染みの作品か、
でもその中でも1992年のクライバーのニュー・イヤー
あの優雅な響きは忘れられない。という方も多いはず。
ノリントンはここでは、もっとノリントンらしくという感じで
素朴な音と自然な流れが印象的に
でもそれにしても本当に素晴らしい作品で大好きな曲である。
最後にレオノーレ序曲第3番。もうこれは最高!
ノリントン・ワールド(ウィーン風)が堪能できる。

CDR260

「ロジャー・ノリントン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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設計レポート~住宅A

20070130c

今日は住宅Aの最後のコンクリート打ちである。
1階の壁と2階の床スラブ。
住宅Mの現場を出るのが遅くなってしまって、
着いたら「終わっちゃったよ~」。…。
左官屋さんが、きれいにならしているところだった。

20070130d

その後、地下の型枠をばらして、
打ち上がりを見る。きれいだ。素晴らしい!
光庭から光が差し込んでくる。
最近流行の「洞窟建築」のような印象もあって、驚いた。
これはいい作品になると思う。
いよいよ木造のはじまりである。

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設計レポート~住宅M

20070130a

朝一番でまず住宅Mの現場へ。
ガラスが入って、正面の丸太を外部から見上げる。
丸太にあわせて、スリットの開口部を設けたのだが、
うまくいった。思い通りにいった。素晴らしい!

20070130b

こちらは部屋内にある階段横の丸太。
階段は中庭の大開口に面している。
右の小さな階段は、先日も話題にした部屋の中にある階段だが、
もちろん下をふさぐので、仕上げをした後には
階段の三角形だけが見えるのである。
そこの納まりもたいへん楽しみにしている。
大工さんとの打ち合わせが長引いてしまった。

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2007年1月29日 (月)

設計レポート~住宅A

20070129

今日も一日、ずっと住宅Aの現場にいた。
午前中の寒さといったら、震え上がるようで、
先週末から風邪気味だったので、
正直少ししんどかったのだが、
昼前から日が差してきて、暖かくなったのと
風邪は現場で治せ!ということか、
打ち合わせをしつつ動き回っていたら、
すっかり元気になってしまった。
お昼に今日も「麺屋いつき」に行って、
お気に入りの「海老塩ラーメン」で暖まったのも大きいのか?
話はそれるけど、私は「海老塩」に決めていて、
でも工務店の社長と大工さんは絶対に「みそ」、
別の職人さんは「しょうゆ」と決めている人もいて、
いろいろ種類があるのだから、毎回違うのを食べればいいのに、
人の好みというのは不思議なもので、
何度行っても、それが続いても、必ず同じのを食べるのだから
ラーメン好きというのは、変わった人種なのか?
ラーメンの味もまたこだわりである。

今日は先日打ち合わせした電気関係の配管と
それにも絡んでくる給排水用のパイプスペースの位置決め、
大工さんは、木造部分の土台金物取り付けの続きを進めて、
午後のお茶の時間にはすべて準備ができた。
鉄筋の補強筋は朝一番ですでにセットしてくれていた。
いよいよ明日は最後のコンクリート打ちである。
写真は最近のお気に入りで住宅Aの屋上からの風景。
残念ながら今日は、富士山は見えないが、
明日は天気もよさそうなので、期待できるかも。

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2007年1月27日 (土)

設計レポート~住宅A

今日はもうひとつの住宅Mの方で
特注サッシュのガラスが入るということだったので、
そちらをまわってから行こうと思っていたのだが、
電気の打ち合わせをするということで
いきなり住宅Aの方に連れて行かれてしまった。

20070127a

午前中で2階の床スラブ鉄筋の配筋は完了して、
続いて大工さんが登場、2階の木造部分の金物類を配置。
昼は工務店の社長と大工さんたちとラーメンを食べに行った。
今日はお馴染みの日向山にある「麺屋いつき」へ。
一度、家に戻って、再び住宅Aの現場へ。
構造事務所の配筋検査(最終回)である。
今日はいろいろ指摘が出た。…。
鉄筋工事の職人さんたちは引き上げた後で
急遽連絡を取ってもらって、補強の配筋は月曜日することに。
火曜日、最後のコンクリート打設の予定だったので、
一日余裕がとってあったので、よかったのだが、
でもそれまでがたいへんである。
2階の木造部分の土台金物の取り付けも残りは月曜日に。

20070127b

昨日と同じ方角を見た写真で屋上からの眺望。
この写真ではわからないが、正面に富士山が見えている。
霞んでぼやけているのだが、快晴の日にぜひ見たい!

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2007年1月26日 (金)

設計レポート~住宅A

20070126b

住宅Mから住宅Aへ移動。
2階床スラブ鉄筋の配筋工事がこれからはじまる。
正面左の高いところが屋上になる。

20070126c

屋上からの風景。
高台の家なので、見晴らしは最高である。
天気がよければ、正面に富士山が見える。
この屋上は、1階の天井上の一番高いところなのだが、
とにかく高い。地面から半地下が上がって、
1階リビングの天井が普通よりも高いので、
それでこの眺望が得られる。
この後ろに2階の和室があって、
和室からの眺めもこれに近い。

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設計レポート~住宅M

20070126a

週末なので現場を回ってきた。
中庭から2階の段差を見上げる。
この短い階段は、部屋の中にある階段である。
段差の左右で空間に変化をつけて、
思い切って、表と裏のある家にした。
世間一般的に「奥様」「奥さん」って言うけれど、
最近は「奥」があるような家は少なくなってしまって
しかしこの家は、開かれた「表」の空間から見て、
「奥」がある家だと思う。

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2007年1月25日 (木)

ベルリンフィル2002/2003

ベルリンフィルの2002/2003シーズンから
ダニエル・バレンボイムの指揮による演奏会。
2003年2月6日ベルリンのフィルハーモニーにおける録音。
今日は午前中、雑用を片付けて、午後は家にこもって、
住宅Mの収納の図面を描いていたので、
バレンボイムとベルリンフィルを聞きまくってしまった。

前半がイザベル・ムントリとモーツァルトのピアノ協奏曲、
後半がラヴェルの作品というプログラムで
モーツァルトとラヴェルという構成では、
モーツァルトの協奏曲を変えて、全く同じものを
2005年10月にもウィーンフィルで取り上げているので、
この聞き比べは面白くて、まずはベルリンフィルから聞くが、
ウィーンフィルの方もいずれそのうちに。
ベルリンでは、協奏曲でイ長調K.488を取り上げ、
ウィーンでは、変ホ長調K.482が演奏された。
ラヴェルは、スペイン狂詩曲、道化師の朝の歌、
亡き王女のためのパヴァーヌ、ボレロという
バレンボイムのお得意の選曲である。

バレンボイムの弾き振りによるモーツァルトが素晴らしい!
ピアノに関しては、あまり精妙に弾きこんでいるという感じではなく、
全体をよくまとめているというような印象の仕上がりで、
それは弾き振りによる演奏だからというのもあると思うし、
一方でやはりバレンボイムがピアノに向かっている時間が少ない
というのも関係しているのか?しかしどちらにしても
そういう細かいことはどうでもよくて、超越したところで
バレンボイムのモーツァルトは本当に魅力的である。
ラヴェルでは、ベルリンフィルのスーパーオーケストラぶりを存分に聞けて、
バレンボイムは相変わらず重い響きのラヴェルだが、じっくり描きこんで、
細部まではっきりと徹底した音楽が聞こえてくるのは、
やはりベルリンフィルならではの凄さに驚嘆してしまう。
しかしそういう巧さの一方で、音色的な部分については色彩がないし、
香りたつような情緒、風景に欠けるというのは気になる。
そういうのは、カラヤン時代からずっとそうだったし、
ある意味、これこそベルリンフィルの音なのかもしれない。
でも道化師の朝の歌などで聞かれる統率された迫力、
重い響きなのだが、同時に鮮やかな切れ味を生み出す
こういう演奏は、聞けば聞くほどにはまってしまう。

CDR259

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年1月24日 (水)

設計レポート~住宅A

20070124

1階の壁と天井の型枠が上がって、
外観(大きさ)もイメージできるようになったし、
室内の空間がどんな印象か?
というのもわかってきたので
今日は施主を現場にご案内してきた。
今日と明日で型枠が組みあがって、
週末で2階床スラブ鉄筋の配筋工事。
来週前半に最後のコンクリートを打つ。
同時に木造部分のプレカットの打ち合わせだ。

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2007年1月23日 (火)

ゲヴァントハウス2006/2007

iTunesを利用して配信される海外の最新ライブ!
新たにDECCA CONCERTSがスタートして、
その第1弾となるライプツィヒ・ゲヴァントハウスの
2006年10月のライブからオール・シューマン。
リッカルド・シャイーの指揮で歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲、
マルタ・アルゲリッチが登場してピアノ協奏曲、
そして交響曲第4番(マーラー編曲版)である。
ゲヴァントハウス管弦楽団のシューマンはいい音だ!
「ゲノヴェーヴァ」序曲からすぐに引き込まれる。
渋い音だが、そこにシャイーの色が加わって、
その辺はすごく新鮮な印象もあるし、やはり注目の演奏。
アルゲリッチが弾くシューマンのピアノ協奏曲は、
正直いえば、あまり好きなタイプの演奏ではない。
かなり大胆にアルゲリッチ節が炸裂している。
でもとはいっても聞かないでいられないのが、
アルゲリッチの存在感であり、
結局は聞いといてよかったと思う。
天才なのはわかるけど、勢い余って、
めちゃくちゃになる寸前のハラハラは心臓によくない。
しかしこういうライブが出てきたことがまずすごい!
DECCAも気合入っているのか、これからに期待してしまう。
マーラー編曲版の交響曲第4番も面白かった。
でも結果的には、「ゲノヴェーヴァ」序曲が一番しっくり来て、
シューマンといえば、やはりこの音ではないのかな?

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2007年1月22日 (月)

第1509回N響定期公演

2004年2月のN響定期公演はハインツ・ワルベルクが登場。
第1509回の公演は、1966年のワルベルクN響デビューを再現して、
「ヨハン・シュトラウスの夕べ」というプログラムであった。
喜歌劇「こうもり」序曲にはじまり、有名なワルツやポルカが並んで、
ウィーンの森の物語、皇帝円舞曲、…、なんとも楽しいコンサート。
美しき青きドナウ、ラデツキー行進曲で締めくくる。
今の時期に聞いていると気分はニューイヤーコンサート。

ハインツ・ワルベルクの指揮が、驚くほど遅くて、
太い音がして、どっしりと響いてきて、最初ビックリだが、
でも聞けば聞くほどに親しみがわいてくるから不思議。
晩年のワルベルクはまさにこういう感じで
濃厚な響きがしているのだけど、
しかしここはシュトラウスのワルツやポルカであり、
あまり優雅とはいえないが、やっぱり大好きな音楽なのである。
愛情のたくさんつまった表現で、それがしっかり伝わってくるから
ワルベルクとN響のコンビは独特の存在感があったのだ。

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2007年1月20日 (土)

古今亭菊之丞の落語会

今日は雪が降る寒さだったけど
横浜市旭区のサンハート大ホールで行われた
落語会で大いに笑って、暖まってきた。
第24回 あさひ亭まねき寄席
お目当てはそう!テレビでもお馴染みの
古今亭菊之丞である。
昨年真打に昇進したという三遊亭丈二も出演。

柳家生ねん:桃太郎
古今亭菊之丞:町内の若い衆
三遊亭丈二:干物箱
三遊亭丈二:パーミルの恋人
古今亭菊之丞:付き馬

後半の古今亭菊之丞による「付き馬」がやっぱりよかった。
たぶん35分ぐらいかけて、じっくり話していたけれど、
聞きごたえあったし、すっかり引き込まれて、満足!
笑って笑って、幸せな気持ちになるのである。

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2007年1月19日 (金)

設計レポート~住宅M

住宅Mは来週が現場打ち合わせの予定で
今日は特に用事があったわけではないのだが、
今晩施主と打ち合わせをするので、
その前に現場を確認しつつ、
大工さんに温かい飲み物を差し入れ。

20070119c

正面の外観は先日と特に変わりはないが、
少し違うカットで全体を見る。

20070119d

内装工事も少しずつ進んでいて、
プラスターボードをはっているところ。
正面の丸太まわり。
化粧梁の納まりもいい感じ。

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設計レポート~住宅A

朝から電話があり、急いで支度して現場へ。
水道関係の配管の打ち合わせ。
型枠が上がってきているので、
具体的に配管経路を決めて、事前に準備をしておく。

20070119a

先日と同じ方角から現場を見ているが、
鉄筋の室内側の型枠が立ち上がっている。
内装はパネコート(オレンジ色)の型枠である。

20070119b

リビングの西側は開口を開けずに
巨大なコンクリート打放しの壁が立ち上がる。
ここは特に楽しみである。

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2007年1月18日 (木)

スクロヴァチェフスキのベト7+8

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送交響楽団による
ベートーヴェンの交響曲第7番と第8番。
これで全集の完成である。2006年3月の録音。
今回もスクロヴァチェフスキの解釈は
独自の表情を創り出していて、注目すべき点は多い。
でもそれが画期的で、新鮮な喜びを与えてくれるのかというと
別にそうでもないような。元気な巨匠の姿はうれしいが。
特別なことはしないけど、どっしりと深く感動させてくれる
そういう第7の演奏も我々はよく知っているので、
偉大な名演と比べるとどうも軽いし、表面的な印象。
相変わらずシャリシャリした音で、もうひとつである。
スクロヴァチェフスキのファンって、日本でも非常に多いし、
ご存知の通り、私もまたよくここで取り上げているのだが、
現代の巨匠たちの中でも特に重要な存在で
これだけ若々しく、エネルギッシュに
勢いのある演奏を聞かせていることは、
本当に素晴らしいことなのだが、
今回はそれほどにはぐっと来なかった。
次はシューマンの交響曲全集が予定されていると
以前情報があったけど、今から楽しみにしている。

OEHMS OC 524

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2007年1月17日 (水)

ゼルキンのモーツァルト 5

晩年のルドルフ・ゼルキンが弾いたモーツァルト
7枚組みからなるピアノ協奏曲集も最後の一枚となった。
ハ長調K.467とイ長調K.488である。
クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団。
ゼルキンの音が美しくて、しっかり弾いて、よく響いている。
少しスッキリしないような印象もあるけれど、
それはそれだけ表情に富んで、個性がよく表れて、
まだまだ元気であったゼルキンが
いかにもゼルキンらしい演奏をしているのである。
味があって、それを楽しみたい。懐かしい。
ハ長調K.467は、私は好きな演奏だ。
相変わらず無骨な感じで、アクセントのつけ方も巨匠風。
ゆったりと落ち着いて、大きさと広がりのモーツァルト。
しかし豪快に行ったなと思った後のハッとする弱音の美しさ。
想いのこもった表現で笑ったり悲しんだり、
最近はこういうモーツァルトは聞けなくなったなと
ゼルキンはいい!って、幸せな気持ちにしてくれる。
イ長調K.488はさすがにちょっとぎこちなくて、
ゼルキンの芸風は、優美なイ長調には違うかな…
でもこのモーツァルトは多くの人に聞いてほしいし、
我々が知っている巨匠の時代、最後の輝きである。

DG 00289 477 5214

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2007年1月16日 (火)

ケント・ナガノ

新年早々からすごい演奏に出会えた。
こういうブラームスは好きだ。
そしてまたそれ以上に圧倒されるシェーンベルク。
ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団の演奏で
ブラームスの交響曲第4番(2006年3月録音)と
シェーンベルクの管弦楽のための変奏曲(2004年12月録音)。
私はかなり古くからケント・ナガノのファンなのだが、
最初の頃はストラヴィンスキーやバルトーク、ラヴェル、
貴重なところではブゾーニの「ファウスト博士」、
そしてマーラーの交響曲だろうか、
その後レコード会社が変わってしまって、
それはあまり影響ないのだろうけれど、
ベートーヴェンやブルックナー、そして今回のブラームスのように
近年はドイツものが中心になってきている。
ベルリンで活躍しているので、
それも当たり前の流れかもしれないが、
しかしケント・ナガノはモントリオールに移って、
このブラームスが単発の企画で終わってしまうのなら
残念すぎるではないか!
でもシェーンベルクの変奏曲とカップリングしているあたり、
ブラームスの交響曲第4番というところに意味があるのかもしれない。

このブラームス!何というしなやかな動き、細やかな表情。
録音が好きである。空間の印象が素晴らしい。
両翼配置によって、左右で複雑に対話しあっているが、
その辺を恐ろしくシャープに描き出しているし、
通常は背後に隠れているであろう伴奏音型や
それだけではない旋律と対をなし和声を生み出す音構成、
とにかくあらゆる要素がクリアに聞こえてきて、
ケント・ナガノという人の読みの深さ、
それをすべて指示出しているのだろうけど、すごい!
こう書くと分析的に音を処理しているのではないかと
そうとられそうなのだが、しかしそこがまた違っていて、
音楽全体の仕上がりは、ひたすら感動的でまさにブラームス、
情熱的に強い集中力で歌い上げており、最高だ。

ブラームスでとにかく夢中にさせられて、
しかしシェーンベルクがさらにすごいのである。
シェーンベルクの魅力って、言葉で表しにくいが、
新ウィーン楽派に拒否反応の人にはダメだろうけど、
好きな人にはきっとわかってもらえるはず。
ケント・ナガノの音の作り方が、素晴らしい。
響きの美しさにこの空間の広がり、さらに引き込まれた。
各変奏における鮮やかな表現も完成されている。
この辺を聞くとやはりケント・ナガノだという
バランス感覚や見通しのよい音作り、
そう!これがケント・ナガノなのである。

harmonia mundi HMC 901884

「ケント・ナガノ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年1月15日 (月)

設計レポート~住宅A

住宅Aの現場は、歩いて25分ほどで行けるのだが、
駅でいうと隣の駅で、朝一番に用事があって、
済ませた後、その隣の駅から徒歩15分ぐらいで
散歩のつもりで遠回りして寄ってきた。

20070115a

駅の方面から行くと最初に見える風景がこれである。
地下工事が長かったし、地下の部分は当然面積も小さいが、
1階の壁の配筋が出来上がってきて、急に巨大になってきた!
というのは、まわりに足場がついたからである。
でもやっと全貌が見えてきたという感じか?

20070115b

今日から壁の型枠工事がはじまって、
私はたまたま寄っただけなのだけど、
どこが吹抜けで、壁はどこで止めるのか?どう納めるか?
一気に打ち合わせがはじまってしまい、
結局2時間近く現場の中をウロウロしていた。
今日は天気もよくて暖かく、気持ちよかったけれど。

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2007年1月13日 (土)

落語のCD化

志ん生さんで昨年録音しておいた「茶金」と
この正月に放送された「唐茄子屋政談」を取り込んだのだが、
ちょっとこのふたつは合わないのである。
時間的に分量はちょうどいいのだが、
「茶金」は志ん生さんの晩年の録音で
一方の「唐茄子屋」は全盛期の元気で張りのある声。
録音状態について、音質の点でもずいぶん違いがある。
ということで改めて考え直し、組み合わせを変えることにした。
晩年の「茶金」にはやはり晩年の録音をもってきたほうが、
結果的に声の印象も近いし、落ち着く。
というと父のライブラリーから「猫の恩返し」を借りてくることにした。
人情話でしんみりといい噺である。
「唐茄子屋」の方には、前から考えていたのだが、
同じく父のライブリーにある「黄金餅」。
あとは志ん生さんにしては珍しい「粗忽長屋」とか。
全盛期の録音で志ん生さんの「黄金餅」はやはり有名である。
明日は日曜だし、それらの追加を聞いてみたい。

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2007年1月12日 (金)

設計レポート~住宅M

今日は設備関係の打ち合わせで
工務店の社長と朝から住宅Mの現場に。

20070112a

外壁パネルが取り付けられたところ。
これで塗装をしたらツルツルに仕上がるのだが、
職人さんたちはちょっと気合入れすぎであり、
少しもローコストにならなくなってしまった。
加工に手間がかかりすぎである。
しかしきれいに仕上がっているのはありがたくて、
両側が囲われているので、正面しか見えないのだが、
シャープな納まりや正面の丸太が見えるスリットガラス、
こだわるところだけど、少し病的に潔癖な印象を与えるか?
しかし美しいということは、潔癖にこだわるということかもしれなくて
妥協は許されないのである。とことんやる!

20070112b

正面の丸太を室内側から。
丸太そのものは、太いし、粗いし、自然の姿で、
そういうありのままに自由に主張する要素を
きれいに納まって、シャープなところに置いてみるからこそ
味が出て、面白さになる。際立つのである。
両極端の要素をわざわざぶつけているのである。
内装はまだなので、あまり伝わらないかもしれないが、
きちんと納まったら、またご紹介したい。

打ち合わせ後、いつものように日向山に行って
4号家さんでラーメンを食べてきた。おいしかった。

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2007年1月11日 (木)

ヴァーツラフ・ノイマン 3

ノイマンが晩年に取り組んだマーラーの交響曲シリーズから
今日は第2番「復活」。1993年2月の録音である。
改めてこういうところがノイマンらしいのだって感じるのは、
大げさにすることなく、端整な仕上がりで
音符のひとつひとつに純粋な気持ちで接しているから、
シンプルに音楽は自然な流れを生み出しているのである。
「復活」としては、かなり淡白な味わいかもしれない。
結果的には晩年のノイマンの境地、到達点なのであり、
聞き進むと表面的な印象を超越して、
落ち着きある広がりを感じて、さすがだなと納得させられる。
ここでは爽やかな風が吹いているが、
チェコフィルの響きが美しくて、透明感と明るい輝き、
毎度ながらうれしくなってしまう。

EXTON OVCL 00252

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設計レポート~住宅A

今日は朝から工務店に図面を届けて、
そのまま横浜へ、ソニーに行って、
修理に出していたステレオをもらってきた。
帰りに通り道の住宅Aの現場に。

20070111a

1階の壁の配筋がはじまった。
下の壁の型枠はすでに一部はずれていて、
ベニヤの模様がいい感じに浮かび上がっている。

20070111b

1階から地下に下りる階段の壁。
室内側は型枠にパネコートを使っているので、
仕上がり具合が少し違っている。
美しい模様でこちらもいい感じ。

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2007年1月10日 (水)

バイロイト音楽祭1959

ロブロ・フォン・マタチッチ指揮による歌劇「ローエングリン」
1959年8月4日バイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
今日も家にこもって、ずっと図面を描いていたのだが、
さすがにいったん、目標までとりあえず完成。
明日は図面を届けよう。明後日はまた現場で打ち合わせ。

マタチッチがバイロイトに登場したのは、
この1959年の「ローエングリン」(4公演)のみである。
1年だけでバイロイトから姿を消した指揮者はたくさんいるが、
しかしこの録音を聞くと演奏に問題があったわけではなさそうだけど。
60年代を目前にして、比較的聞きやすくなってきたモノラル録音。
この密度の高さ、まさに力演という豪快さ、たくましい響きであり、
オーケストラも独唱も合唱も隙なく、集中力が持続する。
当時のバイロイトは、録音で聞くと
やはり力強く、重厚でもあり、歴史に残る貫禄がある。
1950年代後半は、クナッパーツブッシュやクリュイタンス、
そして若き日のサヴァリッシュ、すごい顔ぶれだが、
その中でもマタチッチは独特のサウンドを鳴らして、
まさにマタチッチのワーグナーがここで聞けるのが喜びである。
当時の歌手のことはあまりわからなくて、
ハンス・ホッターやウォルフガング・ヴィントガッセンという
有名なところは、ここでは歌っていないのだが、
ローエングリンのシャーンドル・コーンヤという歌手、素晴らしい美声で
第3幕第3場の自分の素性を群衆に語り聞かせるところ
やはり感動してしまった。この場面は好きだ。
同時期の録音でサヴァリッシュの「トリスタンとイゾルデ」など、
ぜひCD化してもらえないだろうか。もちろん正規録音で。

ORFEO C691 063D

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年1月 9日 (火)

バイロイト音楽祭1979

ピエール・ブーレーズ指揮の「ニーベルングの指環」
いよいよ楽劇「神々の黄昏」である。
他は1980年の収録だが、「神々の黄昏」は1979年だそうだ。
今日も家にこもって施工用の詳細図を描いているので、
一気に全3幕を聞いてしまった。
音を鳴らすという点では、もっとよく鳴っている演奏は、
他にいくらでもあるのだけれど、ここでのブーレーズの
精妙な読み込みで細部まで克明に描き出す
この表現を丁寧に聞かなければならない。
序幕の部分は、例によって快調に流れるけれど、
鮮やかな切れ味が何とも気持ちよくて、
そして第1幕のギービヒ家の場面に入ると
今度は入念に描きこまれていて、
ここでも場面転換の特徴づけには説得力を感じる。
第2幕もまた感動のしっぱなし。
第1場の眠りにつくハーゲンの元にアルベリヒが立つところ、
ここでの繊細な表現には引き込まれた。
ただしそのアルベリヒについては、私にとっては
2004年のハルトムート・ウェルカーが最高なので、そこは譲れない。
第3場以降の婚礼の場面、ここは最も盛り上がるところだが、
速いテンポで強く導いて、こんなにカッコいい演奏は他にありえない。
そして目の前に指環を付けているジークフリートを見て、
落胆と失望の中にあるブリュンヒルデ、
ここでも表現は大きく変貌して、緻密の極み、
ブーレーズは知的に捉えて、冷静な判断なのだが、
しかし結果的に聴衆に与えるその劇的な効果、
それはもう、鳥肌が立つほどの感激である。
そして第3幕だが、第1場から第2場の
透明感あふれる響きが私は大好きで
もちろんブーレーズはその辺の表現は群を抜いているが、
ジークフリートの死、そして葬送へと続く展開は激しくて、
ここは特に圧倒される。凄まじい。
ブーレーズの無駄を排除し、鋭く迫っていく音楽、
どうも私はカール・ベームのリングを思い出してしまう。
響きはかなり違うのだが、方法は別だとしても
究極的に行き着くところは同じような気がして、
それは私の勝手な思いなのだが。
1970年代の後半にブーレーズの演奏があってこそ、
その後のバレンボイム、レヴァイン、シノーポリ、…
そして現在のティーレマンであるが、
その後のバイロイトのリングがあるようにも思われる。
「ニーベルングの指環」という作品の見直しがここでなされた。
これはブーレーズだからこそできたのである。

PHILIPS 475 7960

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2007年1月 8日 (月)

バイロイト音楽祭1980

ピエール・ブーレーズ指揮の「ニーベルングの指環」
今日は楽劇「ジークフリート」である。
図面を描きつつ、一気に全3幕を聞いた。
ブーレーズの「ジークフリート」は昔からよく聞いているので、
だからかもしれないけれど、私にとっては、
ブーレーズはそれほど特別な解釈をしているという印象はなくて、
全体に引き締まって、快調に流れてはいるけれど、
このバランス感覚や響きは極めて合理的であり、素晴らしいと思う。
「ジークフリート」は室内楽的な緻密さで
主導動機も複雑に編みこまれているけれど、
ブーレーズの精妙な扱いは、究極の域に達していると思う。
第2幕の森の場面での響きの美しさ(小鳥の歌など)、
その一方で皮肉も込められているミーメに関連するコミカルな動機、
ここでの鮮やかな変化は最高の仕上がりで聞かされてしまう。
ミーメがすごくいい!当時の歌手のことはあまりわからないが、
ハインツ・ツェドニクという人がミーメを演じている。
そして第3幕は、とにかくひたすら感動的。
第3場でジークフリートとブリュンヒルデが出会い、
ふたりの心の繊細なうつろいが、
ブーレーズの精妙な表現で輝いて聞こえてくる。
尋常でない透明感の中で、あらゆる困難を乗り越え、
ふたりの愛の力強さが表現される後半の盛り上がり、
音楽の流れを維持しつつものびやかに歌われて、
圧倒的な集中力と緊張感である。すごい!

PHILIPS 475 7960

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2007年1月 6日 (土)

バイロイト音楽祭1980

ピエール・ブーレーズ指揮の「ニーベルングの指環」
今日は楽劇「ワルキューレ」から第2幕と第3幕。
そろそろブーレーズのリングに耳が慣れてきたようだ。
響きの軽さは気にならなくなって、鋭さや勢いに力強さを感じる。
ブーレーズのリングは久しぶりに聞くので、
年末にカイルベルトを聞いてしまったし、
しかししだいに耳がブーレーズ対応になってきた。
やっぱりこの音作りだと第2幕も冴えている。
第3幕はさらにいい。停滞なく音楽は流れ、明解だ。
この明解さに学ぶことは多いのである。
ここまではっきりやってくれる演奏もなかなかないので、
聞いていて、本当に視界がきれいに晴れてくる。
改めて聞くとこの第3幕は特に素晴らしくて、
思えば2000年のシノーポリなどはここで
停滞の中で解剖していくことで
ひとつずつ丁寧に明らかにしようというような演奏、
その後のアダム・フィッシャーは、
もう少し自然に音楽が流れ、つながりを取り戻していたが、
それよりもブーレーズは、第3幕だけでも10分早くて、
澱みなく流れる音楽の中でこの明瞭な解像度といったら、
それはそれは快感で輝きも増す。
第3幕第1場の9人のワルキューレが登場し、
第2場ではそこにヴォータンが加わって、
要素の多いところを超快速に一気に描き上げて、
一方で第3場に移り、ブリュンヒルデとヴォータンによるやり取り、
そこではぐっとテンポを落として精妙に
場面転換での特徴づけ、メリハリのきいた描き分け、
この鮮やかさといったら、何ともたまらなくお見事!
ブーレーズである。とにかくすごい!

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設計レポート~住宅M

今日は住宅Mのキッチン取付けの現場打ち合わせで
工務店の社長がまだ帰省中で
大工さんと一緒に行ってくれないかと
年末から頼まれていたのだが、
ひどい雨と寒さでたいへんだった。
打ち合わせ自体はたいしたことないのだけど、
天気も悪かったので、明るくないし、
写真は撮ったのだが、いいのがない。

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2007年1月 5日 (金)

バイロイト音楽祭1980

ピエール・ブーレーズ指揮の「ニーベルングの指環」
今日は楽劇「ワルキューレ」から第1幕。
この第1幕だが、ワーグナーの作品の中でも
最も情熱的に響きも厚く、感動に酔いしれ、
会場のすべてが熱狂する場面なのだけど、
ブーレーズはあえて逆説的な手法を示そうとしたのか?
研きに研いて、温度が上がらないように
しっかりコントロール、冷静に引き締めて、
しかし結果的には美しい響きに包まれて、
濃厚ではないが、ブーレーズにしては、
ずいぶんロマンティックである。これがブーレーズ流?
でも実演におけるブーレーズは、CDとは少し違って、
豊かな音で結構よく鳴らすので、
ここでもこれはCDの仕上がりであり、
実際の祝祭劇場における音というのは、
また違った印象であったのかもしれない。
26年前ということもあるし、その後の時間の経過で
ブーレーズの音作りにも変化が生まれているのか?
その辺もどうなのだろう。興味あるところ。

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横浜の風景から 12

今日は横浜へ行ってきた。
年末に行われた住宅Aの中間検査(第2回)
検査済証を受け取りに市役所へ。
その後、今日もちょっと足をのばして散歩に。
天気もよかったので。快晴。

20070105a_1

有名な横浜税関である。
「クィーンの塔」と呼ばれているらしい。
横浜市の歴史的建造物に認定されている。
最近、改修工事が行われたのだが、
新しい方よりもやはり古い方が美しくて
歴史の深みにはかなわないのか?
この税関の建物、実は昔から好きである。
その奥に見えるのは神奈川県警の本部。

20070105b_1

横浜銀行協会
1936年(昭和11年)に建てられたそうである。
この建物も昔から親しみがある。
というのは、大学2年生の夏休み、
「横浜の歴史建造物のパースを描く」という課題があり、
いくつか挙げられている中のひとつに選らばれていて、
当時もここを訪れたのだ。私は違うのを選んだのだけれど。
その後もいつもここを通ると「銀行協会だな」と思い出す。
この建物も大切にされているようで当時と少しも変わらない。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年1月 4日 (木)

バイロイト音楽祭1980

今年最初のワーグナーということで
ピエール・ブーレーズ指揮の「ニーベルングの指環」
今日は楽劇「ラインの黄金」である。
いつ頃からリングを聞くようになったのか?
もう忘れてしまったが、90年代前半の頃のような
CDでは当時まだ新しかったレヴェインとメトロポリタン歌劇場。
年末のバイロイトの放送では、そのときは
バレンボイムの指揮、クプファー演出の時代で
カセットテープに録音しては、繰り返し聞いていた。
でも長大な指環を簡単に吸収できるはずもなく、
しかしこのブーレーズのCDと出会って、
あらゆるすべてがクリアであるこの演奏、
はじめて「ニーベルングの指環」を聞けたという気がした。
バレンボイムではじまり、ブーレーズで一歩進めたという
私にとっては特別な想いのある指環である。

ブーレーズの「ラインの黄金」は久しぶりだが、
今聞くとやはり軽いなという感想が出てくる。
これは録音の特徴でもあり、本当のところがどうなのか?
それはその場にいたわけではないので、わからない。
しかしこの何年かはアダム・フィッシャー指揮の
あの豊かな響きに慣れてきたので
そしてつい先週の年末に聞いたのが、
ティーレマン指揮の2006年のリングである。
それらと比べたら、やはりずいぶん大きな違いである。

記録という点で当時を振り返ってみると
1970年代の前半、ブーレーズの前年(1975)までは、
ホルスト・シュタインの指揮で上演されており、
1976年から1980年の5年間がブーレーズ。
1981年と1982年はお休みで
1983年はゲオルグ・ショルティの登場。
しかし結果的にはショルティは一年のみに終わって、
翌年1984年から1986年はペーター・シュナイダー。
このシュナイダーの登場も突然のことだったようだが、
これらの顔ぶれを見ても、ブーレーズの存在が
当時いかに画期的なことだったか?
1960年代後半に「パルジファル」を指揮していたので
ブーレーズのワーグナーに対しては
ある程度の予測や期待もあったのだろうけど、
しかしこのリングは衝撃として受け止められたに違いない。
クライバーがバイロイトにいたのもこの時期だし、
1975年にはハンス・ツェンダーが「パルジファル」を指揮
などという驚きの記録も残っていて、
1970年代中頃って、バイロイト音楽祭は、
かなり大胆な挑戦に思い切りよく取り組んで、
そして結果を残していたということが記録から伝わってくる。

ここでの演奏に話題を戻して、
第3場のニーベルング族の場面における演奏など、
鮮やかでますます冴え渡り、さすがにブーレーズである。
主導動機の描き方や各場面での特長の出し方、
メリハリがきいて、あらゆる要素を明瞭に扱って、
そのすべてに説得力が感じられるところ、
これはブーレーズ以外には考えられない、
やはり歴史に残る偉大なリングである。

PHILIPS 475 7960

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設計レポート~住宅A

私の部屋にあるデジタル出力対応のステレオだが、
年末からMDの調子がいまひとつだったので、
結局修理に出すことにして、午前中ソニーに行ってきた。
修理の受付窓口は昨日からやっていて、
行こうかと思ったのだけど、昨日はやめてよかった。
昼頃は駅伝で横浜には車で入れなかったと思う。

20070104a

帰りに通り道なので住宅Aの現場に寄ってきた。
この写真、雪が積もっているのではないのです。
鉄筋コンクリートの床スラブ。
きれいに打ちあがっていた。

20070104b

はじめて姿を現した段差を利用した空間構成。
地下室の上に乗っかって、少しずつ高さがずれている。
そんなに劇的な展開ではないのだが、
豊かで変化に富んだ空間利用を提案した。
今のところ、見た目はどうってことないのだけれど、
構造と施工に関しては、極めて複雑な技術、
緻密な努力がなされている。

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2007年1月 3日 (水)

落語のCD化

お正月落語を集めてみた。
明るく楽しく、縁起かつぎのお噺。
三遊亭金馬の「初夢」
三升家小勝の「初天神」
三笑亭夢楽の「一目上り」
三遊亭圓遊の「七福神」
「初夢」これは放送用録音なのか?
金馬さんの「あけましておめでとうございます」ではじまり、
正月噺の代表?有名な「初天神」。
「一目上り」は風流な噺で、詩や悟、学べる噺である。
圓遊さんの「七福神」は最高だ。
縁起かつぎの旦那が登場で面白くって、
言葉を巧みに操る展開にも引き込まれる。
落語を聞いて、いい正月をすごしましょう!

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2007年1月 2日 (火)

クリストフ・エッシェンバッハ

マーラーの交響曲第6番の余白に収録されているピアノ四重奏曲。
クレーメルとマイセンベルクのCD以来なので、
ずいぶん久しぶりに聞いたのだけど、この透明な響きに感動。
こんなに清らかな音がする曲だったのだ。
これはエッシェンバッハのピアノの美しさにはまる。
最近のエッシェンバッハがこのようにたまにピアノを弾くと
軽い響きで明るい音色、色彩が輝いて、うっとりしてしまう。
微妙なところで自在に陰影を操って、細やかな表情、
表面的な印象以上に深く、奥行きのある世界。
チャイコフスキーのときに同じく収録されていた「四季」にもはまったが、
やはり私はエッシェンバッハのピアノを強く欲しているのか?
聞くとたまらなくいとおしい音の世界に満たされる。

ONDINE ODE 1084-5D

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フィラデルフィア管弦楽団2005/2006

今年最初のCDは、エッシェンバッハのマーラーである。
フィラデルフィア管弦楽団との交響曲第6番。
2005年11月の演奏会ライブ録音。
ONDINEのフィラデルフィアとのこのシリーズでは、
どうもスタイリッシュな仕上がりに収まる傾向があるようで
エッシェンバッハって、もっと濃いんじゃないの?って思いながら、
しかし感動的なマーラーはやはり最高である!
透明感のある響きで爽やかな風が吹いているところに
少し不思議な印象をもちつつ、一方でエッシェンバッハは、
フィラデルフィアでこの音色を手に入れたのか?
きっとそういうことなのだろう。
盛り上がって、それが鮮やかに決まって、
この作品独特の突如現れる静寂、
そういうところで背景に見え隠れするグロテスクなうごめき、
エッシェンバッハは入魂の表現で浮かび上がってくるが、
この辺が面白さであり、引き込まれてしまう。
エッシェンバッハはスコアの読みが深く、
創りこみや独特の鳴らせ方が何とも魅力的で好きだが、
やはりマーラーだと、熱中して聞いてしまう。
第3楽章(アンダンテ)は、また特別に美しく感じられて、
ちょっとこの楽章だけが浮いているようなところもあるけれど、
第1楽章から第2楽章への流れ、そして甘美な第3楽章、
最後に長大な第4楽章と3つの大きなブロックを形成しているような。
後半へ行くほどに美しさに研きがかかっていくようで、華麗なマーラーだ。
やはりこの辺がフィラデルフィアということなのか!
いまふと思ったのだけれど、パリ管弦楽団で
エッシェンバッハのマーラーが聞いてみたい!

ONDINE ODE 1084-5D

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2007年1月 1日 (月)

ニューイヤーコンサート2007

あけましておめでとうございます。

新年初めは、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
今年の指揮はズービン・メータ。
1998年以来のようで、意外に久しぶり。
でもメータのニューイヤーは4度目で
よく知っているということもあるし、前回の1998年って、
ついこの前のような気もするのだけど、早いもの。
いつも書いているが、メータの指揮するウィーンフィルは、
何かホっとする音がして、懐かしい気がして。
メータは結構身振り激しく指揮しているのだけど、
いい意味であまりそれが反映されていない?というか…
まさしくウィーンフィルのワルツ、ポルカである。
幸せな気持ちにしてくれる。
今年もすぐにCDが発売されるのか?
だと思うので、録音とかしていないが、
じっくりまた聞けるのが楽しみである。

「ズービン・メータ」に関する記述はホームページにもございます
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