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2007年2月27日 (火)

設計レポート~住宅A

今日は鉄筋コンクリート造の最後の天井型枠がはずれて、
夕方、工務店の社長と一緒に現場に行ってきた。
大工さんが木造軸組みの土台の工事をしているので、
打ち合わせもしつつ、すっきり広くなった内部をウロウロ。

20070227a

リビングの壁の写真である。
左の高い天井の上は屋上である。
富士山が見える例の屋上。私のお気に入り。
右の低い天井の上は、木造で和室がのっかるのである。
低いといっても3mあるので、最強のリビング!

20070227b

そのリビングの天井の高い部分を見上げた写真。
型枠をはずしたばかりでまだ黒いのだが、
この黒いまだらな感じがすごくいい仕上がりなのだけど、
コンクリートは乾くと白くなってくるので、ちょっと残念。
でも素晴らしい!自画自賛。
自分で自分の空間に感動している。
人はどう感じるかわからないが、
自分が望んでいる空間を実現できて、私は感激!
無性に好きな空間である。

「コンクリート打放し」といっても、
全然安藤風な建築ではないのだが、
安藤というのは、もちろん安藤忠雄のことである。
でも実は、正直な告白、大学2年生で初めて出会った建築
コピー課題、私は安藤忠雄の「住吉の長屋」であり、
そこにはじまり、原風景ならぬ原建築、それは「住吉の長屋」。
この住宅Aの空間も元をたどっていけば、
そこにたどり着くのかもしれない。
形は違っていても、私が描き出したいのはそういう風景なのかも。

学生の頃、安藤忠雄の建築を見まくった。
安藤作品といっても、最近の巨大な建築ではない時代の安藤忠雄。
夏休みに「住吉の長屋」を訪ねて、
たまたま出て来られた東さんにご挨拶すると
内部のあの有名な中庭の風景、見せていただいたのである。
あの日の感激は、今も大切な思い出。
京都、大阪、神戸、淡路島にも行ったし、直島にも行ってきた。
直島では、石井さんの初期の作品群も堪能してきたが。

この住宅Aは、自分で言うのもなんだが、
私の初期の最高傑作になると思う。
それぐらいの感動と興奮でこれまで来ている。
この作品を超えるのは、本当に難しい。
というのは、建築というのは、
敷地やコスト、様々な条件、そして何より出会いが大切、
その辺は、どんなに努力しようとも自分では如何ともしがたい。
これらの作品が、今後の新しい空間の創造へと
私を導いてくれることを今はひたすら望むばかりである。

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