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2007年3月31日 (土)

私が聞いた今年の名盤2007

今月はマーツァル指揮チェコフィルによる
マーラーの交響曲第4番を追加。
このシリーズは現在最高のマーラーである。


《交響曲》
◎ブラームス 交響曲第4番~ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団
○マーラー 交響曲第4番~マーツァル指揮チェコフィル
○マーラー 交響曲第6番~エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団

《管弦楽》
◎ニューイヤーコンサート2007~メータ指揮ウィーンフィル

《協奏曲》
今のところなし

《室内楽》
◎マーラー ピアノ四重奏曲~クリストフ・エッシェンバッハ

《器楽曲》
今のところなし

《歌劇》
今のところなし

《声楽曲》
今のところなし

《ライブ盤》
今のところなし

は特に大切に感じられる名盤です)

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2007年3月30日 (金)

設計レポート~住宅A

今日は早朝から鉄骨関係の打ち合わせだったのだが、
延期になってしまった。まさに雨で流れた。
材料の搬入があるので、8時には現場に行っていたのだが、
ちょうど着いた頃から強い雨。そして雷が一発。

20070330a

外壁材を積んだロングのトラック2台が現場に到着。
見ると水戸ナンバー。茨城から来たのだ。
幸いにも雨は小降りに。

20070330b

上げられるだけ、屋上に積み上げたのだが、
加工する場所がなくなってしまうので、残りは下に。
荷物が上がりだしたときにはやんでくれた。

20070330c

続いて、サッシュ屋さんが到着。
外壁材の納品に合わせていたのだが、
まだ積み下ろし中で重なってしまった。

20070330d

無事に終了したときには晴れていた。
今日も風が強い。春の強風。
昨日に比べ、隣の桜は少し開いているが、
まだ満開には時間がかかりそう。
この辺は他よりも少し遅れているみたいだ。

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2007年3月29日 (木)

設計レポート~住宅A

20070329a

今日は設備の打ち合わせ。
アイランド型でL字形のキッチンを作ることになっていて、
現場で最終寸法を決めながら、住設屋さんと打ち合わせ。
写真はキッチン周辺のコンクリート打放し。

20070329b

隣の公園の桜が咲き始めた。
この数日の暖かさで急に開いたのか、
今度の週末あたりがいい感じ?
満開になるのは来週か?
明日も早朝から鉄骨関係の打ち合わせである。
こちらも採寸しながら、具体的な話になる。

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2007年3月28日 (水)

第1475回N響定期公演

2002年12月の定期公演から
エサ・ペッカ・サロネンの指揮による演奏会。
前半がストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」
後半がバルトークの「中国の不思議な役人」組曲である。
2002年12月6日NHKホールからの生放送を録音したもの。
中プロでアレクサンドル・トラーゼの独奏による
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番が演奏されたのだが、
それはすでにCD化してあり、以前から楽しんでいる。

サロネンの音は、明るくたっぷりと鳴らす印象であり、
シャープな感覚よりもスケール豊かな色彩が特長か?
サロネンがN響に初登場したときって、
メシアンのトゥーランガリラ交響曲を取り上げたりで
何となくそのときの映像って、いまだに覚えているのだが、
調べてみたらそれが1988年のことであり、
1990年にも再来日して(マーラーの交響曲第3番を演奏)、
それから10年以上を経て、この2002年だそうである。
最初の頃は、若手だったサロネンが、
今ではすごくビックになってしまって、この2002年のときも
サロネンがN響に登場するといえば、
それだけで注目を集めるのである。
そしてプログラムが、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ、
バルトークとくれば、最高ではないか!
特に「中国の不思議な役人」は圧倒的に素晴らしい。
後半のスピード感、そのカッコよさといったらない。
「中国の不思議な役人」の組曲は、N響でもよく取り上げられているが、
バルトークは特にいいと思う。こういう作品は、N響はうまい!

CDR271

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2007年3月27日 (火)

ゲオルグ・ショルティ 2

ショルティのマーラー交響曲全集から
今日は交響曲第2番「復活」(1980年5月の録音)。
感動的な演奏だ!これまで聞いてきた「復活」の中でも
確実に上位に行くであろう圧倒的な完成度。
第1楽章の激しさは、いかにもショルティらしく、
指揮をしている姿が思い出されてしまう。
一方その壮絶な響きの後に来る静寂の見事さ、
クリアな音色で細部の彼方にまで光が注がれる。
第2楽章の美しさといったら、うっとりしてしまう。
ショルティ&シカゴでも、こういう音をさせるのか。
甘い語りかけで芳醇な香りを運んでくる。
第3楽章は一気に活気付き、このメリハリこそショルティ。
シカゴ交響楽団の巧さ、わかってはいるけれど、
これは驚異的である。すごいのだ。
録音がまた鮮やかで、聞かされてしまう。
そのまま連続して、第4楽章、第5楽章と声楽付きだが、
静寂と高揚、瞑想と発散、この劇的な展開はショルティでなければ。
「復活」は本当に魅力的な作品だし、これまでにも名演は多く、
しかしショルティのこの演奏は、間違いなく最高の存在である。

DECCA 430 804-2

「ゲオルグ・ショルティ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年3月26日 (月)

設計レポート~住宅A

20070326

朝から打ち合わせに現場へ。
でも私の方は、それほど用事ではなかった。
先日立った丸太を明るいところで眺めてみて、
金物が気になるところではあるが、
取り付けが難しいし、仕方ないのか。
RCの中にある丸太の印象はすごくいい。

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2007年3月25日 (日)

見学会で埼玉へ!

いつも親しくしていただいている先輩の新築見学会で今日は埼玉へ。
幼稚園の付属施設で相談室などを備えた木造の建物である。
施設の性格もあるのか、優しく暖かみのある建築のようにも思えた。

20070325a

外観を中心に独特の装飾を駆使したデザインを見ることができて、
材料を加工してそれらが納まってくるという点では、
職人の手仕事と深くつながっている部分でもあり、
細部にまでこだわりに満ちている。

20070325b

相談室への入口付近。
すごくきれいに仕上がっている部分と
きれいすぎるとかえって、親しみに欠けることもあるのだが、
ここでは全くそういうことがなくて、柔らかい印象が心地よい。
素材に対する意識なのかもしれないけれど、
私もこういう感じの空間が好きなので、すごく落ち着く。

20070325c

相談室の天井付近でガラスがきれいに納まっている。
切妻屋根の形に合わせて、天井も曲線を描いていたり、
そういうところで空間に豊かさが出てくるのだろう。
一般的な四角い部屋というのではなくって、
廊下への開口部を通して、天井が一体に連続していたり、
その反対側には、庭をのぞむ開放的な窓が大きく開いていて、
閉塞感がないので、きっとここならば、
居心地よく、ゆっくりと時間を過ごせるはずである。

自分も建築を創っていて、
見せていただくと「こういうやり方があるのだ」という
いろいろ発見もあって、勉強になるのだが、
今日は楽しかった。ありがとうございました。

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2007年3月24日 (土)

第1474回N響定期公演

2002年11月の定期公演でワレリー・ゲルギエフが登場。
前半がチャイコフスキーの交響曲第3番「ポーランド」
後半がストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」である。
2002年11月20日サントリーホールからの生放送を録音したもの。

ゲルギエフが同じ2002年の4月に
ウィーンフィルで演奏したチャイコフスキーの交響曲第3番を
先月聞いて、その直後にこのN響での演奏も聞いてみたのだが、
どちらもゲルギエフの指揮なのに
全く違う響きに驚いてしまって、ちょっとショックだったのだが、
でも時間をおいて、この演奏を聞いてみると
やはり素晴らしい作品であり、N響も見事である。
しかしウィーンフィルの恐るべき繊細な表情と
軽やかに自由自在に動き回る瞬発力、集中力、
各楽器の自発性をともなった名人芸、あれは別格である。
N響はもっと落ち着いた音色で低音もしっかりと響き、
やはり元来からのドイツ的な方向性が出てくるのか?
N響のチャイコフスキーであるということを感じる。
といってもそのどちらにおいても、
やはりゲルギエフの存在は大きいのかもしれない。
ちなみにN響は、チャイコフスキーの交響曲で
第3番を取り上げるのは、このときがはじめて。
その後は、アシュケナージの指揮で再演、録音も行っている。

後半の「春の祭典」は文句なしの素晴らしさ。
デュトワによって鍛え抜かれた「春の祭典」なのだけど、
そこにゲルギエフの圧倒的なパワーが加わり、最高だ。
それにしてもゲルギエフの「春祭」は、
オーケストラが変わっても、夢中にさせられる。
N響の定期公演をゲルギエフが指揮したのは、
この第1474回ぐらいなのだが、
最近では、やはり注目すべき演奏であろうし、
実際、その魅力にすっかり参ってしまう。
さすがにゲルギエフ!恐れ入りました。

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「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年3月23日 (金)

設計レポート~住宅A

20070323

今日も朝から住宅Aの現場。
リビングに立てる丸太柱の取付け用鉄骨金物の確認。
2階の床スラブの鉛直加重をこの丸太が受ける。
人手を手配して、今日中に丸太を立てることになったので、
一度戻って、午後再び現場へ。
アンカーの位置に合わせ、鉄骨金物を微妙に調整し、
何度も何度もそれを繰り返して、
金物とスラブがピッタリと納まる状態にやっと固定して、
最終的にボルトを締めて、丸太が立ったら、
夕方になってしまった。写真は暗くなりかけの中で。

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2007年3月22日 (木)

設計レポート~住宅A

20070322

朝から今日は現場で打ち合わせ。
ガス工事。ガスと給湯の配管経路。リモコンの配線等。
10時でお茶(缶コーヒー)をしつつ雑談。
続いて、鉄骨工事。階段まわり。
今日は基本的な考え方のみで、採寸や納まりはまた改めて。
さらにそのままサッシュの打ち合わせ。
一箇所ずつ採寸して、納まりを確認しつつ、これで発注。
終わったら、13時半である。疲れた。

写真は屋根を見下ろして。
ありえない高さ。恐ろしい。
隙間から下を見たら、足が震える。

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2007年3月21日 (水)

ベームのモーツァルト 6

カール・ベーム指揮ベルリンフィルによる交響曲全集から、
今日は交響曲第35番K.385「ハフナー」、
第36番K.425「リンツ」、第38番K.504「プラハ」の3曲である。
ベームのモーツァルト、ずいぶん久しぶりになってしまった。
いよいよ後期の交響曲である。
素晴らしい。やはり最高のモーツァルト演奏だ。
60年代のベームなので、引き締まった音楽、
明るさの中にも構成への厳しい配慮がなされており、
速くもなく、遅くもなく、中庸の見事さ、
これこそがふさわしいという確信に満ちている。
無駄な動きがなく、格調高い響き、安定感。
この辺の後期の交響曲は、私も大好きなので、
これまでいろんな演奏をたくさん聞いてきているけれど、
ベームのこれらの録音(ベルリンフィル盤)は、
本当に最高だと思う。究極だと思う。
晩年のベームは、ウィーンフィルで
「ハフナー」「プラハ」は再録音しており、
我が家には父のコレクションでLPレコードもあるのだけど、
さすがにLPはなかなか聞けなくなっているので、
そちらもぜひCDで聞きたいと思っている。
昔CDの初期の時代に出回っていたのだが、
輸入盤では現在は廃盤になっていると思う。
(国内盤ならばあるのかもしれないけれど?)

DG 00289 477 6134

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設計レポート~新宿304号室

20070321

今日は新宿へ。完成して午後クリーニング。
部屋が広くなり、きれいになったので、新築のような印象も。
新しくなった部分と一部昔のままでそのままのところと
よくみると改装工事なのである。
サッシュはそのままであり、枠材は改造していない。
それで巾木も枠材の色にあわせてグレーに塗ったのだ。
下地の補修とか見えないところでいろいろやっているのだけど、
写真で見るかぎり、きれいになったということに尽きて、
デザインがどうだとか、そういう次元の話でもないのだが、
スッキリときれいにまとまり、何より終わってホッとした。

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2007年3月20日 (火)

柳家喬太郎

20070320b

フジテレビのフジポッド「お台場寄席」で
http://fujitv.cocolog-nifty.com/yose/
先週の木曜日は、柳家喬太郎だった!
早速ダウンロード。最高に面白い。
柳家喬太郎作の「夜の慣用句」
この噺はテレビで見ているのだけど、
何度聞いても、笑いっぱなし。
この録音は、真打になりたての喬太郎で
平成12年5月13日収録ということだが、
当時すでに喬太郎ワールド炸裂ですごい。
ぜひみなさん、ダウンロードして聞いてみてください。

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設計レポート~住宅A

20070320

今日は現場をまわって、住宅Aに行ったのだけど、
実は特に用事はなく…というのは、
材料の納品が遅れていて、
できることから順番に進めているのだけど、
他の急ぎの現場に大工さんは取られてしまって、
現場はお休み中。正直、困っている。
木曜日は朝から現場打ち合わせで、
工事もまた再開の予定なのだけど…

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2007年3月19日 (月)

落語のCD化

町人のおかしく楽しい噺ばかりを集めて。
「ずっこけ」(八代目 春風亭柳枝)
「二十四孝」(三代目 春風亭柳好)
「壺算」(六代目 三升家小勝)
「浮世床」(十代目 桂文治)
噺家もいろいろでためていた録音をCD化。
酔っ払い噺の「ずっこけ」がすごくよくって、
飲み屋の情景は「居酒屋」を思い出した。
金馬さんの「居酒屋」もお気に入り。
そして「壺算」が面白く、店先で壺をまけさせようという
半額で手に入れちゃうトリックである。
最後の文治さんの「浮世床」もなんともいい雰囲気。
文治さんのテンポ感、まくし立てる感じにはまる。

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2007年3月18日 (日)

ネルソン・フレイレ

ネルソン・フレイレの最新盤。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集。
「ワルトシュタイン」「告別」「月光」に加えて
後期の作品110が演奏されるという魅力的な選曲。
一年に一枚ぐらいのペースだろうか、
フレイレのレコードは一番の楽しみである。
この数年、私が最も注目しているピアニスト。
ポリーニ、ブレンデル、ルプー、ペライア、…
もちろん私はそういうピアニストのずっと大ファンで
しかしどうもレコードに関しては、
最近はなかなか新譜が聞けない状況にあって、
フレイレとの出会いは大きな喜びであった。
DECCAが専属契約したときに面白いところにいったなと
しかし最初のショパンのエチュード集(作品25)以来、
すっかり虜となってしまったのである。
今回もカラフルな音色でこういうベートーヴェンはなかなか、
リズムと弾力性でいきいきのびのび弾いている。
そして音が美しい。キラキラ輝いて、独特の表情を創り上げていく。
本当に心のこもった音楽だ。
聞いていて、豊かな気持ちになれるのだから。
不思議な味わい。深みのある音にもはまる。

DECCA 475 8155

「ネルソン・フレイレ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年3月17日 (土)

ゲオルグ・ショルティ 1

ショルティのマーラー交響曲全集をやっと聞き始めた。
買ってきてから、ずいぶん置いてしまった。
でも一曲ずつ順番に大切に聞いていこうと思っているので。
今日は最初に交響曲第1番「巨人」(1983年10月の録音)。
スッキリとした透明感ある明瞭な響き、
メリハリをきかせるけれど、それは決してくどくなく、
この辺はショルティ独特であろうかと
ある程度、固定されたイメージができあがっているのである。
当時のシカゴ交響楽団は、「ショルティによって鍛え抜かれた」
という表現がよくされていたが、まさにそれがピッタリという感じで
音を通してそういう昔のことがいろいろ思い出されてきた。
でもこのカラッとした明るい音色、やはりアメリカ的なのか。
シカゴ交響楽団の音なのだけど、独特の感触である。
最近、レコードでは、シカゴの音に触れる機会がめっきり減っているので、
久しぶりに聞くと妙に新鮮な気持ちになってくる。
これから順番に聞いていくと、改めていろいろな思いが出てくるだろう。
第4楽章は一気に劇的な展開となり、この迫力は快感である。

DECCA 430 804-2

「ゲオルグ・ショルティ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年3月16日 (金)

落語のCD化

先日の「左甚五郎」噺に続いて落語をCD化したのだが、
今週は時間がなくて、あっという間に金曜日になってしまった。
八代目の雷門助六で「こり相撲」と「七段目」
そして後半は十代目の金原亭馬生「与話情浮名横櫛」。
「七段目」は芝居噺で道楽者の若旦那が芝居の真似をする
笑いっぱなしの中にも粋な噺である。こういうの好き。
その芝居噺の後に「与話情浮名横櫛」。
「お富与三郎」の噺から与三郎の佐渡の島破りである。
これは芝居噺というのか?わからないけど、
笑いはなしでお客さんも真剣に静寂の中で情景は進んでいく。
すごい描写力だけど、迫力とその緊迫感に感動。

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2007年3月15日 (木)

ズデニェク・マーツァル

ズデニェク・マーツァル指揮チェコフィルによる
マーラーのシリーズも第4弾となろうか。
今回は交響曲第4番(2006年10月の録音)。
マーツァルのマーラーは現在最も優れている演奏だと
私ははっきりそう感じているのだが、
この第4番も文句なしの素晴らしさ!
冒頭の鈴の音から美しい録音ですぐに引き込まれる。
うっとりするような幸福の世界に包まれる。
この作品にはぴったりの音色、色彩、ユーモア、優しさ。
表情としては、マーツァルはそんなに創りこまないで
基本的には自然な流れ、合理性が尊重される音楽作りだが、
いきいきと豊かな光に満たされて、
この輝きは、指揮者の存在である。
ズデニェク・マーツァルは本当にいい指揮者だ。
現在最も偉大なマエストロだと思う。

EXTON OVCL-00267

ちょっとネタとしては古くなるけれど、
ドラマの「のだめカンタービレ」に
ヴィエラ先生の役でマーツァルが出演していたのには驚いた!
ファンとしては、大喜びで見ていたのだけど。
千秋先輩がプラハで教えを受けたという設定もリアル!

「ズデニェク・マーツァル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年3月14日 (水)

設計レポート~住宅A

20070314a

朝から現場で打ち合わせである。
丸太が入って、木の加工上の問題と
そこに取り付ける金物を鉄骨屋さんに相談。
今週中に立てる予定でお願いした。
さらに階段や手すりなどスチール加工するものを
木工事に入る前にRCの躯体に直接取付けするということで
そちらにも打ち合わせが及んで、また昼近くなってしまった。

20070314b

昨日の富士山にはかなわないけど、横浜からの風景。
住宅Aの屋上からの富士山である。

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2007年3月13日 (火)

幸福を呼ぶフクロウ

今日は両親のリクエストもあり富士五湖へ。
天気もよさそうだし、今日しかない!って、
急遽決まって、出掛けてきたのだが、
まずは河口湖にある久保田一竹美術館へ直行。
実はここを訪れたのは、私の用事。
どういう用事だったのか?というのは、
もしかしたらそのうちここで紹介することもあるかも?
久保田一竹美術館は以前にも訪れているので、
ショップで買い物だけして、引き上げてきた。

午後は母の希望で朝霧高原にある富士国際花園に。
母は二回目だが、私と父は今回が初めて。
温室の中に花がすごいのだけど、
それより!ここにはフクロウがたくさんいるのである。
うちの母は、以前に友達とここに来て、
フクロウが大好きになってしまって、小物などを集めている。
なるほど!フクロウって、人懐っこいし、
きれいだし、かわいいし、何とも癒し系!

20070313a

暗いところにいるので、写真は難しいのだが、
これが一番よく撮れた写真。

20070313b

結構動くのである。首をカクっカクって90度に。
それに寝ているのが多くて。
たくさんいるというのは、種類が豊富で、
いろんなフクロウを見られて、楽しい。

20070313c

中でも一番かわいかったのが、このフクロウ。
比較的小さかったのだけど、
目を合わせてくれるのである。
じっと見つめてくれる。
フクロウって、おとなしくて、
人間に対して攻撃的ではないし、
でも実際はすごく臆病なのかも?
人が寄ってくると何となく迷惑そうな仕草をしている。

20070313d

今日は一日富士山がきれいに見えて、
その中からお昼頃の河口湖からの富士山。
ラベンダーで有名な大石公園。

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2007年3月12日 (月)

設計レポート~新宿304号室

今日は朝から新宿の現場へ。
マンションの一室の改修工事。
まだ終わってないんです…
でもまもなく完成間近ということで。
何でこんなにかかってしまったかというと
仕上げをはがしてみたところ、
雨漏りをしていることが発覚。
さらに年末の大雨でその凄まじさは現実のものに。
新年早々、すき間だらけだった壁を全部補修して、
ということで床の下地は全部腐って、ぷかぷか。
床もすべて新しく締めなおして。
そんなことをしていたので、春になってしまった。

20070312a

元々はここに押入れがあったのだが、
中途半端なので、撤去してしまい、
部屋を思い切って広くして、
そのかわりに同じく中途半端だったワンルームを
間仕切壁を作って、キッチン・ユーティリティと分離して、
完全な形に部屋を独立させたのである。

20070312b_1

床の仕上げが半分ぐらいまできたところで帰ってきた。
ここは特別な仕上げではないが、柔らかくいい感じ。

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2007年3月11日 (日)

落語のCD化

今日は久々に落語の録音をCD化。
少し前からとってあった柳家小さんの「竹の水仙」。
そして最近放送された桂三木助の「三井の大黒」。
このふたつに共通するところ「左甚五郎」の噺である。
京都にいた左甚五郎が、江戸に向かって、
藤沢の宿で宿賃の形に竹細工の水仙を作る。
というのが「竹の水仙」。左甚五郎の東下り。
そしてその後、江戸に出てきた甚五郎が、
大工の住み込みに入って、大黒様を彫り上げる。
というのが「三井の大黒」。三井(越後屋)に残る甚五郎の大黒。
江戸時代の職人の世界を描き出して、感動的でもある。
ふたつの噺がつながって、うまく揃って、素晴らしい!
笑いというよりは、渋いのだけど、お気に入りである。

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朝から打ち合わせ

今日は日曜だが、相談があったので、
工務店の社長と打ち合わせに。
でも今回の話は、マンションのガス新設工事。
なので、私が手を出して、どうこうするのでもないのだけど、
工務店に紹介して、話がうまく決まればいいなという…
お客さんに対しても工務店に対しても
うまく工事がまとまれば、新しい結びつきが生まれるので、
何らかの形で力になれれば、それでいいのだ。
でも東京ガス(ガスの工事会社)に聞いてみて、できるのかどうか?
その辺を聞いてみることからはじまるのだが、どうだろう。

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2007年3月10日 (土)

住宅A 「上棟式」

20070310

今日はお昼から住宅Aの上棟式。
2階の木造部分(土台)で式を行って、
施主も足場を上って、高所へ!恐怖。
でも見晴らしのよさを楽しんでいただいた。
足場をまわって、危険な箇所は、
大工さんと工務店の社長と私で行った。
私は酒をまいたので、一升瓶を抱えて、
足場の上を歩く恐ろしさ…
無事に式を終えて、ホッとした。
でも正直なところ、これからである。

上棟式の後、外壁の割付や
それに絡んでサッシュの納め方や
打ち合わせをしていたら、4時近くなってしまった。
サッシュのつけ方は話し合ったのだけど、
肝心のサッシュの図面を来週見ることになっていて、
ホントにこれからがたいへん。

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2007年3月 9日 (金)

エリアフ・インバル 3

インバルのチャイコフスキー、今日は交響曲第5番である。
第4番のときと同じく、暗いスタート。重厚な足どり。
インバルは慎重にチャイコフスキーを扱って、
勢いで鳴らしてしまったというよくありがちなのとは全く違う演奏。
しかし力強い迫力と彫りの深い音楽でしだいに熱気を帯びてくる。
金管の音が炸裂しているが、この響きは
ロシアのオーケストラとは、ちょっと違う感じ。
そこにインバルの主張が込められているのか。
この録音は1989年ということなので、
早いもので20年近くがたっていて、
インバル時代のフランクフルト放送交響楽団は、
ついこの前のような気がしているのだけれど、
現在のパーヴォ・ヤルヴィだったら、
どんなチャイコフスキーを聞かせるのだろうか。
聞いてみたい気がする。
ヒュー・ウルフの時代にもこのオーケストラは、
ずいぶん進化を成し遂げていると思うし。
素晴らしいオーケストラだ。注目すべき存在。

余白に収録されている
ブラッハーのパガニーニの主題による変奏曲
もちろんはじめて聞いたのだが、
なかなか面白い!隠れた名曲である。

DENON COCO-70652

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2007年3月 8日 (木)

ニューヨークフィル2005/2006

DG CONCERTSのシリーズから
ロリン・マゼール指揮ニューヨークフィルのライブ。
ベルリオーズの「イタリアのハロルド」(2006年5月)を中心に
私独自の選曲をさせてもらって、前半には
R.シュトラウスの「死と変容」(2005年10月)
「サロメ~7つのヴェールの踊り」(2005年10月)をもってきた。
昨日の「ドン・ファン」「巨人」も素晴らしかったが、
こちらはさらに感動的で、本当に魅力いっぱいの演奏。
たまたま録音の印象なのかもしれないが、
このオーケストラの華麗な音色を最大限にいかしつつ、
こちらのライブは深みのある立体的な音に夢中になる。
「死と変容」など、重厚な響きも効果的に共存して、
「サロメ」における迫力など、圧倒される。
マゼールの個性的な音楽作りも最高だ!
ベルリオーズの「イタリアのハロルド」は大好きなのだけど、
あまりの楽しさにワクワクしながら聞いた。

しかしながら、ひとつ問題があり、
DGには編集作業で注意してもらいたいのだけど、
「イタリアのハロルド」の第4楽章のスタートで、
最初の音が壊れているのである。
この原因は、トラックの切り替わりがいきなりすぎて、
CD-Rに焼いたときに音楽とトラック設定にズレが生じる。
しかしこの問題が編集作業の段階にあると書いたのは、
iTunesでパソコン上で聞いても、同じ現象が起きるのである。
他の方はどうなのかわからないが、編集ミスなのでは?
DECCA CONCERTSのシューマンのピアノ協奏曲(アルゲリッチ)
第3楽章のスタートでも、いきなり音のレヴェルが落ちて、
不自然な仕上がりだったし、ライブとはいえ、課題が残るのでは?
インターネットの向こう側で、どのように聞いているかわからない
不確定性の高い環境において、音楽(芸術)をいかに配信していくか
演奏者たちに対しての責任もあるし、
レコード業界にとっては難しい問題であると思う。

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設計レポート~住宅A

お昼前に現場へ行ってきた。
昨日大工さんから電話がきたのだけど、
住宅Mの書類の処理をして、
昨日のうちに速達で送らないといけなかったので、
とても現場に行く時間はなかったのだ…
ということで今日は顔を出したのだけど、
特に問題もなく、用事はなし。雑談。

20070308a

足場の最上階に登って、工事中の屋根を見下ろす。
高い。恐い。高所恐怖症ではないけれど、
さすがにありえない高さ。
屋根を見下ろしているのだから。
まさにこれが鳥瞰図という…。
足場をはずしてしまったら、
通常では見えない角度からの眺めである。
何で恐いかというと、足場と建物の間の隙間、
そこから見えるはるか下の地面、道路、
さらに階段吹抜けのところなど、
一気に地下まで見えてしまうので、
その高低さ、足が震える。恐怖。

20070308b

屋上に出るところである。
まだ壁がついていないから開放的だけど、
ここは上がっていくにつれ、
富士山も見える眺望が広がるところであり、
はめ殺しガラスにする予定である。
なのでこの開放的な印象をそのままにしたいところ。

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2007年3月 7日 (水)

ニューヨークフィル2005/2006

DG CONCERTSのシリーズから
ロリン・マゼール指揮ニューヨークフィルのライブ。
マーラーの交響曲第1番「巨人」(2006年5月)を中心に
私独自の選曲をさせてもらって、前半には
R.シュトラウスの「ドン・ファン」(2005年3月)をもってきた。
素晴らしい演奏だ!現在のマゼールはかなりいいかも。
ニューヨークフィルの日本公演のライブで
ドヴォルザークの「新世界から」を聞いたときにも思ったのだが、
明るい音色で非常に軽やかな響き、自由な動きが鮮やかに、
ここでのR.シュトラウスそしてマーラーでもまさに同じ音!
気持ちいいほどに華麗な音色を聞かせる。なんと美しい!
マゼールならではの自由な発想で
ときにユニークな個性を開花させる豊かな表情付け、
現在では決してそういうのがくどい印象を与えることはないのだが、
「ドン・ファン」でも「巨人」でも、実に効果的に動きを感じさせる。
マゼールの音楽作りはよく創りこまれているし、
ニューヨークフィルもそれによく応えて、見事!
続いて同じときのライブでベルリオーズの「イタリアのハロルド」、
それにまたR.シュトラウスを組み合わせようと思っているが、
マゼールのライブシリーズは、今後もぜひ聞きたい。
モーツァルト、ドヴォルザーク、そしてショスタコーヴィチ、…

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2007年3月 6日 (火)

第1472回N響定期公演

ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮による定期公演。
2002年11月9日 NHKホールからの生放送を録音したもの。
前半はモーツァルトの交響曲第31番「パリ」、
そして後半はブラームスの交響曲第3番である。
サヴァリッシュのモーツァルト、そしてブラームスなので、
悪いはずはないのだが、聞いていて、何かいまひとつ、
心に響いてこないのはなぜ?録音のせいだろうか。
N響が淡々と弾いているような気がして、表面的な印象も。
サヴァリッシュの演奏って、格調高く、端整だし、
余分な思い入れをして、感動を呼ぼうなどとは決してしないのだが、
しかしそういう中にも、人間的な奥深さが感じられたり、
ライブでブラームスだとすれば、熱い興奮だって、
ときには聞かれるのである。第1番の演奏など特に。
しかしどうもここではあっさりと進められている印象。
リハーサルの密度で表面的な完成に終わったのか?
サヴァリッシュの厳しい音楽的要求は有名だし、
長年のN響との関係において、
もっと細やかにひとつひとつのフレーズにおいても
あらゆる含蓄に富んだ響きが聞こえてもいいはずである。
貴重な録音なだけに残念だ。

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「ウォルフガング・サヴァリッシュ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年3月 5日 (月)

設計レポート~住宅A

大工さんから電話をもらったので、
午後は住宅Aの現場へ行ってきた。
木造の軸組みができあがっている。
現在、金物を取り付けているところ。

20070305a

2階の木造部分である。
今まで鉄筋コンクリート造の写真ばかりだったので、
想像つかなくなってしまうかも?
でもこれで一応全体像が見えてきた。

20070305b

これは屋根ではないのだが、この上に乗るので、
建物の最上部はこんな感じである。
今日は午後から強風でこの高さにいると恐ろしかった。

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地元意識のいえづくり

今日は新しい相談を受けたので、
朝からお話を聞きに行ってきたのだが、
なんと山口県で30年前の住宅のリフォーム。
相談に行ったのは、車で10分ぐらいのところ。
電話のときは新築ということだったし、
もちろん横浜の地元のそこで建てるのかと
想像をふくらまして行ったので、がっかり。

最近完成した住宅Mも現在進行中の住宅Aも
車で10分、15分の場所である。
というのは地元向けに配布している資料からはじまっており、
「地元意識のいえづくり」ということで
施主、設計、施工と地元意識で一緒にいえづくりをして行こう
という、私がずっと取り組んできた活動なのである。
もちろん今日の話もそれで連絡が来ている。

山口県ということが発覚したので
配布資料は、地元向けに書いているので、
さすがにこの条件では無理だと申し上げた。
神奈川県内か東京までが限界である。
設計料だって、山口の現場に何回か出張しただけで終わってしまう。
要するに経費だけで、あっという間にオーバーになる。
そして私の場合、図面だけ書いて、工事は見ない
というような仕事はしていないので、
監理として、現場には頻繁に行くからといったのだが、
そのじいさん、「わかってるわかってる」の一点張り。
山口だって、九州だって、豪邸とか、公共建築とか
ある程度、必要経費が望めるのなら、
もちろんどこの仕事だって受けるのだが、
住宅のリフォームである。資金もないといっているし。
どうやって、進めたらいいというのだ。無理。

そして山口県の二級建築士が実測して書いた
改築案(図面)もそこにある。
そのじいさん、さんざんその計画を批判した。
「二級じゃダメだ。あんたは一級だから、もっといいのができるはず」
でも見るとおそらく現状の建物に配慮して計画しているし、
「壁とか柱とか、壊せない、切れないですよ」と申し上げると
「あんたそれでも一級か!」という展開になって、
改築というのは、現況の建物の構造を尊重すべきだし、
テレビでやっているような壁をぶっ壊したり、
あんなのはパフォーマンスの域で
常識のある建築士だったら、そんな真似は絶対にしないと
その気に入らなかった改築案を私が褒めたものだから、
じいさん、今度は怒りだした。
だって、幅2730の部屋を3640に増築したら、
梁成も全然変わってくるし、そうしたら屋根の形だって変わるし、
はっきりいって、その予算じゃ、無理だろうと。

遠方なのでこの仕事はやるつもりがない
という私の気持ちに感づいたのか、
とにかくアイデアでも何でも、私から聞きだそうという
そういう魂胆が見え見えで、
でも私もわざわざ出掛けてきて、嫌な人にはなりたくないので、
話に付き合って、いろいろしゃべっていたのだが、
30年以上前の確実に「既存不適格」である建物で
そんな冒険をしようとは思わないし、
予算のことを考えると、実際のところは、
私の方がさらに、目の前の改築案よりも
もっと現状そのままに回帰してしまって、
じいさん、怒りだした。
「リフォームは現況に配慮すべきだ!」と繰り返したのだが、
私がやる気がないと思ったのだろう。
最後は喧嘩みたいになってきたので、
「気に入っていただけないのなら、失礼します」と帰ってきた。
最後は見送りもなし。全く失礼な話である。
いくら年輩の方だといっても、バカにするのも程がある。
今さらいうまでもないけど、人間って、歳を重ねているからといって、
誰も全員が立派だとは限らないのだ。
というか気は短いし、人の話を聞かないし、どうしようもない。
建築は信頼関係なので、そういう人とは絶対に無理。
しかし後味が悪く、不愉快である。

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2007年3月 4日 (日)

セルジュ・チェリビダッケ 18

住宅Mの引越しは無事に終わったと思うのだが、
工事としては、まだ外構工事が残っているし、
私の方でも書類上の後始末がいろいろ残っていて、
今日は日曜日で特別連絡も来ないし、
ゆっくり事務仕事を進めている。
長大なブルックナーを聞きながら。
チェリビダッケのミュンヘンフィルとのライブで
1994年9月10日の交響曲第7番。

チェリビダッケのブルックナーの交響曲、
正規盤に関しては、これですべてを集めたことになる。
DGからの1970年代の演奏を中心に3~5、7~9、
こちらはシュトゥットガルト放送交響楽団とのライブであり、
(第4番はスウェーデン放送交響楽団)
そして晩年のミュンヘンフィルとのライブは3~9。
最晩年の第7番だが、本当に感動的なブルックナー。
普通ならば67分程の作品を80分かけて演奏しているのだから、
それはゆっくりと進むのだが、全く遅いという印象がない。
集中力によるものか?美しい響きが遅さを感じさせないのか?
このテンポ感覚だと、舵取りを誤ったら崩壊しかねないのである。
しかしその仕上がりは、極めて自然な音楽進行であり、
音構造の構築に関しても、不思議なぐらいに合理的であると感じられる。
そういうところが、さすがにチェリビダッケのブルックナーなのだけど、
このシリーズの中でも第7番は最も素晴らしい部類に含まれるのではないか。
スケルツォの楽章では、フレーズの扱いはとにかく遅いのだが、
重厚な音楽の中にも軽やかなリズムやしなやかさも共存しており、
チェリビダッケの究極なこだわりではあるが、
不思議なバランス感覚を生み出しているのである。

そして余白に収録されている「テ・デウム」、
こちらは少し前の録音で1982年7月1日の演奏だが、
とにかく感動した。最高だ。名演である。
晩年の演奏に比べ、旋律の扱いなど
よりねっとり感が強く、くどいまでの美の追求が行われているが、
まだあらゆる点で理想的状態にあったチェリビダッケであり、
演奏の隅々にまで充実感がみなぎっている。
それに比べると、晩年のチェリビダッケは、
もっと静寂や幽玄の美、禅の思想に深く傾倒していたといわれるが、
同じ美の追求の中にも、より内面的な深さが存在していたことに
改めてここで気付かされるのである。

EMI 5 56695 2

「セルジュ・チェリビダッケ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年3月 3日 (土)

住宅M 「引越し」

住宅Mが今日引越しである。
荷物が届く前に少し写真を撮ってきた。
すぐに戻ってきて、今週はずっと現場にいたので、
何にも進んでいなかったのだけど、
いろいろありすぎて、手をつけるので精一杯。
急ぎの書類の整理を明日中に上げて、
あとは来週以降、ゆっくりやっていくか!

20070303a

工事の車がなくなって、正面の写真である。
しかし残念ながら、今日は天気があまりよくなかった。
午前中は、どんより曇って、暗かった。

20070303b_1

今日撮影した内部の写真。
高い天井と低い天井の段差が出ているところ。
2階の室内階段の三角形が天井に現れている。
その形に合わせ、手すりもつけてもらった。
「階段の形をそのまま出した方が」という意見もあったのだが、
私はここを三角形にして、納めたかった。
というのは、きれいに見せたいという思いの表れで
複雑な空間構成をそのまま形に表現している
という基本姿勢と矛盾しているようにも感じられるけれど、
しかしあえて相反する要素をぶつけているので
それが面白かったりもするのである。
私はこれでよかったと考えている。

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2007年3月 2日 (金)

設計レポート~住宅M

昨日、夜遅くまでかかってしまった
床のフローリングの保護材塗布の仕上がりを確認に
午前中から住宅Mの現場へ。
午後は建具屋さんが扉の取り付けに来てくれて、
夕方まで現場で見ていた。

20070302a

工事中の写真で正面の丸太を何度もレポートしてきたが、
これが仕上がりである!素晴らしい。
均質な空間に丸太を出現させることで
強烈な存在感なのである。
その効果はわかっていたので狙ったのだが。
通りがかりの知らないおばさんが、突然話しかけてきて、
「これ木なの?」って聞いてくるのだから、
やはりすごいみたいだ!

20070302b

逆に部屋の奥を見た写真。
光庭より明かりを取り込み、開放的である。
照明も非常に成功した。最高である!

20070302c

2階の洋室だが、天井は屋根の勾配で傾いている。
その効果もあるのか?とにかく広く感じるらしい。
この写真、今日の中ではお気に入り。

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2007年3月 1日 (木)

設計レポート~住宅M

今日は午前中に自分で運転して現場に行き、
そして午後は、長時間ということで
車を止めていられないので、再びバスで現場へ。

20070301a

夕方、外観の写真。
美しい建築に仕上がったと思う。
非常に満足している。

20070301b

今日は養生をはずし、クリーニングをしては、
床のフローリングの保護剤を塗り、
遅くなってしまった。
実は日が変わる直前まで現場にいた。
照明もついて、うまくいったと思う。
詳しくはまた改めて。

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