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2007年4月 1日 (日)

ザルツブルク音楽祭1999

ザルツブルク音楽祭1999で行われた
「プロジェクト・ポリーニⅡ」における第2夜のコンサート。
1999年8月6日ザルツブルクのモーツァルテウム大ホール
フランコ・ドナトーニの新作「Poll」(世界初演)。
ポリーニがクラングフォールム・ウィーンと共演。
「Poll」とはもちろんPolliniのPollであり、
ポリーニのために書かれたアンサンブル作品である。
難しく考えることはなくて、楽しく心地のよいリズム。
しかし書法としては、かなり複雑なものなのかも。
ポリーニのピアノが協奏曲風に扱われるのではなく、
後ろの方でアンサンブルを楽しみ、リラックスした印象すらある。
私は好きな作品だが、この曲がその後、
東京、ニューヨーク、ローマ、ウィーンなど
「ポリーニ・プロジェクト」の続編で再演されているのか、
記録の中には見当たらない。
ザルツブルクで演奏されるための特別な作品だったのか?
編成の上で難しいのか?もっと聞いてみたい。

演奏会の後半はポリーニの独奏で
シェーンベルクの5つのピアノ曲作品23
シューマンの管弦楽なしの協奏曲。
(ソナタ第3番の初稿による演奏で3楽章形式である)
アンコールにショパンのスケルツォ第1番。
そしてシェーンベルクの6つの小品作品19。
素晴らしい選曲と圧倒的な演奏だ。
シェーンベルクの深みある響きも感動的だし、
何よりもシューマンの巨大な存在感、
ポリーニ以外には考えられない立体的音響と迫力。
アンコールでスケルツォというのも
ポリーニはよく第3番を弾くのだが、
ここでは第1番が来るというのも格別であり、
ポリーニのスケルツォの見事さは、
改めてここでいうまでもなく究極なのである。
この録音は、私のかなりのお気に入りだ。

CDR272

「マウリツィオ・ポリーニ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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