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2007年4月17日 (火)

アルフレッド・ブレンデル 4

近年のブレンデルはモーツァルトのピアノソナタをよく取り上げて
録音もいろいろ出しているのだけれど、以前はそうでもなくて、
ネヴィル・マリナーとのピアノ協奏曲全集があるのに
なんでソナタは弾かないの?というのがあったのだが、
そういう中、1982年のイ短調K.310 と1984年のハ短調K.457という
短調のソナタを組み合わせたCDは聞くことができたのである。
これが本当に素晴らしい演奏で、さすがにブレンデルならではという
両方とも短調というので、モノトーンな印象もあるのだが、
ブレンデルは爽やかに弾いているようで、
実に細やかな表現を可能とし、まさに光と影の美しさ。
ある程度の重みがあって、しっかりとした響きではあるけれど、
リズムはいきいきと歯切れよく、ブレンデルの世界である。
最近の10年ぐらいで録音されたソナタや協奏曲では、
ブレンデルはさらに軽やかさが加わり、
ますます透明感のあるモーツァルトになっていると思うのだが、
80年代前半のしっかり一音一音を鳴らすブレンデルも
深みある充実の音楽に感動するのである。

PHILIPS 412 525-2

「アルフレッド・ブレンデル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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