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2007年5月11日 (金)

ベルリンフィル2006/2007

サイモン・ラトルの指揮によるブラームスのドイツ・レクイエム。
2006年10月26日から29日にかけてのライブ録音。
ある程度、心の準備はできていたのだが、
今回も今までの演奏とは全く違う新しい方向性が創造されていて、
本当に驚かされるし、ラトルって天才だ!
重苦しくひたすらに厳粛なイメージとは違って、
しなやかに軽やかな動きが美しく、かつてない繊細な表情。
緩急自在な音楽づくりであり、入念に精妙な響きを追求したかと思うと
次には、躍動感ある動きをもって飛翔する。
この自由な感覚、ラトルならではの大胆な発想が素晴らしい。
しかしそれらの多様な要素は見事なバランスで調和を築いており、
まとめ上げていく力、ラトルには不思議な力が備わっている。
ひとつ思うことは、昨年の惑星やショスタコーヴィチでもそうだったのだけど、
最近のラトルは何か力が抜けて、音楽も角が取れてきた気がする。
今回はレクイエムなので、特にそうした傾向は顕著であり、
挑戦的な姿勢や攻撃的なエネルギー発散はなくなって、
透明感ある明るい音楽が、喜びや優しさの感情を導いていく。

続いてこの演奏の数日前のライブである
ブルックナーの交響曲第4番の発売も決まっているようなので、
私は今から楽しみでならない。
ラトルには、やりたいようにやってほしいと思う。
それが聞きたいのであって、それでこそラトルだ!

EMI 3 65393 2

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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