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2007年5月 1日 (火)

エリアフ・インバル 5

インバルのショスタコーヴィチで交響曲第9番と第3番。
まずは第9番から。この曲はショスタコーヴィチの交響曲でも
第5番と並んで、最もポピュラーな存在であり、
演奏回数も多いのではないかと思うのだが、
その点、比較の対象も多いし、
中でもインバルには期待が大きく、
もっと攻撃的に追い込んでもいいし、
逆にシャープに徹して、透明な音楽に仕上げてもいいし、
するとインバルは、ちょっと中途半端な印象もある。
ウィーン交響楽団の音が明るくて、
作品そのものも軽やかに愉快な一面を備えているので、
同系の要素が重なり引き締まらない。
しかし後半の交響曲第3番は圧倒的な仕上がりである。
強い集中力が持続する。オーケストラも鋭い理解を示す。
本当に隙がない。華麗な響きが冴え渡って、
インバルの第3番は最高だ。
これまで(1,15,5,2,9,3)ではもちろんベストであり、
初期の交響曲から中期以降の巨大な作品群に進んでいくけれど、
この完成度で「レニングラード」や第8番、そして第10番など
ぜひ聞きたいのだけれど、期待が高まる。
その前に次は第4番。やはり大好きな作品だ。

DENON COCO-70825

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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