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2007年5月 2日 (水)

エリアフ・インバル 6

昨日に続いて、インバルのショスタコーヴィチ。
今日は交響曲第4番である。
この第4番がまた最高!名演だ。
鋭い緊張感に包まれ、隅々にまで徹底したこだわりの響き。
迫力がすごい。重苦しい音が壮絶な情景を描き出す。
力強い気迫の演奏だが、決して感情に流されない
客観性によるコントロールされたバランス感覚は、
インバルならではの説得力ある解釈であり、私は好きだ。

ショスタコーヴィチの第4番は、私の大好きな作品で、
最初に買ったCDは、ラトルの演奏だったか?
それともルドルフ・バルシャイ指揮ケルン放送交響楽団の全集、
そっちの方が先だったか?忘れてしまったが、
でもラトルのCDではまった気がする。
その後に第4番はいろいろ名演が登場して、
チョン・ミュンフン指揮フィラデルフィア管弦楽団、
ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団、
ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団も素晴らしい!
少し古い録音では、アンドレ・プレヴィンのCDも持っている。
どれも感動的な演奏で、私がこの曲が好きということなのだろう。
ショスタコーヴィチの様々な仕掛けが盛り込まれているので
それらを丁寧に扱い、精妙に聞かせていくことで
音楽の魅力は自然に浮かび上がってくるのである。
私はショスタコーヴィチの交響曲はよく聞くけれど、
歴史的なことはあまり詳しくないのだが、
この第4番は、作曲時には初演されず、というのは
ショスタコーヴィチ自身によって中止されたそうで、
改定を加えて、かなり後年に初演されて、
第4番というと初期のイメージもあるのだが、
作品としては、もっと後の作風が現れているのかもしれない。
例えばタムタム等の打楽器が使用されるところなど、まさにそうであろう。
あともうひとつよくいわれるのが、マーラー風レントラーの多用。
どこからどう聞いてもショスタコーヴィチの音楽だが、
でもたしかにマーラーの作風との類似性は理解できるので、
その辺もこの交響曲の魅力なのかもしれない。

DENON COCO-70710

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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