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2007年6月22日 (金)

エリアフ・インバル 7

久しぶりに今日はCDを聞いている。
このところ忙しかったので、
ゆっくり音楽を聞いている時間がなかった。
夜戻ってきて、FM放送は聞いていたけれど。
でもじっくりと音楽を聞くのって、本当に久しぶりな気がする。

エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団による
チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。
インバルのチャイコフスキーを順番に聞いてきたのだが、
横浜のレコード店でしばらく「悲愴」が品切れになっていたのを
先日再入荷しているのを見つけて、早速買ってきたのである。
これまで交響曲第4番、第5番と聞いて、
インバルはフランクフルト放送交響楽団から
ドイツのオーケストラっぽい重厚な響きを引き出して、
チャイコフスキーの華やかさよりも
暗く渋い独自の解釈を創り上げていたのだが、
ここでの「悲愴」は、繊細さと透明な輝き、
しなやかに描き出される心の動きが印象的である。

「悲愴」から連続して演奏されるのが
ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死。
「悲愴」と「トリスタンとイゾルデ」のこの連続性、関係性については、
私はよくわからないのだが、ワーグナー好きの私としては、
インバル指揮の演奏が聞けるのはうれしいことである。
ひとつ感じられるのは、「悲愴」における透明性が
見事にワーグナーにおいても反映されていて、
「トリスタンとイゾルデ」の作風もあるし、素晴らしいと思う。
ロジャー・ノリントン指揮の「悲愴」の後半にも
「パルジファル」からの管弦楽曲が収録されており、
ワーグナーとチャイコフスキーって、何か関係があるのだろうか?
しかしここでは明らかに「悲愴」と「トリスタンとイゾルデ」の間に
インバルは明確な連続性を与えているのである。

DENON COCO-70651

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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