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2007年7月10日 (火)

マーラー室内管弦楽団2005/2006

クラウディオ・アバド指揮マーラー室内管弦楽団による
シューマンのチェロ協奏曲(ナターリャ・グートマン)
ブラームスのセレナード第1番である。
2006年3月から4月にかけてのライブ録音。
アバドの新譜はなかなか聞けなくなってしまった。
本当に一枚一枚が貴重な録音で大切である。
そして今回も協奏曲だし、アバドが引き立て役に回る
ということが多くなっているような気もして、
オーケストラに関しても、マーラー室内管弦楽団という
若手の魅力を存分に引き出して、紹介に務めているのである。

シューマンのチェロ協奏曲が美しい演奏で
ナターリャ・グートマンは穏やかに朗々と歌い、
一方でオーケストラは、アバド好みのシャープで立体的な造り、
ゆったりと流れる音楽の大きさを感じながらも
引き締まった無駄のない時間はアバドならではである。
ブラームスのセレナードもすごくいい。
開放感に満ちて、明るく楽しい作品だが、
ここでもアバドの室内楽的響きの追求は絶好調で
好きな人にはこれはたまらない。
マーラー室内管弦楽団への信頼の表れだと思うが、
音楽がのびのびと展開されて、なんと心地よいことか。
セレナード第1番はかなり久しぶりに聞いたけれど、
ブラームスの若さみなぎる素晴らしい作品だと再認識。
巨匠アバドが若い演奏家たちと出会って、
新鮮な感覚と発想を得て、瑞々しい音楽を生み出している
というところが、このディスクの最大の成果である。

DG 476 5786

「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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