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2007年7月 6日 (金)

シカゴ交響楽団2006/2007

新しくスタートしたシカゴ交響楽団の自主制作盤シリーズ。
2006年10月のライブでマーラーの交響曲第3番。
指揮はもちろんベルナルト・ハイティンクである。
シカゴ交響楽団のすごさというのは、ショルティ、バレンボイム、
そしてブーレーズなどの演奏を通して、よく知っているわけだけど、
ここにハイティンクの音楽との融合が生まれ、
その素晴らしさは新発見であり!感動的なマーラーとなった。
シカゴの音は、マーラーの第3番としては、
ショルティ指揮の名演を思い出す、まさにシカゴ・サウンド、
伝統はしっかり受け継がれているようだが、
その音楽はというと、ハイティンクのゆったりとした
内面的な大きさ、広がり、腰の低いどっしりとした響き、
これらがずっと昔からあったかのように
極めて自然な形で一体となっているのである。
録音も最高の仕上がりで、迫力の盛り上がりから
マーラーの自然描写における繊細な響き、
各楽器の表情も豊かで音楽の喜びに満たされる。
ハイティンクは非常に丁寧にリハーサルを重ねたに違いない。
音楽を流れで扱わず、細部までよく描きこまれている。
今後、シカゴの最新ライブをいろいろ聞けるようになるといいのだが、
ライブ収録のレコードとして、ここまで密度の高い
こだわりに満ちた完成度をなすのはそう容易なことではないだろう。
オーケストラ・ファンの方は、このCDだけは逃さないでほしい。
シカゴの新しい歴史がはじまったという点でも
貴重な録音が理想の形として残された。
極上!ブラヴォ!

CSOR 901 701

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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