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2007年7月31日 (火)

私が聞いた今年の名盤2007

月末なので、今年の名盤の途中経過。
ハイティンク指揮シカゴ交響楽団によるマーラーは最高!
ペーター・シュナイダーの「指環」名場面集は去年発売なのだが、
あまりに素晴らしかったので、特別に入れてしまった。
基本的には今年発売のディスクから選ぼうと思っているのだけど。


《交響曲》
◎ブラームス 交響曲第1番~ティーレマン指揮ミュンヘンフィル
◎ブラームス 交響曲第4番~ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団

○マーラー 交響曲第2番「復活」~ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
○マーラー 交響曲第4番~マーツァル指揮チェコフィル
○マーラー 交響曲第6番~エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団

《管弦楽》
◎ニューイヤーコンサート2007~メータ指揮ウィーンフィル

《協奏曲》
今のところなし

《室内楽》
◎マーラー ピアノ四重奏曲~クリストフ・エッシェンバッハ

《器楽曲》
◎ベートーヴェン ディアベッリの主題による変奏曲
  ~アルフレッド・ブレンデル(2001年5月30日ライブ)
◎シューベルト ピアノ・ソナタ D.958~レイフ・オヴェ・アンスネス


《歌劇》
◎ワーグナー 「ニーベルングの指環」名場面集
  ~ペーター・シュナイダー指揮シュターツカペレ・ドレスデン


《声楽曲》
○ブラームス ドイツ・レクイエム~ラトル指揮ベルリンフィル

《ライブ盤》
◎マーラー 交響曲第3番~ハイティンク指揮シカゴ交響楽団

は特に大切に感じられる名盤です)

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2007年7月30日 (月)

バイロイト音楽祭2006

20070730

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ジークフリート」第3幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から「ジークフリート」を聞いてきた。
「ニーベルングの指環」は大好きなので、
どこを聞いても感動でいっぱいになるのだが、
その中でも「ジークフリート」第3幕はやっぱりいい!
そして幸福の絶頂に至る第3幕第3場。
「指環」全体でも最高の山場である。
2006年は新演出なので、舞台を確実に進行させるためにも
ティーレマンは安全運転だなと最初は感じたのだが、
(ティーレマンの本当の凄さはこんなものではない!)
でもずっと聞いているとやはり圧倒的満足度で最高だ。
十分に美しいものをさらに膨らませて際立たせる高音の艶やかさ、
と同時に底から響く低音が劇場全体をはいずり回るように
それらが不思議な落ち着きを保ちながら奥行きを創って、
何という濃密さだろう。この音楽の中に大切に包まれながら
ジークフリートとブリュンヒルデが歌っている。
抜け出せなくなりそうなので「ジークフリート」はこの辺で。
少し休んで8月は「神々の黄昏」へと進みたい。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月29日 (日)

バイロイト音楽祭2006

20070729

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ジークフリート」第3幕第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ジークフリート」第3幕を聞いている。
第3幕第2場でジークフリートとウォータンがはじめて対面。
ジークフリートはノートゥングでウォータンを圧倒し、
ウォータンは自分の目論見が順調であることを確認して、
これでウォータンは「指環」における役割を終える。
(ファルク・シュトルックマンご苦労様でした!)
映像はないので、あくまでも録音の印象だが、
シュトルックマンのウォータンは、ある意味、
ウォータンは神々の長ではあるけれど、
一方で極めてワル(悪)な一面をよく出していると思うのだけど、
…というのが私はたいへん気に入っているのだが、
その対比として、第2場になって、
スティーヴン・グールドのジークフリートが登場すると
不思議なぐらいに爽やかな空気になって、独特であると思う。
でも正直、ジークフリートも英雄であるとはいえ、
かなり欠点の多い、どうしようもないようなところがある、
というのが人間の弱さなのかもしれないが、
そういう点で考えるとこの爽やかさも何か違和感がある。
音楽としては、スティーヴン・グールドは魅力的なのだが…

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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バイロイト音楽祭2007

Kw  Weigle

今年のバイロイト音楽祭の新演出
ニュルンベルクのマイスタージンガー
初日(7/25)の批評がいろいろ出ているみたいで
日本語に要約して下さっているものを読んだのだが、
カタリーナ・ワーグナーの演出も評判がよくないらしい。
ドイツのサイトにカタリーナとセバスティアン・ヴァイグレの
途方にくれている表情?があったのでいただいてきた。
別に批判に耐えているのではなくて、
関係ないときの写真だとは思うけれど。
そしてヴァイグレの祝祭劇場の前での記念写真。
本当に今年かぎりという思い出の写真にならないといいのだが。
でも2005年の「トリスタンとイゾルデ」のこともあるので、
実際のところ、かなり心配である。
私はどうも、批判にさらされて、追い詰められているのを見ると
応援したくなってしまうのだが(シュリンゲンジーフのときもそうだった)、
どうなるのだろう…でもカタリーナは切られる心配はないのか?
2004年のシュリンゲンジーフ(パルジファル)といい、
2005年のクリストフ・マルターラー(トリスタンとイゾルデ)といい、
批判を浴びて、つぶされることが多くなっている…
今年の「マイスタージンガー」も危険…
その点では、2006年のリングは何だったのだろう?

攻撃的に斬新な発想というのは、批判もあると思うが、
挑戦したということには価値があると思う。
でもちょっと行き過ぎというのが多くなっているのか?
内容のともなっていないものは結果的に残らない。
存続の危機にまで追い込まれては仕方ないし、
表面的な刺激、過激さばかりが目立って、
深みのないものが多くなっている現実もある。
まあ、具体的なことがわからないと意味ないし、
今年のカタリーナの演出、詳しい内容が知りたい。

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2007年7月28日 (土)

バイロイト音楽祭2006

20070728

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ジークフリート」第3幕第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ジークフリート」第3幕を聞きはじめた。
順番にここまで聞いてきて、
さすがにこれだけの長い時間、
ティーレマンのワーグナーを聞きっぱなしだと
耳がすっかりその音に慣れてしまうのだが、
この第3幕の演奏は本当に感動的である。
力強く、ぐいぐい引っ張られていくのだが、
重厚な低音がしっかりと鳴り響き、
深みのある音楽に圧倒される。

写真は第1場でエルダが登場する場面。
エルダは藤村実穂子である。
何にもないけれど、真っ青の照明に
エルダの存在が浮かび上がって、
これがすごく評判よかったようで、
写真を見ても、実際に素晴らしい!
録音で聞いていても、エルダの存在感、
しっかりとしたものが伝わってきて、
注目とひいきがあるのは認めつつ、
それにしてもやはり感動的である。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月27日 (金)

バイロイト音楽祭2007

カタリーナ・ワーグナーによる新演出の
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」について、
初日(25日)のレポートを探してみたのだが、
どうもブーイングの嵐でスタートしたらしい。
でも正直なところ、そういう記事を読むと
ワクワクドキドキしてしまう。
シェロー、クプファー以来、バイロイトの新演出で
ブーイングが起きるぐらいの問題作、衝撃作!
というのは、ある程度当たり前になっているような…?
昨年のドルスト演出のリングで大喝采の拍手を聞いていると
そちらの方が、かえって違和感をおぼえるのだが…
でもシュリンゲンジーフのケースのように
それが問題外の出来の場合もありうるわけで、
さすがにカタリーナ・ワーグナーが
作品を理解していないというようなことはないと思うのだが。
でもレポートを見るかぎり、ドイツでの反応は、
演出以上に歌手の出来に批判が集まったようである。
舞台に関しても来年以降大幅な修正が加えられることは考えられる。
カタリーナも今回の完成度については、コメントを出しているようで。

「マイスタージンガー」は2002年のティーレマン指揮のとき以来
実は聞いていないので、話もだいぶ抜けてしまって、
これから秋以降、勉強しなおしたいと思う。
何か情報があったら、ぜひ教えてください。

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バイロイト音楽祭2006

20070727

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ジークフリート」第2幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ジークフリート」第2幕第3場の写真で
アルベリヒとミーメが言い争いをしている場面。
ふたりともすごい風貌で衣装も昆虫を思わせる。
一見どちらがどうだかわからなくなってしまうので、
茶色いのがアルベリヒで緑がミーメである。
まるでコオロギとキリギリスだ。

「ジークフリート」の第2幕は
大蛇と格闘したり、小鳥と語り合ったり、
舞台も森の中にあって、最も冒険的な場面だが、
ここでのスティーヴン・グールドのジークフリートは、
やはりちょっとカッコよすぎる印象か?
音だけ聞いているとそんな気がしてくる。
というのが、もしかしたら確認できるところがあって、
第2場でジークフリートが葦笛を吹いて、
小鳥の鳴き声を真似するけれど、
ちっともうまくいかないというところ。
ユルゲン・フリム演出のクリスティアン・フランツのときは、
会場からクスクスとつい笑いがもれていたのだが、
今回は静寂の中で緊張すら伝わってくる。
おそらくフランツはコミカルな演技をしていたのだろう。
グールドはどういう演技だったのだろうか?
ミーメもアルベリヒもこの姿だけでも笑えるが、
「ジークフリート」の第1幕と第2幕は、楽しんで聞きたい。
逆にその分グールドのジークフリートに期待したいのは、
ブリュンヒルデと出会う第3幕や「神々の黄昏」であろう。

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http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月26日 (木)

バイロイト音楽祭2006

20070726

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ジークフリート」第2幕第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ジークフリート」第2幕第1場の写真で
深い森、暗闇の夜の場面だが、
これは建設中の高速道路だろうか?もしかしたら、
大蛇に化けたファフナーを表現しているのかもしれない。

第2幕の前奏曲は「巨人の動機」「大蛇の動機」
さらに「呪いの動機」「憎悪の動機」が鳴り響き、不気味さが漂う。
「巨人」「大蛇」というところでファフナーが中心にいて、
「呪い」「憎悪」とそこにはアルベリヒの存在が見え隠れする。
第1場では、さすらい人のウォータンとアルベリヒが
指環をめぐって、駆け引きする。
大蛇に化けて指環を守っているファフナーは相手にしない。
第2幕の前半がそういう薄気味悪い暗い場面だからこそ、
第2場でジークフリートが登場し、夜明けの場面へと展開して、
有名な「森のささやき」の音楽が流れるが、格別に美しいのだ。
「ジークフリート」においてもちょうど真ん中だし
「ニーベルングの指環」全体でも中心にあって、
最も重要な場面であると私はここが大好きである。
「ラインの黄金」以来、指環は巨人族(ファフナー)の元にあったが
ここでついに、ジークフリートのものとなるのである。
物語の大きな転換であり、そして同時に
ジークフリートの悲劇はここにはじまる。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月25日 (水)

バイロイト音楽祭2007

今日は7月25日、バイロイト音楽祭2007が開幕!
ちょうど今頃、新演出の「マイスタージンガー」がはじまっているだろう。
演出はカタリーナ・ワーグナー、指揮はセバスティアン・ヴァイグレ。
新演出の舞台だが、写真がホームページで公開されている。
詳しいことはわからないけど、何となく、よさそうである。
演出の点でも、何か意味ありげな印象で?面白そう。
楽しみである。期待している。

私の方は昨日までに続いて、昨年のバイロイト音楽祭から
「ジークフリート」第2幕をCD化している。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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ホタルノヒカリ

20070725a

水曜日の夜は「ホタルノヒカリ」。
毎週書いているけど、綾瀬はるか、かわいい!

なんてかわいいのでしょう!
ドジョウすくいをしてもかわいいし、
挙動不審の人でもかわいい!
部長(藤木直人)とのやり取りも笑える。
でも部長がこんなに若いわけ?
って思ってしまうが、37歳という設定らしい。

画像は日本テレビのホームページより
http://www.ntv.co.jp/himono/

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2007年7月24日 (火)

バイロイト音楽祭2006

20070724a

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ジークフリート」第1幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ジークフリート」第1幕第3場の写真で
舞台はおそらく第1場、第2場と変わらないと思うが、
照明が赤くなっているのは、きっと鍛冶の場面。
第1幕は何となく廃墟っぽいイメージだが、
タンクレッド・ドルストの演出は色彩が美しい。

20070724b_3

ジークフリートのスティーヴン・グールドが素晴らしい。
でも何となく、録音で聞いていると
最初から勇ましく、完成された大人の印象が…
映像があれば、違うのかもしれないけど。
クリスティアン・フランツのときは、
もっとやんちゃで暴れん坊のような
最初はそういう感じではじまるのだけれど、
第2幕、第3幕へと進むうちに成長していく
そういうのが音からも感じられて、
そういう性格描写が魅力だったように思われる。
クリスティアン・フランツの風貌がまたそれによくあっていた。
スティーヴン・グールドのジークフリートはボロ服を着ているけれど、
隠しきれずに英雄っぽいイメージがにじみ出ているのだろうか。
いつもながら鍛冶の歌から第1幕の後半は最高にカッコいい!

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月23日 (月)

バイロイト音楽祭2006

20070723

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ジークフリート」第1幕第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ジークフリート」第1幕第2場の写真で
ジークフリートが姿を消して、代わりに旅人の姿をした
ウォータン(ファルク・シュトルックマン)が現れる場面。
この写真を見ると第1幕がどんな舞台なのか
というのがわかるのだが、これは「廃校になった学校」?
時間割表のようなものが壁にかかっていて、
一応ミーメがジークフリートに教育を施しているということか?
机の上に地球儀が置いてあり、
でもミーメは旅人ウォータンとの問答の中で
地下に住む種族、地上に住む種族、天上に住む種族と
それぞれ問いかけているので、ここにある地球儀が
ミーメには何の役にも立っていないということなのか?
机の上にいろいろなものがあって、意味ありげである。
ミーメがジークフリートを教育するという対立構造としては、
アルベリヒがハーゲンに「復讐」という英才教育に熱心なのであり、
その辺を明確にしたのが、ユルゲン・フリムの演出だった。

ティーレマンの指揮はよく鳴っていて、
たっぷりとした厚み、凄みのある音に包まれて、
これこそ待っていましたという理想的ワーグナー演奏を実現しているが、
一方で緻密な構成で編みこまれている主導動機の関係性
「ジークフリート」の室内楽的な要素にはあまり意識が行かない。
さすがティーレマンというような力強い大きな流れに
すべてが飲み込まれていく感じである。
この巨大さと迫力は絶対に失いたくないものではあるけれど、
しかし同時に主導動機をさらに精妙に扱って、
もっと全体の構成が明瞭に聞こえたらという
何とも贅沢な要求もしたくなってくる。
しかしそれについては、ティーレマンは年数を重ねて、
これからますます洗練されていくに違いない。
初年度(新演出)は無難に慣らし運転である。
今年(2007)はどんな展開があるのだろうか?

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月22日 (日)

バイロイト音楽祭2006

20070722

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ジークフリート」第1幕第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ジークフリート」第1幕をCD化している。
いよいよジークフリートのスティーヴン・グールドが登場。
ミーメはゲルハルト・ジーゲルである。
第1幕ではミーメは出っぱなしの大活躍。
ティーレマンの指揮も実に雄弁で感動的である。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月21日 (土)

カラヤンの1980年代 5

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
ワーグナーの管弦楽作品集(1984年2月録音)。
これは感動的な名演で、明るい音色は光に満ちて、
しなやかに歌わせ、そしてときに濃密に
カラヤンの芸風は極致に達して、うっとりしてしまう。
「タンホイザー」序曲は1970年代のEMI盤と
この後に再びウィーンフィルとザルツブルクでのライブもあるが、
それらがドレスデン版による序曲であるのに対して、
ここでは序曲からバッカナールにそのまま流れ込み、
何とも艶やかに美しい色彩である。
通常の序曲の方が形としては断然整っているのだが、
バッカナールは第1幕冒頭のヴェーヌスベルクのバレエの場面で
慣れてくるとすごく魅力的で私も好きになってしまった。
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」からは第3幕への前奏曲で
ここで一気に透明度が増し、続きがないので、唐突に終わってしまうが、
その先にあるのが「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死という
選曲というか、演出というか、カラヤンはうまい。
ここでも聞かされてしまう。いい流れである。
しかしそれにしてもベルリンフィルからすごい音を引き出している。
雄大でゆったりとした音楽の中に恐るべき集中力。
響きの精妙さ、緻密なコントロールは、
晩年のカラヤンでも頂点にあるといえよう。
「愛の死」における絶頂の感覚とそれが調和の中で開放されていく姿、
こういうのはかえって巨匠でないと描き出せない世界なのかもしれない。

DG 439 022-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月20日 (金)

政治に笑いはいらない

柳沢厚生労働大臣「女性は生む機械」
久間防衛大臣「原爆投下はしょうがない」
麻生外務大臣「アルツハイマーの人でもわかる」

ブログでは、政治や宗教の話題は避けている。
というのは、私の知らないところで、
それが何を引き起こすかわからないし、責任も負えないので。
でもこの一年の政治家の失言の連発、ちょっとどうかと思う。
選挙で選ばれた国民の代表なのにこれでいいわけ?ダメでしょ。
ちょうどこれから参議院選挙なんだけど、
そういう人たちを選ぶためのものならば、
投票率が上がらないのも当たり前。
一票を入れる気がおきてこない。
演説や講演の中で興味を引きたいという気持ちはわかるけど、
社会に影響の大きい政治家が、公の場で
笑いをとる必要があるのだろうか?
特に今は、選挙を控えて、発言には
細心の注意を払わなければならない時期である。
大臣の発言だから、ニュースにもなるし、
野党はこのときとばかりに批判、
安倍首相への批判も高まる(内閣支持率の低下)。
でもこの時期、演説会等で、日本中の政治家が、
似たり寄ったりのことを言っているに違いない。
集まった人の笑いをとるために。
注目を集めたいだけ。勘違いも甚だしい。
それに謝罪すればいいってものでもないでしょ。
そういう考え方が心の中にあるから、
自然に口から出てくるわけで、
謝っても言ってしまったことは取り消せない。
形だけの謝罪で反省の色が見られないのも毎回の特徴。
こんな人に次期総理候補の資格があるわけ?
おかしいですよ。絶対におかしい日本という国。

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2007年7月19日 (木)

ベルリンフィル2006/2007

サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルによる
ブルックナーの交響曲第4番(2006年10月録音)。
70分を超えて、時間的にも比較的長いし、
もっとゆったりとした演奏なのかと思ったら、
意外に動きがあって、いきいきと活気に満ちている。
音色も豊かだし、細かい表情にまで美しい。
じっくり描きこむという点では、ラトルは天下一品なので、
もちろん今回も創意工夫にあふれているし、
親しみを感じるブルックナーではあるのだが、
でも一方で、ここまでやる必要があったのか?
そういう思いもどこかでなくはない。
これがマーラーだったなら、
そんなことは思いもしないのだけど、
ブルックナーに対する想いは人それぞれであろう。
まあ、そんなふうに書いてみたのだが、
しかしやはりラトルとベルリンフィルなので、
実際に聞くとそれはすごくって、
こういう演奏が実現されてしまうのである。
究極の仕上がり具合で無敵の存在だ。
でもちょっと明るいなあ…楽しすぎる…
音はよく鳴っているけれど、音楽としては軽い。

EMI 3 84723 2

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月18日 (水)

王立コンセルトヘボウ2004/2005

ロイヤル・コンセルトヘボウの自主制作盤シリーズから
マリス・ヤンソンスの指揮によるプーランクの「グロリア」
そしてオネゲルの交響曲第3番「典礼風」である。
このディスクは素晴らしい。気に入った。
こんなにいいのなら、もっと早く聞けばよかった。
プーランクとオネゲルというと、正直なところ、
私にはあまり親しみあるレパートリーではないので、
ずっと後回しになっていたのだ。
オネゲルのこの「典礼風」は有名な作品で、
デュトワがN響を指揮した録音を大切にしている。
ヤンソンス指揮のロイヤル・コンセルトヘボウも
この同じ時期のルツェルン音楽祭の録音も持っていて、
こちらの演奏はアムステルダムでのライブだ。
それにしても感動的。鮮やかでこの豊かな色彩。
プーランクが洒落ていて、いい曲ではないか!
オネゲルのこういう雰囲気は大好きで
もっと押しが強くって、どぎつくても平気なんだけど、
ヤンソンスはシャープにバランス感覚に優れている。

RCO 06003

「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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ホタルノヒカリ

20070718

今週も水曜日の夜は「ホタルノヒカリ」。
毎週書きますが、綾瀬はるか、かわいい!
なんてかわいいのだろう!
原作は知らないのだが、
ずっと干物女なのかと思っていたら、
恋をきっかけに真剣に変わろうとしている!
とにかく笑える。面白すぎ。


画像は日本テレビのホームページより
http://www.ntv.co.jp/himono/

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2007年7月17日 (火)

エリアフ・インバル 10

今年はインバルのCDをいろいろ聞いているが、
これまでチャイコフスキーとショスタコーヴィチを順番に
チャイコフスキーは交響曲を4,5,6と聞いたので、
ショスタコーヴィチを継続しつつ、
今度はシューマンの交響曲と交互に聞いていく。
インバルのシューマンは特長があって、
新ウィーン楽派の作品と組み合わされている。
演奏はフランクフルト放送交響楽団である。
シューマンの交響曲第1番「春」から。
スッキリとした演奏で録音もいいし、美しい音色。
明瞭に響かせるというところに強いこだわりを感じるが、
心の奥深いところにグッと来ないのは、
演奏の性格上仕方ないことなのか。
表面的な鮮やかさは格別の仕上がりであるし、
新鮮な仕掛けも用意されているのだけれど。
その点、後半のウェーベルンは最高である。
やはりインバルはこっちが基準になっているのか?
面白い組み合わせの選曲である。
これから続きを聞いていくのが楽しみだ。

DENON COCO-70820

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月16日 (月)

カラヤンの1980年代 4

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
グリーグの「ペール・ギュント」組曲とシベリウス。
このディスクもカラヤンの死後に再編集されたもので
グリーグとシベリウスを一枚にまとめてくれたのはうれしいが、
最初のCDにあったシベリウス「タピオラ」がカットされているのは、
ちょっと残念で聞きたいのだけど…
ベルリンフィルはシンフォニックで、グリーグの親しみある音楽に
響きの厚みが不思議な雰囲気を演出していて、
しかし仕上がりとしては、繊細な音色や北欧的透明感、
カラヤン流は面白い世界を聞かせてくれている。
シベリウスをカラヤンは得意にしていたが、
1970年代に録音された交響曲第4番(EMI盤)が私のお気に入りで
独特の重圧感が緊迫の響きを描き出して、
圧倒されつつ、極めて感動的なのだけど、
「フィンランディア」における壮麗さもそれにつながる気がする。

DG 439 010-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月15日 (日)

空は台風が去って

20070715

台風が通り過ぎた後の夕方の空は、
残っている黒雲と切れ目からの夕日で
すごい色の空を見せることがあるので、
今日も楽しみにしていたのだが、
残念ながら、あまりそうはならずに暗いままで。
家の2階から北西の空を見て、18時40分頃の写真。
実はこの後、また雨が降り出してしまった。
台風は直撃しなかったけれど、
断続的に雨が降ったり、強い風が吹いたりという。

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2007年7月14日 (土)

カラヤンの1980年代 3

晩年のカラヤンはウィーンフィルとの録音をたくさん残したが、
その中でも最高の名演はチャイコフスキーの「悲愴」である。
このところずっとカラヤンを聞くときは、
ベルリンフィルを指揮したCDばかりだったので、
久しぶりに聞くと全く違う音がしていて、改めて驚かされた。
ベルリンフィルでのあの重厚さはどこかへいってしまって、
繊細で透明で、やはりオーケストラによって変わるものである。
全体の造形のバランスや緩急の自在さに関しては、
70年代の録音に比べるとやはり集中力が落ちているのか、
というよりも自己への厳しい抑制から解き放たれて、
よりその場での想いをストレートに反映させる演奏へと変貌したのか
音楽への自由度が増しているような気もして、
それはわがままとも受け取れるし、しかしそれこそが芸術である。

ウィーンフィルでは同じくチャイコフスキーの交響曲で
第4番と第5番も録音しているのだが、久々に聞きたくなってきた。
実はこの「悲愴」は、カラヤンの死後に再発売されたディスクで、
第4番と第5番は、生前の最初に発売された国内盤しかなくて、
奥深くしまってあるのである。たまには入れ替えするか?
でも第4番と第5番は「悲愴」と比べると落ちるような気もして、
しかし改めて聞くと印象も違うかもしれないし、どうだろう。

DG 439 020-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月13日 (金)

落語のCD化

少し久しぶりに落語のCD化。
「反対車」(十代目 桂文治)
「四段目」(八代目 春風亭柳枝)
「松竹梅」(四代目 三遊亭圓遊)
「八五郎出世」(八代目 三笑亭可楽)
持っている録音からバラバラなのだが、
4つの噺を4人の噺家で。
楽しいのばかり集まった。
文治さんはいつもながら威勢よく元気で
柳枝さんの「四段目」は芝居噺、定吉が大活躍!
「松竹梅」はお馴染みで、めでたいご祝儀をとちってしまう。
そして「八五郎出世」。可楽さんはやっぱりいいな。

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2007年7月12日 (木)

フランクフルト放送交響楽団

ヘッセン放送による自主制作盤で
ヒュー・ウルフ指揮フランクフルト放送交響楽団。
ハイドンの交響曲第92番、第96番、第97番である。
素晴らしい!録音もいいし、ハイドンの魅力を堪能。
ハイドンの交響曲は、特別に詳しいわけではないのだが、
でも大好きで、時と場合によっては、モーツァルトよりも好き!
興味あるのは、完全にハイドン。面白いから。
演奏はヒュー・ウルフのスタイルでハープシコード入り。
ピリオド的発想の解釈でリズムはいきいきと
そしてモダンオーケストラの特長もいかして、表情は豊か。
スピード感覚もテキパキと鮮やかに気持ちいい。
ヒュー・ウルフは本当にいい指揮者だ。
このシリーズでほんの数枚だけ聞いたけど、
すっかりファンになってしまった。

hr.musik.de hrml 015-03

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フリードリヒ・グルダ 1969

グルダの新しく発売になったCDだが、
録音は古くて1969年2月のドビュッシー前奏曲集。
LP時代の当時は出回っていたそうなのだが、
私はこの録音はこれまで知らなかったので、
前奏曲集で第1巻、第2巻あわせて24曲の
ステレオ録音が残されていたなんて、驚きである。
これがすごくいい。私は熱烈なグルダ・ファンだけど、
やはりグルダといえばベートーヴェン、モーツァルト
そしてシューベルトというふうに(あとは自作)
ドビュッシーもグルダはよく弾いて、知ってはいたけれど、
全曲にまとめて、こんなに魅力的だなんて正直思わなかった。
というのも、歴史的にみて、フランス人でなくても
モーツァルトがうまいピアニストはドビュッシーがうまい
ワルター・ギーゼキング、イングリット・ヘブラー、
グルダもまたその仲間に入れていいということか。

柔軟な音楽はまさにグルダっぽい印象であり、
しなやかな動きがふさわしくて、でもいまひとつ、
ときに大まかに仕上がって聞こえてくるのは残念。
ミケランジェリやポリーニのような
徹底してコントロールする完璧さは感じられない。
もっと自由に響きを解き放っているような。
開放感のある中で美しい響きが粒立ちよく、
しかし時折、ペダルの残響が長く、
音が反響して重なり合って聞こえるのは気になる。
これはグルダの演奏上の問題というよりは、
録音における技術的な欠点なのかもしれないが。

MPS 476 5674

「フリードリヒ・グルダ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月11日 (水)

ホタルノヒカリ

20070711b

今日からはじまったドラマ「ホタルノヒカリ」
綾瀬はるか、かわいい!
なんてかわいいのだろう!
でも演じているのは干物女。
かなり笑えるし、今後の展開にも期待だ。

「外の顔」と「内の顔」があって、
実はかなり違うのねというのはよくあると思うし、
外で一所懸命がんばっている分、
家ではくつろぎたい(だらしなく…)というのも
わかる気がするんだけど。
実は私も書類(図面、送られてきた郵便物、送ったFAX…)や
カタログ類、材料サンプル、なかなか片付けられないのである。


画像は日本テレビのホームページより
http://www.ntv.co.jp/himono/

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今日のおかしな天気

20070711

今日は午前中に出掛けていたのだが、
明るくなったなと思うとまた暗くなってきて、
雨がやんだと思うと急に強く降りだしたり、
南からの風で吹きつける感じ。
こういう天気の日って、夕方の日没時に
空がすごい色をすることがあるのだが、
夕方7時ごろの北西の空、今日の写真である。
ちょっと恐い感じの妖しい美しさといったところか。
雲が多かったので、紅くなる空ではなかった。

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2007年7月10日 (火)

マーラー室内管弦楽団2005/2006

クラウディオ・アバド指揮マーラー室内管弦楽団による
シューマンのチェロ協奏曲(ナターリャ・グートマン)
ブラームスのセレナード第1番である。
2006年3月から4月にかけてのライブ録音。
アバドの新譜はなかなか聞けなくなってしまった。
本当に一枚一枚が貴重な録音で大切である。
そして今回も協奏曲だし、アバドが引き立て役に回る
ということが多くなっているような気もして、
オーケストラに関しても、マーラー室内管弦楽団という
若手の魅力を存分に引き出して、紹介に務めているのである。

シューマンのチェロ協奏曲が美しい演奏で
ナターリャ・グートマンは穏やかに朗々と歌い、
一方でオーケストラは、アバド好みのシャープで立体的な造り、
ゆったりと流れる音楽の大きさを感じながらも
引き締まった無駄のない時間はアバドならではである。
ブラームスのセレナードもすごくいい。
開放感に満ちて、明るく楽しい作品だが、
ここでもアバドの室内楽的響きの追求は絶好調で
好きな人にはこれはたまらない。
マーラー室内管弦楽団への信頼の表れだと思うが、
音楽がのびのびと展開されて、なんと心地よいことか。
セレナード第1番はかなり久しぶりに聞いたけれど、
ブラームスの若さみなぎる素晴らしい作品だと再認識。
巨匠アバドが若い演奏家たちと出会って、
新鮮な感覚と発想を得て、瑞々しい音楽を生み出している
というところが、このディスクの最大の成果である。

DG 476 5786

「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月 9日 (月)

エリアフ・インバル 9

エリアフ・インバル指揮ウィーン交響楽団による
ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」。
これまた明るい響き。ユーモアに焦点を当てたのか!
このシリーズは(今のところ)どの曲も楽天的な傾向が強くて、
でもこの作品だと、晴れ晴れとした思い切りのよさ、私は好きだ。
清々しい。気持ちいい。なんていう言葉は、
ショスタコーヴィチの交響曲には普段使わない。
でもインバルの「レニングラード」は、独特の光と風が魅力である。
この交響曲のイメージを変えてくれる。という点で大成功!
まあ、やっと最近、私の中でこの作品をわかってきた
というのもあると思うのだが、インバルの演奏で
この交響曲により親しみを感じたというのはたしかである。
インバルという人は、かなりに緻密に作品に取り組むので
この必要以上に壮大で捉えきれない交響曲を
シャープに明解に聞かせてくれている
というのも大きいと思うのだが。
第2楽章、第3楽章と美しい響きを聞いていても
私の好みでは、インバルのこの演奏は評価が高い。

DENON COCO-70656

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月 8日 (日)

バイロイト音楽祭2007

ペーター・シュナイダーについて、
バイロイトへの出演記録をちょっと調べようと
バイロイト音楽祭のホームページを見たのだが、
びっくり!ショックである。
「タンホイザー」のファビオ・ルイージが降板したらしい。
指揮はクリストフ・ウルリヒ・マイアー(Christoph Ulrich Meier)。
ベルリンではバレンボイムのアシスタントを務め、
バイロイトでもこのフィリップ・アルロー演出の「タンホイザー」で
ティーレマンのアシスタントを務めていたらしい。
それに続いて、現在の「指環」でも
ティーレマンについているとのことである。
大抜擢だろう。成功をつかんでほしい。
どうなるかわからないが、期待している。
もしかしたら将来のバイロイトを背負うような
逸材なのかもしれないし。

ファビオ・ルイージの降板について、
ご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてください。
すごく残念です。ショック…
今年の「タンホイザー」を楽しみにしていました。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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ペーター・シュナイダー

ベン・ヘップナーの「ニーベルングの指環」名場面集。
「ワルキューレ」からはジークムントを
「ジークフリート」「神々の黄昏」からジークフリートを歌っている。
ペーター・シュナイダー指揮シュターツカペレ・ドレスデン。
ヘップナーのCDでこの美声は最高なのだけど、
それ以上にペーター・シュナイダーの指揮に夢中である。
シュナイダーはバイロイトでも大ベテランで
近年も2005年の「ローエングリン」、
昨年2006年の「トリスタンとイゾルデ」を指揮したが、
渋い存在ながら、圧倒的に高い評価を得ている。
ここでの「指環」も昨年の「トリスタンとイゾルデ」と同様に
強引に押すところがなくて、むしろ力が抜けて、
しなやかに極めて自然な流れを生み出している。なんと美しい!
基本は明るい響きで、細やかに丁寧に表情が創り出されていく。
作為的な部分はなくて、さすがに「指環」を数こなしている指揮者だ。

「ワルキューレ」からのジークムントの場面は、
第1幕第3場からの切り取りであり、
ジークリンデとのやり取りから
ジークムントの歌だけを無理やり取り出しているような
ちょっとこれは残念だ。ストレスたまる。
全部聞きたい!続けて聞きたい!
音楽が素晴らしいだけに、これでは納得いかないでしょ。
とにかく感動的な演奏であり、もしこれが全曲盤だったら!

「ジークフリート」はずっといい。
第1幕後半のジークフリートの鍛冶の歌。
第2幕から「森のささやき」を中心とする場面。
第3幕からのブリュンヒルデと対面する場面。
こちらはミーメも登場しているので
省略なしに物語の展開どおりに音楽が流れて、
充実している。感動的である。
特に第3幕第3場の透明な響きは最高だ。

「神々の黄昏」は管弦楽が中心で
序幕から第1幕への間奏で「ジークフリートのラインの旅」
第3幕からジークフリートがブリュンヒルデへ告別の歌を歌い、
ジークフリートの死、葬送行進曲で幕を閉じる。

明るいワーグナー、豪快でない「指環」、
どちらかといえば軽やかに流れているようで
こういうワーグナーもあるのだ。
その繊細さ、透明感は極上の仕上がり。
ペーター・シュナイダーはすごい!
シュナイダーがバイロイトで「指環」を指揮していたのは、
1980年代半ばのことである(1984~1986)。
ショルティから受け継いで、その後がバレンボイム。
20年以上も経過しており、実際の評価でも、
当時と現在では、シュナイダーは今の方が格段にいいようで、
といっても、これからのバイロイトで
「指環」を指揮することはもうないだろう。
聞いてみたい。どうしても!って、そういう気持ちになる。
このCDは宝だ。70分で「指環」を聞ける?
まあ、完璧ではないが、うまく編集されている方だとは思う。
しかしワーグナーはやはり全曲盤じゃないと物足りない…

DG 00289 477 6003

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
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2007年7月 7日 (土)

ラン・ランのベートーヴェン

ラン・ランの最新盤はベートーヴェンのピアノ協奏曲。
クリストフ・エッシェンバッハ指揮パリ管弦楽団で
今年2007年1月の録音である。
すごくいい演奏。気持ちいい!
正直なところ、ラン・ランが有名になって最初の頃は、
私の理解の範囲をはるかに超えて、
びっくりしながら聞いていたのだが、いまはすごくいいと思う。
ラン・ランは自分の道をまっしぐらに突き進んでいるけれど、
私はそれを必死に追いかけつつ、
ちょっと最近は、それを楽しむ余裕が出てきて、
するとすごく魅力的な存在で、絶対に代わりのいない人。

第1番のピアノが最初に出てくるところ。
パッと青空が広がり、その気持ちよさ、
心は一点の曇りもなく晴れ渡り、
ハッとして、ミケランジェリの演奏を思い出した。
こういうことは本当にない。珍しいこと。うれしい!
ラン・ランの音は、特別である。
表現、音楽に注目してしまうが、
その前にラン・ランの音はすごい。

そして工夫に満ちて、細やかに表情を作り出している
独特の演奏を聞き進んでいくと、今度は、
エッシェンバッハもこの第1番を弾き振りで弾いていて、
カラヤン指揮ベルリンフィルとの昔の演奏も素晴らしいが、
話題にしているのは、指揮者として活躍する最近の話で
私が持っているのはハンブルクNDR交響楽団とのライブだが、
ラン・ランは共演しているエッシェンバッハの音楽にも
すごく共感して弾いていることがわかる。
というのを確認したのは、第1楽章のカデンツァだった。
詳しく比較したわけではないのだが、
エッシェンバッハのときと同じものを
ラン・ランのここでの演奏にも感じるのである。
本当に迷いなく、心にあるものをストレートに出し切って、
なんと創造に満ちたベートーヴェンだ。
面白い、楽しい、だけでなく、
そこに存在する音楽に感動して、夢中にさせられる。
それだけの強い輝きがある。若さなのか?才能?
ラン・ランのこの天才ぶり、無限の可能性、
これからどうなっていくのだろう?
本当に想像もできない、というところが最大の魅力だ。

第4番は、ラン・ランのイメージだと大人しめの作品だが、
すごく感情を込めて、細やかな表情を豊かに描き出し、
美しく表面的には平穏な印象以上に、
内面では大胆に鮮やか、激しい想いが込められている。
エッシェンバッハの指揮によるオーケストラも
ピアノに負けずに表現の振幅が大きく、
パリ管弦楽団の明るい音色が心地よい。
一方で第2楽章は短調の厳粛な音楽だが、
低音を強調して荘厳さを力強く演出するエッシェンバッハと
繊細な美しさを優しく丁寧に扱っていくラン・ランで
そのコントラストは見事、深みのある音楽である。
そして空気は一変して、軽妙に駆け抜ける第3楽章、
この辺の圧倒的な効果は、ラン・ランの思い通りに大成功!

DG 00289 477 6719

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ラン・ランとエッシェンバッハ

ラン・ランの最新盤でベートーヴェンのピアノ協奏曲。
その演奏を聞く前にボーナスDVDを観る。
レコーディング風景やラン・ランのインタビュー。
私の大好きなエッシェンバッハもいろいろしゃべっている。
このDVDは面白い。付録にしては、完成度が高い!

フィラデルフィア管弦楽団の来日公演で
ラン・ランとエッシェンバッハの共同作業は、
自分の目で見て、よく知っているが、
このDVDを観ていても、互いに理解しあい、
音楽的にしっかり結びついて、
良い関係にあることが伝わってきた。
レコーディング風景の映像はすごくいい。
楽しめるし、このふたりがまた絵になっている。

ラン・ランがベートーヴェンの作品について、
演奏を交えつつ、語っているが、この映像も興味深い。
ラン・ランは演奏のときにピアノから完全に目を離して、
体も客席の方に向けてしまって、
どこを見ているのかわからないような
不思議な表情をして弾いていることがあるが、
(そのとき何とも幸せそうな顔をしている)
そこにはラン・ランの世界が広がっていて、
ベートーヴェンと交信しつつ、それを感じながら演奏している、
どうもそうらしいのである。というのを私は感じたのだけど。
ある程度、スコアの領域は超越してしまって、
完全に音楽的な部分、感覚的な面においてである。
やはりそういうところは、ラン・ランはちょっと特殊ではないだろうか。
天才的でもあり、ときにやりすぎ?って感じるのはそういうところ。
でもラン・ランは自分の方法で好きにやってくれた方がいい。
それがなくなってしまったら、つまらなくなってしまう。
そういうのが嫌な人は、きっと聞いていないのだろうし。

あまり関係ないが、収録風景の映像で
後ろの方に調律のファブリーニさんらしき人が映っていて、
もしかしたらこのラン・ランが弾いているピアノ、
楽器を提供しているのか、調律もしているのか、
何らかの形で関われているのかもしれない。

もうひとつ、このCDをきっかけにして、
エッシェンバッハはDGに復帰してほしい!
ラン・ランとの共演という点では、
確実に今後も続編はあると思うのだが、
エッシェンバッハのCDとして、交響曲など、
それがベルリンフィルやウィーンフィルとだったらさらにすごい!
DGならば、それを実現させてしまうだけの力があると思うのだが。
DVDの最後にラン・ランとピアノ連弾をしているが、
そちらの可能性もありそうだ。企画としてもいいと思うけど。

DG 00289 477 6719

「クリストフ・エッシェンバッハ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月 6日 (金)

シカゴ交響楽団2006/2007

新しくスタートしたシカゴ交響楽団の自主制作盤シリーズ。
2006年10月のライブでマーラーの交響曲第3番。
指揮はもちろんベルナルト・ハイティンクである。
シカゴ交響楽団のすごさというのは、ショルティ、バレンボイム、
そしてブーレーズなどの演奏を通して、よく知っているわけだけど、
ここにハイティンクの音楽との融合が生まれ、
その素晴らしさは新発見であり!感動的なマーラーとなった。
シカゴの音は、マーラーの第3番としては、
ショルティ指揮の名演を思い出す、まさにシカゴ・サウンド、
伝統はしっかり受け継がれているようだが、
その音楽はというと、ハイティンクのゆったりとした
内面的な大きさ、広がり、腰の低いどっしりとした響き、
これらがずっと昔からあったかのように
極めて自然な形で一体となっているのである。
録音も最高の仕上がりで、迫力の盛り上がりから
マーラーの自然描写における繊細な響き、
各楽器の表情も豊かで音楽の喜びに満たされる。
ハイティンクは非常に丁寧にリハーサルを重ねたに違いない。
音楽を流れで扱わず、細部までよく描きこまれている。
今後、シカゴの最新ライブをいろいろ聞けるようになるといいのだが、
ライブ収録のレコードとして、ここまで密度の高い
こだわりに満ちた完成度をなすのはそう容易なことではないだろう。
オーケストラ・ファンの方は、このCDだけは逃さないでほしい。
シカゴの新しい歴史がはじまったという点でも
貴重な録音が理想の形として残された。
極上!ブラヴォ!

CSOR 901 701

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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レイフ・オヴェ・アンスネス

アンスネスが弾くラフマニノフのピアノ協奏曲。
アントニオ・パッパーノ指揮ベルリンフィル。
2005年6月の録音で第2番はライブである。
これは本当に素晴らしい演奏。私は好きだ。
好みもあると思うけれど、アンスネスの演奏は、
どんな作品を聞いても、私はいつもピッタリと来て、
鮮やかで快調にその清々しさは最高である。
今回も切れ味よく、清潔感の漂うラフマニノフ。
しかもロマンティックな部分は美しく歌われている。
とにかく文句なし。現代の理想である。
そしてこの演奏、オーケストラも大活躍。
さすがにベルリンフィルであり、かつてなく緊張感に満ちて、
これだけの刺激を生み出したのは、パッパーノの存在。
こういうラフマニノフならば、いつでも何度でも聞いていたい。

考えてみるとアンスネスの協奏曲録音は、
このところベルリンフィルが多くなっている。
シューマンとグリーグをヤンソンスの指揮で
バルトークの第2番をブーレーズの指揮で。
そしてこのラフマニノフの第1番と第2番。
そろそろベートーヴェンのピアノ協奏曲全集はいかがだろうか。
でもEMIはキーシンで予定しているようなので
さすがに続けるようなことはしないのか…

EMI 4 74813 2

「レイフ・オヴェ・アンスネス」に関する記述はホームページにもございます
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2007年7月 5日 (木)

アルフレッド・ブレンデル

ずいぶん感じが変わるが、今度はブレンデル。
ベートーヴェンのピアノソナタ、3度目の全集から
「ワルトシュタイン」、第22番、第28番。
他のは昔からみんな揃っていたのだが、
この一枚だけが、後回しになっていて、
そのうちに店で見かけなくなってしまって、
最近見つけて、やっと手に入れてきたのである。
これできちんと全集とすることができた。
1990年代のこの時期のブレンデルは、
よい意味で表現の充実、濃厚な表情付けがあり、
あえていえば、少々くどく感じられる場合もあるのだが、
工夫が凝らされている点では、面白いのである。
でも現在のブレンデルだったら、
「ワルトシュタイン」をどう弾くのだろう?
聞いてみたい。興味ある。
もっと軽やかに自然な表情で、流れるように、
もしかしたら驚くほど淡白な仕上がりに、
そんなベートーヴェンを聞かせてくれるような気もする。
でもここでの演奏は、ブレンデル流が見事に実践されていて、
考え抜かれた思索に満ちたベートーヴェン像、
驚くべき密度の高さで完成されている。

PHILIPS 438 472-2

「アルフレッド・ブレンデル」に関する記述はホームページにもございます
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2007年7月 4日 (水)

ニコライ・ルガンスキー

ルガンスキーのベートーヴェン。
ピアノソナタ「熱情」、「月光」、第22番、第7番。
2005年2月の録音で少し前に発売されたものである。
冒頭の「熱情」など、硬質な感じがまるでギレリスのよう。
迫力(重み)で聞かせるのではなく、
音楽をクリアに響かせようとするところ
この辺はルガンスキーらしいって、私は感じるのだが。
「月光」もスケールの大きいロマンティックな表現で
こういうところはロシアのピアニストという印象である。
これまでルガンスキーはラフマニノフなどを中心に聞いてきたが、
今回ベートーヴェンを聞いてみて、ルガンスキーの先に
ギレリスやリヒテルなどの存在がはっきりと感じられて、
それには少し驚いた。いままであんまり考えたことなかった。
第22番はリヒテルも好んで弾いていた作品である。
演奏そのものが似ているということはないが、
根底には共通のものがあるような、何か感じられてならない。
第7番など、巨大な動力が働いているのに
細かいところまで、まるで機械仕掛けのように正確に運動する、
こういうところはいかにもという感じである。
今度はぜひルガンスキーのシューマンなどを聞いてみたい。

Warner 2564 62300-2

「ニコライ・ルガンスキー」に関する記述はホームページにもございます
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カラヤンの1980年代 2

そしていよいよカラヤンの「英雄の生涯」。
1985年2月の録音である。
ベルリンフィルから重厚な響きを引き出して、
しかしこの音の美しさ、華やかな感じ、
やはり究極の名盤なのである。
雄大な広がり、奥行き、濃厚な密度、
そしてカラヤンの「やりたいようにやる」という
はっきりとした主張がにじみ出て、
こういう押しの強い説得されてしまう演奏には
近年ではあまり出会えなくなってしまったと
そんな気がしてくるのである。
最近の演奏にあるしなやかさ、柔軟に音楽を扱う巧みさ、
そういうものはなくて、カラヤンは無骨である。
当時はそんなこと思ってもみなかったのだが、
いま聞くとそこに感じることって、ずいぶんと違って、
それだけ演奏のスタイルが変貌したということなのだろう。
同じベルリンフィルでも、20年を経たラトルの指揮による演奏では、
もっと自在な動きがあって、開放された感覚、
自由な発想に満たされているのである。
カラヤンの演奏には懐かしさを感じる。
それが時代の流れ。

DG 439 039-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月 3日 (火)

カラヤンの1980年代

1985年録音の「英雄の生涯」に行く前に
「ツァラトゥストラはこう語った」と「ドン・ファン」
これらは1983年9月の録音である。
ただひたすら感動するばかり。
カラヤン流の雄大な音楽、厚い響きの中に
恐ろしく細やかで繊細な表情を持ち込む
本当に見事なR.シュトラウスでこの代わりはない。
でも20年以上を経て、現在のスピード感覚からすると
少し前の時代のスタイルのようにも感じられる。
カラヤンという人が歴史上の人物になってしまったということか。
しかしこの演奏は録音が素晴らしくて、圧倒される迫力、
音の輝き、そして色彩、なんというリアルな感触、
いま目の前で音楽が生み出されているかのような
そんな新鮮な喜び、そこはさすがにカラヤンのシュトラウス。

DG 439 016-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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バーバラ・ボニー

今日もバーバラ・ボニーの2004年来日公演を聞いている。
ピアノはウォルフラム・リーガー。
ウォルフラム・リーガーはハンプソンの伴奏でよく知っているけれど、
私はこの人のピアノ伴奏がかなり好きで、
でもここではバーバラ・ボニーのリサイタルに登場で珍しい。
バーバラ・ボニーはいつもマルコム・マルティノーだと思う。
とはいっても、ザルツブルク音楽祭で
ハンプソン・プロジェクトに出演しているので、
共演している録音がないわけではない。
バーバラ・ボニーはよく放送されるので、
結構たくさん録音を集めていると思うが、調べてみた。

ザルツブルク・モーツァルト週間2000
「バーバラ・ボニー ソプラノ・リサイタル」
→ アンドレ・プレヴィン
(2000.1.23 ザルツブルク モーツァルテウム大ホール)

シューベルティアーデ音楽祭 2000
「バーバラ・ボニー ソプラノ・リサイタル」
→ マルコム・マルティノー
(2000.6.25 フェルトキルヒ音楽院ホール)

2000年来日公演
「バーバラ・ボニー ソプラノ・リサイタル」
→ マルコム・マルティノー
(2000.9.14 紀尾井ホール)

シュヴェッツィンゲン音楽祭2001
「バーバラ・ボニー ソプラノ・リサイタル」
→ マルコム・マルティノー
(2001.5.23 シュヴェツィンゲン コンサート・ホール)

ドナウ・アルトミュール・サマーコンサート 2003
「バーバラ・ボニー ソプラノ・リサイタル」
⇒ ウォルフラム・リーガー
(2003.7.13 インゴルシュタット劇場フェストザール)

ザルツブルク音楽祭2003
「ウォルフ・マラソン」(ハンプソン他と共演)
⇒ ウォルフラム・リーガー
(2003.8.4 ザルツブルク祝祭小劇場)

ザルツブルク音楽祭2004
「ドヴォルザークと同時代の歌曲」(ハンプソン他と共演)
⇒ ウォルフラム・リーガー
(2004.8.17 ザルツブルク祝祭小劇場)

2004年来日公演
「バーバラ・ボニー ソプラノ・リサイタル」
⇒ ウォルフラム・リーガー
(2004.10.28 紀尾井ホール)

私のところにあるバーバラ・ボニーの録音は
すぐに調べられたところでこんな感じである。
マルコム・マルティノーのイメージが強かったのだが、
どうもそれは2000年から2001年の頃の話のようだ。
ピアノ伴奏による歌曲リサイタルの録音だと
2005年以降は放送されていなかったか?

CDR286/287

「バーバラ・ボニー」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月 2日 (月)

バーバラ・ボニー

バーバラ・ボニーのソプラノ・リサイタル
2004年10月28日 紀尾井ホール
前半はシベリウス、グリーグ、ステンハンマル、
アルヴェーン、シェーベリという北欧の作曲家による歌曲。
美しい曲ばかりでこのひんやりするような透明感、
なんと心ひきつけられることであろう。
ボニーは同様の企画でCDも出しているので、
自信があって歌っているに違いない。
本当に素晴らしくてうっとりである。
後半はブリテンの歌曲集「この島国で」と
マーラーの「こどもの不思議な角笛」からの4曲。
ブリテンの作品がすごく面白いし、
マーラーの最後には「天上の生活」が歌われ、
これは交響曲第4番の第4楽章なのだが、
実に魅力的なプログラムである。
マーラーといえばオーケストラ作品だが、
ピアノで聞く歌曲も私は大好きで
ここでピアノを弾いているウォルフラム・リーガーは、
トマス・ハンプソンと組んでのマーラー演奏でもお馴染み。
そしてアンコールにはR.シュトラウスも歌われる。

CDR286/287

「バーバラ・ボニー」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年7月 1日 (日)

今日の晩御飯と吉田秀和

20070701

日曜日の晩御飯、私が料理した。
「リゾットのキノコのせ」である。
きちんと生米を炒めるところからはじまって、
でも上にのせたキノコは、シイタケとシメジだけ。
すごくおいしくできた。両親にも好評。
父はこってり油っぽい料理を嫌うので、
仕上げに混ぜるチーズの量は控えめに
あっさりとした口あたり。

夜はゆっくり音楽を聞こうと思っていたのだが、
教育テレビの吉田秀和(音楽評論家)を特集する番組、
最後まで夢中になって見てしまった。
私も吉田秀和さんの音楽評論は大好きである。
自分の言葉で心にある想いがこちらに伝わってくるところ、
他にはない吉田秀和流評論の大ファンだ。
ときに音楽を離れ、美術批評へと傾き、
哲学的にも感じられたり、文学的、言語学的であったり、
そういうときは、私には難しく感じられることもあるのだが、
吉田秀和さんの言葉によって、音楽への道が開かれた、というのは、
私にとってもこれまで多大な影響を与えられてきたのである。
最も重要であったこと、印象的であったこと、忘れられないこと、
それは吉田秀和さんによって紹介された
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリのピアノである。
ミケランジェリの演奏を水墨画のモノトーンで語る人もいるのだが、
吉田秀和さんはキラキラと輝く印象派の色彩に例えた。
私はその言葉によって、ミケランジェリを知り、永遠に聞き続ける。

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