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2007年7月 5日 (木)

アルフレッド・ブレンデル

ずいぶん感じが変わるが、今度はブレンデル。
ベートーヴェンのピアノソナタ、3度目の全集から
「ワルトシュタイン」、第22番、第28番。
他のは昔からみんな揃っていたのだが、
この一枚だけが、後回しになっていて、
そのうちに店で見かけなくなってしまって、
最近見つけて、やっと手に入れてきたのである。
これできちんと全集とすることができた。
1990年代のこの時期のブレンデルは、
よい意味で表現の充実、濃厚な表情付けがあり、
あえていえば、少々くどく感じられる場合もあるのだが、
工夫が凝らされている点では、面白いのである。
でも現在のブレンデルだったら、
「ワルトシュタイン」をどう弾くのだろう?
聞いてみたい。興味ある。
もっと軽やかに自然な表情で、流れるように、
もしかしたら驚くほど淡白な仕上がりに、
そんなベートーヴェンを聞かせてくれるような気もする。
でもここでの演奏は、ブレンデル流が見事に実践されていて、
考え抜かれた思索に満ちたベートーヴェン像、
驚くべき密度の高さで完成されている。

PHILIPS 438 472-2

「アルフレッド・ブレンデル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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