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2007年7月 4日 (水)

ニコライ・ルガンスキー

ルガンスキーのベートーヴェン。
ピアノソナタ「熱情」、「月光」、第22番、第7番。
2005年2月の録音で少し前に発売されたものである。
冒頭の「熱情」など、硬質な感じがまるでギレリスのよう。
迫力(重み)で聞かせるのではなく、
音楽をクリアに響かせようとするところ
この辺はルガンスキーらしいって、私は感じるのだが。
「月光」もスケールの大きいロマンティックな表現で
こういうところはロシアのピアニストという印象である。
これまでルガンスキーはラフマニノフなどを中心に聞いてきたが、
今回ベートーヴェンを聞いてみて、ルガンスキーの先に
ギレリスやリヒテルなどの存在がはっきりと感じられて、
それには少し驚いた。いままであんまり考えたことなかった。
第22番はリヒテルも好んで弾いていた作品である。
演奏そのものが似ているということはないが、
根底には共通のものがあるような、何か感じられてならない。
第7番など、巨大な動力が働いているのに
細かいところまで、まるで機械仕掛けのように正確に運動する、
こういうところはいかにもという感じである。
今度はぜひルガンスキーのシューマンなどを聞いてみたい。

Warner 2564 62300-2

「ニコライ・ルガンスキー」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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