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2007年8月 3日 (金)

バイロイト音楽祭2007

今年のバイロイト音楽祭も昨日の「パルジファル」で
全演目一回目の公演が終わったはずである。
ネットラジオで生中継を聞くこともできるのだが、
年末のFM放送を新鮮な気持ちで聞くことにして、
私はそれまで待つことにしたのだ。
でも気になる関心は抑えられないので、
情報として、いろいろな記事を読んでは楽しんでいる。

カタリーナ・ワーグナーによる新演出
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、
すでに書いているけれど、演出は不評。
こういう展開だと、来年以降どう改善していくか?
カタリーナは切ることが出来ないので、
セバスティアン・ヴァイグレを切るという展開にならないことを祈る。

ファビオ・ルイージの直前のキャンセルで
「タンホイザー」はかなり混乱したようだが、
クリストフ・ウルリヒ・マイアーで見事に乗り切ったらしい。
中途半端によそから指揮者を連れてくるよりも
アシスタントとはいえ、舞台を知り尽くしている
マイアーの起用は正解だったようだ。
しかし知名度がないという点は明らかなので、
それで会場の聴衆が納得するのか?
という指摘はずいぶんあった。
でもその一方で土壇場になって起用される恐ろしさ、
それは容易に想像できるけれど、
無事にこなすことができれば、暖かく迎えられる。
バイロイトでもそういうことは大いにあって、
結果的にかなりの好印象につながった。
勢いはあるけれど、響きが雑という指摘も見られるが、
音楽祭期間中、公演を繰り返していれば、
きっと見違えるように素晴らしくなるに違いない。
演奏しているのは、バイロイト祝祭管弦楽団である!

ティーレマンのリングは、昨年以上という評判。
でもドルストの演出については、
今年はブーイングも出たらしい。
2006年のあの異常な喝采ぶりは、
やはりティーレマンに対してだったのか…
ジークムントのエントリク・ウォトリヒが降板して、
第2サイクルからロバート・ディーン・スミスが歌うらしい。
ロバート・ディーン・スミスのジークムントはいい!

そして最後に「パルジファル」。
シュリンゲンジーフの舞台は、今回もブーイングで
でも今さらそういうのが話題にならなくなってきているのは
少しずつ改善(舞台の上を整理)されてきているのと
さすがに毎年見てきて慣れてきた…というのと
あとは、今年で終わりだから…というのと、そんなところか。
2004年のあの大騒ぎ(大スキャンダル)はすごかったけれど、
早いもので、今年で4年目だ。演出が悪評でも
いままで耐えてこられたのは、ブーレーズの存在があったのと
それをアダム・フィッシャーが上手に受け継いで、
音楽面での充実が舞台を支えてきたということか。

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コメント

Nordbayerischer Kurier 新聞サイトに、
カテリーナ・ワーグナー演出「名歌手」のビデオ映像が掲載されています。
http://www.nordbayerischer-kurier.de/videos/0_151_217/details_566.htm
友人から教えてもらいましたので、お裾分けです。

投稿: torontoshi | 2007年8月 5日 (日) 02:45

新国立劇場の 指輪 指揮は、ダン・エッティガー なんですって。
たまたま、彼の所属するエージェント(事務所)に書いてあった。さー、どうでしょうか?当然に、オーケストラは、東京フィル ですよね。

投稿: 無名 | 2007年12月21日 (金) 20:01

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