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2007年8月11日 (土)

ゲオルグ・ショルティ 5

ショルティのマーラー交響曲全集から
交響曲第5番(1970年3月の録音)。
1960年代のショルティはロンドン交響楽団と
マーラーの交響曲をレコーディングしていたのだが、
この第5番がシカゴとの最初のマーラー録音となったそうである。
そして1990年には同じくシカゴ交響楽団と再録音しており、
この機会に久しぶりに聞いてみようと思っているのだが、
さらには1997年のチューリヒ・トーンハレでの
最後の演奏会もCD化されるようで
まだ買っていないが、そちらもぜひ聞いてみたい。

この演奏、1970年ということを考えると
驚異的なクリアさで、まずは衝撃である。
ステレオ効果の左右の分離という点では、
ちょっとわざとらしい感じもあるのだが、
しかし打楽器の明瞭さ、低音の攻めて来る迫力、
吼える金管などを聞くとこれは本物である。
ということでショルティのメリハリのきいた表現、
立体的な造形構築、厳しく追い込んでいく緊迫感、
そしてシカゴ交響楽団の輝きに満ちたサウンド、
演奏の方向性が録音でさらに強調されるのだが、
音楽への想いがしっかりと伝わってくる。
1970年だから、37年前になるのだけど、
この躍動して、今鳴り響いているような感覚、
ショルティの音楽は驚くほどに新鮮である。
終楽章での強引な盛り上げ方もショルティ流であり、
しかしその興奮といったら、とにかく凄まじい。
こちらの想いには関係なく、ほとんど無理やりに
絶対に感動させられる恐るべき説得力である。

DECCA 430 804-2

「ゲオルグ・ショルティ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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