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2007年8月 9日 (木)

ケルンWDR交響楽団2001/2002

昨日に続いてセミヨン・ビシュコフのショスタコーヴィチ。
今日は交響曲第11番「1905年」である。
2001年11月の録音で演奏はケルンWDR交響楽団。
実はもう20年ぐらい昔になるのだが、
はじめて買ったビシュコフのCDが、
ベルリンフィルとのこの交響曲第11番であった。
今回のはビシュコフの再録音になるのだが、
それもあって、何となく懐かしい感じがする。
でも聞きはじめるとそんな思い出はどうでもよくなって、
何だか凄まじいリアルな音響に一気に目が覚める。
昨日の第4番と同じく、こちらも録音が最高だ!
いや、こちらの方がさらに上を行く仕上がり。
金管の音色など、会場で本物を聞いている印象。
もちろん打楽器も重々しく暗く鳴り響く様子は異常な現実味。
この作品は、交響詩のような情景描写が有名だが、
すごい迫力である。正直驚いた。
内容としては重く深刻な背景があるのだが、
この時期のショスタコーヴィチの交響曲は
どれだけの演奏効果が上がるかで
実力が試されるようなところもあって、
しかしそれにしてもすごいことになっている。
カッコよすぎる!第2楽章の民衆が銃殺されて、
その後、突如に訪れる静寂の復活、
何という鮮やかさ、その切れ味、圧倒!
第3楽章も静寂の表現が美しく、
透明な中に絶望感が広がり、これがあるからこそ、
終楽章への高揚が一段と凄まじくなるのである。
第4楽章がまた激しく、厳しく、追い詰められる。
最後まで興奮がやまない、すごすぎる…
フィナーレの鐘の場面、連れて行かれてしまう…

AVIE AV2062

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