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2007年9月 5日 (水)

エリアフ・インバル 11

エリアフ・インバル指揮ウィーン交響楽団による
ショスタコーヴィチの交響曲第8番。
私はこの第8番が大好きでインバルには期待が大きい。
しかし聞きはじめると昨日の「幻想」と同じで
また極端に録音レベルが低い。音量をかなり上げないと。
というのは、この交響曲も静寂と激しい盛り上がりで
巨大なスケールで音楽が展開されるのである。
音量を上げているので、第1楽章の中間部で
凄まじい迫力の響きに圧倒される。快感。
でもインバルの表現はどちらかといえば雄大で
もっと厳しく追い込んでいくような感じでもいいのかも。
などといいつつ、ショスタコーヴィチで
あまりに深刻な響きを聞かされるのはちょっと苦手で、
ちょうどいいバランスのときに喜んでいるのである。
これまでにも書いてきたが、インバルのこのシリーズは、
傾向としてはいつも明るめのショスタコーヴィチであり、
第8番のような暗い色調に支配されている作品だと
少し中途半端な結果に終わっているような気もして。
しかし第2楽章以降、音楽そのものに勢いがでてくるので
インバルの鮮やかなコントロールは冴えてくる。
第3楽章から連続して第4楽章へと突入するあたりで
その重量感も見事だし、その後の緊迫感をともなった静寂、
強い集中力で一気に音楽に引き込まれる。
そしてそれが開放される第5楽章、
ここまで来るととにかく感動的でやはり最高だ。

DENON COCO-70655

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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