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2007年9月 8日 (土)

エリアフ・インバル 13

エリアフ・インバル指揮ウィーン交響楽団による
ショスタコーヴィチの交響曲第10番。
精妙な響きである。コントロールされている。
先日の第8番のときにも書いたが、
作品の性格上、真剣に内面の奥深くにまで
音楽を突き詰めていく必要があり、
一方でそれが深刻になりすぎるのは重い…
その辺のバランス感覚、ここでのインバルは素晴らしい。
聞く側がどう求めていくか、好みの問題もあると思うのだが。
いい緊張感である。集中力がみなぎっている。
聞いていて、強く引き込まれるインバルの説得力。
第10番の交響曲は、勢いづくスケルツォ楽章が短くて、
暗く停滞する音楽が、長くずっと続くのだが、
その辺は、聞く側にとっては、ときに過酷であり、
同時にこの作品の存在感をも示して、
でもここではだれることはないし、
時間も長いと感じられることはなくって、
インバルの解釈が完成されているのだなと
このシリーズでも第10番はかなりいいと思う。

DENON COCO-70654

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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