« 内田光子のベートーヴェン | トップページ | ゲオルグ・ショルティ 7 »

2007年9月10日 (月)

エリアフ・インバル 14

インバル指揮フランクフルト放送交響楽団による
シューマンのシリーズで交響曲第3番「ライン」。
後半は新ウィーン楽派の作品が組み合わされているが、
ウェーベルンのオーケストラのための5つの小品、
シェーンベルクの「浄夜」(弦楽合奏版)である。
「ライン」は軽やかに速いテンポではじまるが、
そういうところは、私はかなり好きなのだけれど、
しかしいまひとつ心に響いてこないのは…
引き締まった表現の中にシューマン独特の荘厳さを感じたい。
特に「ライン」はそういう音楽なのであり、
バーンスタインやティーレマンのような演奏だと
またちょっと求めるものも違って来るのだが。
第2楽章以降は普通である。どちらかというと…
終楽章はいきいきとした表現で面白いところもあった。
今回も後半のウェーベルンとシェーンベルクがいい。
ウェーベルンの研ぎ澄まされた鮮やかさは魅力だし、
最もシンプルな音の配列の中で無の時間に空間を感じ、
そういうところは、インバルのウェーベルンが完成されていると
短い作品ではあるが、密度の高さである。
「浄夜」はシェーンベルクの初期の作品でもあるので
ロマンティックな情景を濃厚に描き出して、
久しぶりに聞いたけど、やはり美しい音楽である。

DENON COCO-70822

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

|

« 内田光子のベートーヴェン | トップページ | ゲオルグ・ショルティ 7 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/16409852

この記事へのトラックバック一覧です: エリアフ・インバル 14:

« 内田光子のベートーヴェン | トップページ | ゲオルグ・ショルティ 7 »