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2007年10月23日 (火)

エリアフ・インバル 16

インバル指揮フランクフルト放送交響楽団による
シューマンの交響曲もこれで最後で今日は第4番。
後半に収録されている新ウィーン楽派の作品は、
シェーンベルクの交響詩「ペレアスとメリザンド」である。
シューマンではゆったりとした音楽作りで
インバルの第4番は遅いんだ…というのは最初のうち、
表現はきびきびとスッキリ鳴らして、
とにかく響きが重くならないよう、音が濁らないように
それだけはすごく気にしているようである。
背景に隠れて消えてしまいそうな音も聞こえてくるし、
そういうところはすごくいいのだけれど、
もうちょっと力強く、迫ってくるような感覚、
音楽が自然と勢いづいて、盛り上がっていくような
そんな演奏がよかったかな…とは少し思ってしまった。
「ペレアスとメリザンド」は文句なしの素晴らしさ。
インバルは隅々まできれいに整理している印象で
この巨大な編成の交響詩が室内楽のように響いてくるから
インバル流であり、シャープな仕上がりであると思う。
響きのバランスは見事。音色も美しいし、最高だ。
もっと濃厚な表現が渦巻いてもいいのかな?とは思うけど、
わけのわからない長大さに陥っている演奏も多いので
そういうのに比べれば、こちらの方が大歓迎。
まずはたいへん聞きやすいし、音楽がよく入ってくる。
インバルの新ウィーン楽派は、私は好きである。

DENON COCO-70823

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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