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2007年10月 1日 (月)

バイロイト音楽祭2006

20071001

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「トリスタンとイゾルデ」第2幕第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「トリスタンとイゾルデ」第2幕を聞きはじめた。
素晴らしい。ひたすら感動だ。
ペーター・シュナイダーの指揮は、
一段としなやかさが増して、無理なく自在である。
第1場から第2場の前半では、希望と喜びに満ちて、
今回の上演でも最も勢いのある音を響かせているが、
トリスタンとイゾルデのまわりは何も見えない
一途でがむしゃらの心理状態を思い切りよく表現。
そして第2場の半ばから有名な愛の二重唱へと進むと
まさに夢の世界にいるような感覚であり、
少し輪郭をぼやかして、うっとりの響きはとろけるようである。
ブランゲーネの警告が遠くから聞こえてくるが(見張りの歌)、
もはや耳には届かないという微妙な加減、
そして永遠の彼方に鳴り響いていくような管弦楽、
ペーター・シュナイダーが創り出した究極の境地である。
2006年の全公演においても最高の場面かもしれない。
ロバート・ディーン・スミスとニーナ・ステメの長大な二重唱で
歌が細かく入れ替わり、それが融合していくようなところでは
あまりの美しさに涙が出てきてしまう。
その後の第3場では一気に現実に呼び戻され、
夢を失って、大きな落胆と停滞の音楽、
その精妙さと透き通るような空気、緊張は緩まない。

CDR311/312/313/314

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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