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2007年10月19日 (金)

バイロイト音楽祭2006

20071019

バイロイト音楽祭のホームページより
「パルジファル」のリハーサル風景。
指揮する後姿はアダム・フィッシャー
クンドリのエヴェリン・ヘルリツィウス
パルジファルのアルフォンス・エーベルツ
http://www.bayreuther-festspiele.de/

去年のバイロイト音楽祭から「パルジファル」。
まずは一回、全体を通して。今日は第3幕。

アダム・フィッシャーの指揮は本当に素晴らしい。
ワーグナーを指揮させたら、現在最高の指揮者だ。
2006年の一番の注目はティーレマンの「指環」新演出。
そしてたいへんに評価が高かったのが、
ペーター・シュナイダーの「トリスタンとイゾルデ」である。
2006年のバイロイトは、どの演目も非常に質が高い。
しかし私の感想としては、最後に聞くこの「パルジファル」、
アダム・フィッシャーの「パルジファル」が最高であったように思う。
でもそれは音楽(録音)を聞いての感想であり、
実際の上演としては、ご存知の通り、
演出に関して、極めて厳しい批判が集まっているわけで。

第3幕の後半で寺院の場面での厳粛な音楽から
アンフォルタスの傷は癒え、平和の鳩が舞い降り、
明るい音楽へと転じて、感動的なフィナーレとなるが、
ブーレーズのときは、ちょっと速くて、流れすぎで、
それがすごくよかったのだけど、軽い印象があり、
偉大な作品の結末としてはあっさりしているような気がして、
その点、アダム・フィッシャーはじっくり聞かせてくれて、
これが普通かもしれないけど、やはりこちらの方がいいのかなと…
しかし終わると2006年も凄まじいブーイング。
もちろんそれはシュリンゲンジーフの演出に対して。
第2幕ではブーイングがなかったのだが、
第3幕では、きっちり意思表示しておかないとってこと?
音楽の充実感とのギャップには毎年驚かされ、
2004年からの「パルジファル」の録音は変なところで興味深い。
でもそれも今年で終わり、2007年で聞き納めである。

アダム・フィッシャーのワーグナーはこれからも聞き続けたい。
でもこの数年、バイロイトのライブ録音ばかり聞いているので、
他の歌劇場、オーケストラでワーグナーを聞くのはちょっと恐い。
2009年よりも先のことになるのか、
アダム・フィッシャーにはぜひバイロイトに戻ってきてほしい。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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