« 先輩の結婚式へ | トップページ | シューベルトの歌曲 5 »

2007年10月 9日 (火)

シューマンの歌曲 2

ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウの歌で
歌曲集「詩人の恋」作品48(1965年録音)。
ピアノはイェルク・デムスである。
同じくデムスが弾いたシューベルト「冬の旅」と同時期の録音で
「詩人の恋」の方が一週間ほど早くなっている。
後のブレンデルのピアノによる録音(1985年)について、
フィッシャー・ディースカウの歌がモノトーンな印象だと書いたが、
こちらはずっと明るい声で、表現の幅も大きく、
ささやくような語りからたっぷりとした響きまで感情豊かである。
シューマンのロマンティックな音楽は、こちらの方が楽しめるか。
もちろん歌手の表現は、それがすべてではないのだが。
そういう特長を堪能できるのには、
デムスのピアノがかなり貢献して、魅力的であり、
シューベルトのときよりもずっといいのかもしれない。
デムスはシューマンの美しい響きを理想的に再現して、
繊細にとはいかないかもしれないけれど、
まさに五月の爽やかな空気、新緑の香りを感じるのである。
さりげない細やかさで気持ちのよいそよ風が吹いている。
デムスのピアノでは、他にリーダークライス(作品24)や
「ミルテの花」からの数曲などもあるようだが
残念ながら、iTunesにはないし、
DG(輸入盤)のリストでも、すでに廃盤になっているようで
いずれ再発売されるようであれば、ぜひ聞いてみたい。

iTunes CDR317

|

« 先輩の結婚式へ | トップページ | シューベルトの歌曲 5 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/16710364

この記事へのトラックバック一覧です: シューマンの歌曲 2:

« 先輩の結婚式へ | トップページ | シューベルトの歌曲 5 »