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2007年11月 9日 (金)

カラヤンの1960年代 1

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
R.シュトラウスの「英雄の生涯」。
正確には1959年3月の録音なのだが、
カラヤンのDGにおけるステレオ録音の歴史は、
この「英雄の生涯」にはじまっているので、
1960年代の一連の録音を扱う上では、
やはりここからスタートするのがよいのではないかと。

カラヤンの「英雄の生涯」は1974年のEMI盤と
晩年になって、1985年のデジタル録音DG盤とあるわけだが、
この1959年の演奏では、やはり若々しいというか、
カラヤン独特の何かひたすら支配して、
自分の美学の完成にのみ固執し続けるような
高みの境地での緊迫感、そういうものがあまり感じられず、
もっと健康的な印象であり、明るさ、朗らかさが存在して、
カラヤンと思うと不思議な仕上がりである。
でもそこがここでの何よりの魅力であろう。
もちろん音楽の勢いはその後のどの演奏よりもあるのだが、
しかしそこにカラヤン流の強引さがない、
ここでの音楽の自然な流れも素晴らしい。
でもどれを聞いてもカラヤンのR.シュトラウスはやはり格別だ。

DG 449 725-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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