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2007年11月30日 (金)

私が聞いた今年の名盤2007

月末なので、今年の名盤の途中経過。
いよいよ今年もあともう少し。
今月はいろいろ追加してしまったが、
どうも
が多い…みんな素晴らしいです。

《交響曲》
◎ブラームス 交響曲第1番~ティーレマン指揮ミュンヘンフィル
◎ブラームス 交響曲第4番~ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団

○マーラー 交響曲第2番「復活」~ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
○マーラー 交響曲第4番~マーツァル指揮チェコフィル
○マーラー 交響曲第6番~エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団
○マーラー 交響曲第8番~ブーレーズ指揮シュターツカペレ・ベルリン

《管弦楽》
◎ニューイヤーコンサート2007~メータ指揮ウィーンフィル
◎ムソルグスキー 「展覧会の絵」~マーツァル指揮チェコフィル
◎R.シュトラウス 英雄の生涯~ルイージ指揮シュターツカペレ・ドレスデン


《協奏曲》
○ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
  ~エレーヌ・グリモー ユロフスキ指揮シュターツカペレ・ドレスデン

《室内楽》
◎マーラー ピアノ四重奏曲~クリストフ・エッシェンバッハ

《器楽曲》
◎ベートーヴェン ディアベッリの主題による変奏曲
  ~アルフレッド・ブレンデル(2001年5月30日ライブ)
◎シューベルト ピアノ・ソナタ D.958~レイフ・オヴェ・アンスネス
◎チャイコフスキー 「四季(7月~12月)」~クリストフ・エッシェンバッハ

○ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 1-3 ~マウリツィオ・ポリーニ
○ベートーヴェン ピアノ・ソナタ「ハンマークラヴィーア」~内田光子

《歌劇》
◎ワーグナー 「ニーベルングの指環」名場面集
  ~ペーター・シュナイダー指揮シュターツカペレ・ドレスデン


《声楽曲》
○ブラームス ドイツ・レクイエム~ラトル指揮ベルリンフィル

《ライブ盤》
◎マーラー 交響曲第3番~ハイティンク指揮シカゴ交響楽団
◎ショスタコーヴィチ 交響曲第4番~ビシュコフ指揮ケルンWDR交響楽団


は特に大切に感じられる名盤です)

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バイロイト音楽祭2002

昨日に続いて、バイロイト音楽祭2002から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
今日は第2幕である。ティーレマンの指揮。
バイロイトでは2003年から2006年まで
「マイスタージンガー」の上演はなかったので、
この2002年の放送を聞いて以来、
バイロイトの録音に関しては聞く機会がなかったし、
CDもその頃、カラヤン盤(ドレスデン国立歌劇場)、
クーベリック盤(バイエルン放送交響楽団)を買って、
その後は買っていないので、新たに聞いていないし、
今月は本当に久しぶりの「マイスタージンガー」なのだが、
ワーグナー好きの人(ワグネリアン)って、
実は「マイスタージンガー」が一番好きという人が
多いのではないだろうか?どうでしょう?
まあ「リング」を聞いているときは「リング」が最高だし、
「パルジファル」を聞いているときは「パルジファル」は格別で
毎回同じようなことを感じているのだけど。
でも「マイスタージンガー」のこの親しみやすさ
そして同時に清らかでもあり、
偉大な芸術を讃える深い精神性による音楽、
ちょっと他には存在しえない特別な作品である。
しかしワーグナーの作風は極めて高度なレベルに到達して、
主導動機の扱いはもうとにかく複雑で
逆にそこから解きほぐせば、わかってしまうのだが、
でもすべてを聞き出して、分析して理解してしまうのには、
私はまだまだ…もっともっと聞き込まなければ!
特に第2幕など、登場人物がめまぐるしく入れ替わり、
第7場まで変化に富んで、物語は一気に進行する。
しかしその面白さといったら!たまらない。
第2幕第7場ではついに喧嘩の大騒ぎに発展して、
有名なフーガの合唱である。その盛り上がりに興奮!
でも直後には静まって、夜警が11時を知らせる。
第2幕第5場では、同じく夜警が10時を知らせており、
実はわずか1時間の物語なのである。
聖ヨハネ祭(6月24日)の前日、夏の夜に大はしゃぎ!
なんて楽しいんだ!素晴らしい。究極の喜劇である。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月29日 (木)

バイロイト音楽祭2002

今日もバイロイト音楽祭2002から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕。
ティーレマンの指揮は、時間的にも聞いた印象でも
かなりゆったりとしたテンポ設定だが、
でも遅いという感じはしないし、むしろ
この細部まで丹念に表情を作りこんでいって、
歌手が気持ちよさそうに伸びやかな声で歌っているのには、
何とも感動的でたまらない。さすがである。
第1幕第3場でヴァルターが自分の経歴を歌う
「冬の静かな炉ばたで…」が美しいし、
マイスターの試験を受けて、春に寄せて愛の喜びの歌、
こちらはベックメッサーの嫌がらせで
減点の記録を黒板に殴り書きするチョークの音が入って、
ここは聞いていてもすごく面白い場面だと思うのだが、
ヴァルターのロバート・ディーン・スミスが最高で、
相変わらず私は大ファンである。
聞いているとジークムントが聞きたくなってしまう。
(「ワルキューレ」第1幕のジークムントも最高!)
話を「マイスタージンガー」に戻して
第3場ではローベルト・ホルのハンス・ザックスも登場しているが、
ザックスの活躍は第2幕以降堪能できるので楽しみだ。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
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2007年11月28日 (水)

バイロイト音楽祭2002

今日からバイロイト音楽祭2002の
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
指揮はクリスティアン・ティーレマンである。
「マイスタージンガー」は感動的だ。
明るく、楽しく、そして崇高な別格の存在。
最初に有名な前奏曲について、
ティーレマンがとにかく聞かせている。
すごい演奏でなんという充実感だ。
2002年に「マイスタージンガー」のこのプロダクションは終わり、
歌劇「タンホイザー」がフィリップ・アルローの演出で
新たにスタートしているが、この両作品を担当したのがティーレマン。
歌劇「タンホイザー」では15分にも及ぶ長大な序曲を
ティーレマンは暗闇の中でひたすら音楽だけを聞かせたそうだが、
ここでの「マイスタージンガー」前奏曲を聞いても
その音楽の凄みでは、「タンホイザー」序曲に通ずると思う。
「マイスタージンガー」前奏曲の最後の力強い和音のまま
第1幕第1場の教会の礼拝の場面へと続くが、
「洗礼の合唱」は美しく、ここは素晴らしい!
オルガンの音色も流れて、まずいきなりで
「マイスタージンガー」はやっぱりいいよな…
って思ってしまう、なんて魅力的音楽、舞台なのだろう。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
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のだめカンタービレ

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去年のこのシーズンに放送されていた
超笑えるドラマ「のだめカンタービレ」が、
正月の1月4日、5日の二夜連続で
フランス留学中の続編が放送されるらしい。
楽しみ!絶対に見る!!

画像はフジテレビのホームページより
http://www.fujitv.co.jp

ヴィエラ先生は出るのだろうか?
ヴィエラ先生とは、千秋先輩がプラハで過ごした幼少期に
音楽を教わっていた世界的指揮者である。
そこでドラマ出演していたのが、ズデニェク・マーツァル。
本当にチェコ人の指揮者を起用したところにこだわりが。
でも当時、マーツァルはアメリカにいたわけで…
その辺の事情には、辛い過去の歴史が絡んでいるので
ふれることはやめましょう。

でもチェコの人々の重大な歴史であり、
ズデニェク・マーツァルにとってもそれは同じで
なので、少しだけ記述しておくと、
1968年、ソ連軍がチェコに侵攻し、
マーツァルもタクシーを国境に飛ばして、西側に亡命した。
その後、マーツァルはアメリカで活躍していたが、
東西の冷戦も終わり、1996年にチェコに復帰。
「プラハの春」音楽祭1996での
チェコフィルとの再会がきっかけとなって、
2003年から首席指揮者となったのである。
この9月でその任は終了したが、
今後もチェコフィルとの親密な関係は続いていくだろう。
ぜひそうあってほしい。

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2007年11月27日 (火)

エリアフ・インバル 18

インバルのCDというとフランクフルト放送交響楽団
というイメージがあるが、でもラヴェルはフランス国立管弦楽団、
そしてショスタコーヴィチはウィーン交響楽団と全集を完成させた。
さらにはスイス・ロマンド管弦楽団を指揮した演奏も存在して、
今日はバルトークの弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽、
そして管弦楽のための協奏曲を聞いている(1989,1991年録音)。
スイス・ロマンドとはその後R.シュトラウスも録音しているので、
続いてこれから聞いていきたいと思っている。
バルトークだが、インバルらしい丁寧な音作りで
端整に音色がコントロールされているのは実に心地よく、
メカニックの点でも精妙を極めて、
向こう側まで透けて見えてくるような感覚は最高。
でも何となく、なぜかあまり音楽に集中できなくて、
夢中になって、のめりこんで聞くような、そういう印象ではない。
スイス・ロマンドでバルトークという選択は、
聞く側にとってもすごく魅力的なように感じられるのだが、
何か、中心の欠如というか、ぼやけているように思われる。
音楽をクリアに響かせることに神経を使ったのだが、
分解した様々な要素をまとめ切れていないのか?
スイス・ロマンドの明るい音色も違う感じ?
もっと徹底して引き締まった響きの方が好みなのかも。
すごくいいけど…何かいまひとつ来るものがない。

DENON COCO-70714

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
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2007年11月26日 (月)

モーツァルトの歌劇 1

モーツァルトの最後のオペラとなった
歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621
カール・ベーム指揮シュターツカペレ・ドレスデン。
ベームの最晩年1979年1月の録音である。
素晴らしい。演奏にベームの老いは感じられず、
まさにこれがモーツァルト!
ベームのモーツァルトがスタンダードに感じられるのって、
ちょっと古いのかな?当時私はまだ子供だったわけだけど。
でもアルノンクールやノリントンや…
21世紀になって、ピリオド解釈が主流になるなんて、
当時の人は夢にも思わなかったはず。
私にとっても音楽を聞きはじめた頃にはまだ
ベームのモーツァルトこそが究極の存在だったわけで。

「皇帝ティートの慈悲」は話がわかりにくいし、
さらにはレコードで音だけを聞いていると
ヴィッテリア(ユリア・ヴァラディ)、
セルヴィーリア(エディット・マティス)、
セスト(テレサ・ベルガンサ)、
アンニオ(マルガ・シムル)という4人の女声、
セストとアンニオは男役をメゾ・ソプラノが演じる
いわゆるズボン役なのだが、聞き分けにくい。
ということで私などが聞くと
ティート(ペーター・シュライアー)と
プブリオ(テオ・アダム)の歌が聞こえると
話の進み具合を確認できて、ホッとするという…
そしてオペラ・セリアなので、物語を語る上で
レチタティーヴォが長く、音楽の割合が低い。
しかしモーツァルトの作曲は充実の極みであり、
やはり晩年の傑作である。

DG 429 878-2

「カール・ベーム」に関する記述はホームページにもございます
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2007年11月25日 (日)

チェコフィル 横浜公演

20071125

今日は横浜みなとみらいホールへ
チェコフィルの横浜公演を聞きに行ってきた。
指揮はズデニェク・マーツァル。
写真は公演プログラムとマーツァルのサイン!
演奏終了後にサイン会が行われて、もらってきた。
「展覧会の絵」のCD解説書の裏面。
表は書く場所がないので、裏になってしまったけど、
大きく堂々と書いてくれて、幸せ!!
今日はいい日だった。最高だ…うれしい…

演奏も何ともいえない極上の幸福。
スメタナの「モルダウ」にはじまり、
ドヴォルザークの交響曲第8番、
そして後半はムソルグスキーの「展覧会の絵」。
「モルダウ」のあの有名なメロディがヴァイオリンに表れると
もうそこはプラハのドヴォルザーク・ホールである。
って、行ったことないんだけど、
でもチェコフィルのCDはすべて
ルドルフィヌムのドヴォルザーク・ホールで収録されているので
「あっ!この音」というふうにとっさに感じたのだろう。
チェコフィルを聞くのは2回目である。
2001年にアシュケナージの指揮でマーラーを聞いた。
その後ズデニェク・マーツァルが首席指揮者となり、
近年の注目の存在となっているわけで。
でもアシュケナージで聞いたときよりも
現在の方がずっといきいきして、表現に躍動があるような。
プログラムを読むとマーツァルは非常に時間をかけて
チェコフィルの癖というか、チェコ訛りというか、
それまでの指揮者が手をつけずにきた慣習のような
必ずしもそれらのすべてがいい訳ではないので
じっくりと時間をかけてチェコフィルの響きを見つめなおし、
かつて(ターリヒ時代)の理想の音色をもう一度取り戻そうと
努力してきているそうである。
インタビュー記事を読むかぎり、
我々がチェコフィルの特長(チェコ流)と思っているような表現を
しっかりひとつずつ丁寧に作り直していくような、
そういう印象もあるのだが、実は本物を聞いてみると
チェコ人の指揮者とチェコのオーケストラが出会って、
そうすれば、それは形ではない、自然に沸き起こってくるもの、
心で分かり合って、チェコフィルにしか生み出せない音楽、
そういうものを聞かせてくれようとしているのだと。
今日の演奏ではその思いをしっかり受け取った。
それが「モルダウ」であり、ドヴォルザークの交響曲である。
アンコールのスラブ舞曲(作品72-7)もそう。
後半の「展覧会の絵」の素晴らしさについては、
先日のCDを聞いたときの感想にも書いたとおりであり、
ドヴォルザーク(第8番)のCDも持っているけれど
わざわざ「展覧会の絵」にサインをもらってきたのには
今日のコンサートにそれだけの特別な思いがあるわけで。

マーツァルは本当に素敵な指揮者だ。
舞台に登場して、ちょっとドラキュラ顔の印象は
クラウディオ・アバドやローター・ツァグロゼクに通ずる。
でも指揮して、本当に楽しそうで、喜びがあふれ出て、
音楽の魅力が全身ににじみ出てくるところ、
ふとカルロス・クライバーの指揮姿を思い出してしまった。
細かい表現に思いっきり心をこめて、
それが音に反映された瞬間のうれしそうな表情、
なんかクライバーのあの表情と重なる。
というようなことも少し思いながら音楽を楽しんでいたのだが、
ズデニェク・マーツァルは大好きな指揮者である。

「ズデニェク・マーツァル」に関する記述はホームページにもございます
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2007年11月24日 (土)

デイヴィッド・ジンマン

ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団による
マーラーの交響曲シリーズ。最新盤は第3番。
基本的には鋭く音楽に踏み込んでいく感じで
シャープな響きと厳しいコントロール。
第1楽章の孤独が漂う場面など、心にしみる。
一方で明るく夏が行進してくるところなど、
いきいきと活気に満ちているし、
スコアを忠実に率直に表現することで
結果的に鮮やかなコントラストが生まれた。
交響曲第3番は最も自然描写の美しい
優しさにあふれた歌が奏でられるが、
音楽への姿勢は第2楽章以降も変わらず、
少し硬質な仕上がりになっているのは残念か。
でもこの演奏のこだわりでもある細部のクローズアップ、
普段聞き逃していた様々なディテールが次々に明らかになって、
その辺はすごく面白くって、興味は尽きない。
この交響曲は、何度聞いても魅力的な作品で
歌に満ちた音楽を聞いていると幸福な気持ちになる。

RCA 88697 12918 2

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2007年11月23日 (金)

ベルリンフィル2002/2003

クリスティアン・ティーレマンがベルリンフィルを指揮した
オール・R.シュトラウス・プログラム。
R.シュトラウスといってもなかなか通な選曲でうれしい。
前半は歌劇「影のない女」交響的幻想曲にはじまり、
ホルン協奏曲第2番(独奏は首席ホルン奏者シュテファン・ドーア)
後半は交響詩「死と変容」作品24
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28
(2002年12月5日 ベルリン・フィルハーモニー)
「影のない女」からティーレマンはいきなり重厚で
ひたすら濃密に歌わせて、ベルリンフィルも鳴りまくる。
さすがにティーレマンである。聞かされてしまう。
「死と変容」も「ティル・オイレンシュピーゲル」も
かなりやりたい放題の印象もあるが、こうでなくては。
あまりに太い音がするので、その豪快なやり方に圧倒されるけど、
そこから一気に美しい音が突如鳴り出して、うっとりの音楽、
こういう方法をティーレマンはこの頃からすでにやっていた。
最近のミュンヘンフィルとの演奏では、ますます自在に
ティーレマンの世界が広く定着してきているように思う。
その辺の演出の巧さは「死と変容」で効果をあげているし、
「ティル」になるともうこれは「悪戯」では済まされないだろう。
というような、本当にすごい仕上がりで、
音楽に驚異的な広がりと深まりを生み出している。
「死と変容」は素晴らしい作品だが、この曲を
ティーレマンで聞くとさらにさらに感動してしまう。

CDR329/330

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2007年11月22日 (木)

ズデニェク・マーツァル

ズデニェク・マーツァル指揮チェコフィルによる
リムスキー・コルサコフの「シェエラザード」
ムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」
今度の日曜日、横浜みなとみらいホールで
マーツァル指揮チェコフィルの「展覧会の絵」を聞くので、
その前に少しだけ予習をしておこうと。
たしか今日はすみだトリフォニーホールで
「わが祖国」全曲を演奏しているはず。
本当はスメタナを聞きたかった…
でも横浜もドヴォルザークをやってくれるし、
最初に「モルダウ」だけ演奏してくれる。

まずは「シェエラザード」から。
チェコフィルのリムスキー・コルサコフって、
なんか意外な感じでイメージと違うが、
「展覧会の絵」や「シェエラザード」のような有名な作品は
もちろん数多く演奏しているだろうし、
現在はチャイコフスキーも同時に取り組んでいるので、
マーツァルはロシア音楽に熱心なのだろうか?
いつも通り美しい音色で色彩も豊か。
でもすごく感じるのが、繊細な表情と透明な音楽、
しっかりとした足取りで表現を築いていくところ、
その辺にマーツァルの存在が強く感じられる。
やはり音楽を勢いで進めていくようなことはなくって、
とにかく丁寧で音を大切に扱っている。
ということで絵画的な傾向はあまり感じられず、
濃厚なイメージではないし、何よりも誠実だ。

「展覧会の絵」は最高。この輝き!
録音にすごくこだわりを感じる。距離感。
音が発せられ、それが空間に広がり、
消えていく中で新しい音が連なり、重なり…
会場の空気まで円盤の中にとじこめてしまったような。
この「展覧会の絵」は本当にいい。
何て心に響いてくる音なんだ!
チェコフィルがものすごく魅力的な音をさせているのは確かだが、
でも基本は、自然な流れと音楽に対して誠実であること。
びっくりさせたり、迫力で圧倒されるようなこともないし、
聞く者を挑発するような瞬間は全く存在しなくて、
でもこんなにも音楽に深く聞き入って、楽しんで、喜んで。
不思議なのだけど、これがマーツァルという指揮者の存在だ。
日曜日の「展覧会の絵」が楽しみである。

EXTON OVCL-00291

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2007年11月21日 (水)

エリアフ・インバル 17

エリアフ・インバル指揮ウィーン交響楽団による
ショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」。
これも素晴らしい名演である。
順番に聞いてきたが、最も引き締まった響きで
音楽への真剣さ、緊張感は圧倒的。
バスの独唱でローベルト・ホルが歌っている。
バイロイトでワーグナーだと、
ハンス・ザックスやグルネマンツのイメージだが、
ショスタコーヴィチも歌うのだ。うれしい出会い。
クリアで立体感のある音質、録音も最高!
重く深い楽章を経て、開放と救済の存在する終楽章へと導かれる
実に素晴らしい作品である。感動的だ。
今年はインバルのショスタコーヴィチをずっと聞いてきたが、
いよいよ残すところ第14番「死者の歌」のみとなった。

DENON COCO-70765

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2007年11月20日 (火)

横浜の風景から 13

今日は馬車道にある和食のお店で
季節の懐石料理の昼食を食べてきた。
蟹や牡蠣、銀杏や秋に収穫される木の実など、
すごくおいしかった。山形牛のローストビーフ。
食事の後、少し横浜を散歩してきた。
寒かったけど、天気がよかったので。

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日本大通にある三井物産ビル。
イチョウの木も黄色くなっていて、
銀杏の実がたくさん落ちていた。臭い。

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大桟橋の国際客船ターミナル。
ポロ&ムサヴィの設計である。
スペインの建築家アレハンドロ・ザエラ・ポロとファッシド・ムサヴィ。
山下公園から見た全景だが、平べったいので写真ではわからない?

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横浜の人にはお馴染みの氷川丸。
船だけど、氷川丸は建築物である。
というのは、海底でコンクリートの基礎でしっかり固定されている。
建築基準法上、氷川丸は建築物に定義される。

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山下公園のすぐそばにあるホテル・ニューグランドの内観。
横浜では最も格式が高いホテルとして知られる。

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夕方の横浜税関。
横浜の歴史的建造物で税関が一番好きだ。

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そして同じく開港記念会館の夕景。
開港記念会館も最も人気がある建物のひとつ。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
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2007年11月19日 (月)

ゲザ・アンダ 2

DGのORIGINAL MASTERSのシリーズから
ゲザ・アンダを聞く。今日はその2枚目。
ブラームスのピアノ協奏曲第2番(1960年5月)
フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリンフィル
バルトークのピアノと管弦楽のためのラプソディ(1960年10月)
フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団
リストの演奏会用練習曲「森のささやき」(1966年5月)
ブラームスのピアノ協奏曲が感動的である。
まるでリストを弾いているのでは、というヴィルトゥオーゾ風。
力強く、豪快な迫力でその打鍵の鋭さ、凄まじさ。
ブラームスの複雑な音楽構造を解きほぐして、
何もかもを明らかにしなくてはいられない
この辺の演奏スタイルもゲザ・アンダならではの素晴らしさ。
なぜかこの後、あまり時間が経っていない1967年9月には、
ゲザ・アンダはカラヤン指揮ベルリンフィルと再録音を行って、
カラヤンが共演を望んだのか?アンダが録音を希望したのか?
その辺はわからないのだが、私は1967年盤は、
かなり昔から持っていて、今聞くとわからないけれど、
でも当時最初に聞いたときには、全体にカラヤン色が強くて、
協奏曲というよりは、まさに交響曲風にも感じられた。
つまりカラヤンが前面に登場して、ピアノは付属品のような…
でもこちらの演奏では、全くそういうことはなくて、
ピアノの圧倒的素晴らしさとフリッチャイの美しいブラームス。
感動的な名演である。すごく気に入った。
フリッチャイはあまり聞いたことがなかったのだが、
なんて魅力的な指揮者なんだ。これはもっと聞かなくては。
続くバルトークのラプソディは今回はじめて聞く作品。
名曲である。今まで聞いたことなかったのが不思議。
ゲザ・アンダとフリッチャイはバルトークの3曲のピアノ協奏曲を
すべて録音しており、それに関連した演奏なのだろう。
バルトーク特有の前衛的な手法ではなく、
民謡があふれる雰囲気のある音楽なので、
ブラームスの後に聞いて、よい組み合わせの選曲である。

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2007年11月18日 (日)

ロンドン交響楽団2003/2004

今日は午後、NHK音楽祭2007の生中継で
ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団の演奏会。
チャイコフスキー「白鳥の湖」組曲
プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」組曲
そしてストラヴィンスキー「春の祭典」
すべてロシア・バレエからの名曲である。
アンコールに3曲演奏されて、
「くるみ割り人形」からパ・ド・ドゥ、トレパーク
プロコフィエフ「3つのオレンジへの恋」から行進曲
全作品しっかり録音した。素晴らしい。
ゲルギエフの「春の祭典」は、マリインスキーの演奏だけでも
これで3種類目になるが、やはりさすがとしかいいようがない。
先日横浜みなとみらいホールで聞いた「火の鳥」のときも書いたが、
とにかく完成されており、現在のゲルギエフは、
より繊細な表情にまで細やかな配慮が行き届いているという
ただ激烈に燃え上がるだけではない、
何かその先にあるものが見えてきたようだ。

ということで、夜もゲルギエフをさらに聞いている。
ロンドン交響楽団とのプロコフィエフ(2004年5月ライブ)。
今日は交響曲第2番と第3番。
交響曲第3番は、以前にデュトワがN響定期で取り上げており、
聞いたことはあり、録音も残っているが、
交響曲第2番は今回はじめて聞く。
またすごい作品である。2楽章構成だ。
第1楽章なんて、何だかショスタコーヴィチ風で
シェーンベルクの真似をしたような響き!も聞こえる。
第2楽章は激しく変化に富み、支離滅裂。
でも面白い。最高だ。こういうの大好き。
たぶんこれから聞けば聞くほど、はまる!
第3番は輝きの音色で色彩も濃厚。
作風の点では、かなり前衛っぽい奏法も聞こえてくる。
ゲルギエフはプロコフィエフがどうしようもなく好き!
って、今日も話を聞いたけど、
豪快で大胆に力強いゲンコツと驚くほどのしなやかさ、
この柔軟性は、やはりゲルギエフ以外には考えられないだろう。
聞いているとマリインスキーのゲルギエフと錯覚してしまう。
ロンドン交響楽団もこういう音が出るのだ!
それもすごく驚きで、本当に指揮者でこうも変わるものかと…

PHILIPS 475 7655

「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
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2007年11月17日 (土)

高校友人の結婚式

20071117

今日は高校時代の友人の結婚式で
表参道に10時過ぎには行っていたので、
朝早くから出掛けていた。
早い時間の式で、二次会の予定もなしだったので、
明るいうちに戻るつもりでいたのだが、
久しぶりだったこともあり、そこからが長くて、
結局9時近くまで表参道にいた。
お茶した後、居酒屋さんに飲みに行って。

結婚式の幸福感に触れるのって、うらやましいなと
周囲の人にまで同じ幸福に導いてくれるような
不思議な力があるのではないかと
なんとなくそういうことを思うときもある。
でも一方で結婚して十年になろうとしている友人の話を聞いて、
仕事と家庭の間にあって、一切の自分の時間のない生活、
改めて考えると私はなんて自由に生きていることか。
毎回考えさせられる…
今日でしばらく結婚式に呼ばれる予定はもうないのだけれど。

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2007年11月16日 (金)

カラヤンの1960年代 2

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
ドビュッシー「海」(1964年3月)
ムソルグスキー「展覧会の絵」(1965年11月)
ラヴェル「ボレロ」(1966年3月)
これらの3曲は1980年代にデジタル録音で
同じベルリンフィルと再録音を行っているし、
さらに「海」と「ボレロ」については、
1977年にもEMIに録音を残した。
私はその1977年の演奏は持っていないのだが、
デジタルの方は昔から聞いてきたので、
カラヤンの数多くのレコードの中でも
特に親しみある作品である。

「展覧会の絵」については、
1986年の演奏があまりにも名演なので、
やはりそちらの方が私は好きかなという…
晩年のカラヤンはより繊細な表現が冴えているし、
一方で1965年の演奏は、力強さと勢いでは圧倒的に勝る。
逆に「海」については1964年の方が断然素晴らしい。
速いテンポで隙なく、一気に駆け抜ける感じが魅力的。
もちろん静寂の表現における緊張感ある展開も感動的だし
何よりムード作りというか、音色のコントロールが絶妙である。
こうした表題音楽におけるカラヤンの表現は巧いってよくいわれるが、
デジタル録音の「海」の演奏が、どうも私は
何度聞いても心に響いてこなくて、ダメだった。
でもこの1964年の演奏だと、すんなり入ってくるのである。
「ボレロ」についてはどちらも最高だ。さすがにカラヤン。

DG 447 426-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月15日 (木)

ロンドン交響楽団2003/2004

ワレリー・ゲルギエフとロンドン交響楽団は
2004年5月にほんのわずかな間で
プロコフィエフの交響曲全曲を一気に演奏し、
それらはすべてライブ・レコーディングされた。
今日は古典交響曲と交響曲第4番(1947改訂版)。
今シーズンからゲルギエフはロンドン交響楽団の
首席指揮者に就任しているが、
ここでのプロコフィエフを聞くと
このときすでにロンドン交響楽団は、
見事にゲルギエフ・サウンドを派手に鳴らしている。
古典交響曲はマリインスキー劇場管弦楽団を指揮した
別のライブ録音を持っているが、
基本的には変わらない印象であり、まさにゲルギエフである。
交響曲第4番は今回はじめて聞いてみた。
たいへんに面白い。これはもっと聞きたくなる。
ゲルギエフのプロコフィエフは十分に豪快であり、
そして独特の荒々しさを堪能させてくれるが、
同時にしなやかでこの明るい躍動感は魅力的である。
ときに驚くほど優雅な響きが聞こえてくることもあって、
この大胆な発想と思い切りのよい変化にあふれた表現、
音楽への柔軟な姿勢はゲルギエフの天才ぶりをよく表している。
ロンドン交響楽団の自主制作盤シリーズに
今後はゲルギエフが登場することになるのか?
これまで通りPHILIPS(DECCA)が担当するのか?
どちらでもこの組み合わせによる演奏は、
ぜひいろいろ聞かせてほしいと思う。

PHILIPS 475 7655

「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月14日 (水)

ファビオ・ルイージ

今日は19時からNHK音楽祭2007の生中継で
ファビオ・ルイージ指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の演奏会。
NHKホールからの放送を聞き、もちろんしっかり全曲を録音して。
ウェーバー、ワーグナー、R.シュトラウスという
すべてドイツもので統一されており、
後半は楽劇「ワルキューレ」第1幕(演奏会形式)である。
ジークリンデを歌ったエヴェリン・ヘルリツィウスには注目!
バイロイトではこれまでブリュンヒルデとクンドリーを歌っていたので
ジークリンデを聞くのははじめてだ。ヘルリツィウスはいつも通り!
ジークムントはヴォルフガング・シュミット、
そしてフンディングはクルト・リドルである。
前半のウェーバー(「魔弾の射手」序曲、「オイリアンテ」序曲)などでは、
とにかく恐るべき分厚い響きを轟かせていたのだが、
後半の「ワルキューレ」第1幕になると
見違えるようなしなやかな表現、音色も明るく、輝きが増して、
そこにはペーター・シュナイダーの存在が感じられたのだけど、
本当に素晴らしかった。この録音はじっくり聞きたい。

ということで、夜はさらにファビオ・ルイージのCDを聞くことにした。
もちろんシュターツカペレ・ドレスデンの演奏である。
R.シュトラウスの「英雄の生涯」と「メタモルフォーゼン」。
もう少し先にゆっくり聞こうかなと思っていたのだが、
どうしても聞きたくなって、急遽これを先に。
(「アルプス交響曲」と「4つの最後の歌」も買ってある。)
今日の演奏もよかったが、このCDは最高だ。
シュターツカペレ・ドレスデンがすごい音をさせているし、
ファビオ・ルイージが表現の点でも造形の点でも
極めて引き締まった音楽を引き出している。
でも同時にあふれんばかりの豊かな音色で
極上の幸福に満たされるこの魅力いっぱいの時間、
これはさすがにオーケストラの実力だ。
迫力ある重厚なサウンドから
美しく伸びやかに鳴り響く高音域にいたるまで
極めて振幅の大きい表現には圧倒された。
そういういかにもドイツのオーケストラを相手に
きちっとメリハリを作っていくような現代性、
輪郭のくっきりとした明確な音楽の創造には、
この辺がルイージの中にある
イタリア人の血なのかななんて思ってみたのだけど、
でも予想以上の感動的名演に喜びである。
私は以前からルイージ・ファンなので期待はしていた。
でもここまですごいとは思わなかった。
「英雄の生涯」はかなりの数を聞いているつもりだけど、
その中でも最高の部類に入る一枚である。
「メタモルフォーゼン」もますます感動的で
今年一番のR.シュトラウスなのではないだろうか。

SONY 88697084712

「ファビオ・ルイージ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月13日 (火)

ゲザ・アンダ 1

DGのORIGINAL MASTERSのシリーズから
ゲザ・アンダを聞く。今日はその1枚目。
最初はシューマンのピアノ協奏曲。
ラファエル・クーベリック指揮ベルリンフィルと共演した
1963年9月23日の録音。有名な演奏である。
昔から知っていたのだが、きちんと聞くのははじめて。
ゲザ・アンダは、鮮やかによくピアノを鳴らすので、
ロマンティックな音楽がカッコよく決まる。
さすがにちょっと古い印象もあるけれど、
表情豊かに色彩ある音色ですごく魅力的だ。
後半は一気に古い録音になり、
シューマンの交響的練習曲(1943年3月)
フランクの交響的変奏曲(1943年5月)
リストのラ・カンパネッラ(1942年6月)
モノラル録音の音質的な傾向もあるけれど、
こちらの方がクールな表現のような気がして、
中でもフランクは特に素晴らしいと思う。
このこもった音の中にも輝きを聞いて取れるのだから
きっときれいな音がしていたのだろう。
フランクのひんやり冷たいような感触と
ゲザ・アンダのメカニックをあらわにする表現、
シャープさが生み出す大胆な振幅、
それらがほどよい調和を保ち、これは感動的だ。
リストのラ・カンパネッラだが、何だか不思議な演奏で
通常一般に聞くのとは明らかに違う版を用いての演奏なのだが、
そうしたらブゾーニ編曲ということだった。
これも珍しいのでは。私ははじめて聞いた。
交響的練習曲は1963年の録音も収録されているので
聞くのが楽しみである。そちらはいずれ。

DG 00289 477 5289

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2007年11月12日 (月)

バイロイト音楽祭2002

2002年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
まずは一回目、全体を通して。
今日は第3幕を聞いている。
クリスティアン・ティーレマンの指揮である。

第3幕は素晴らしい。感動的だ。
ハンス・ザックスはローベルト・ホルが歌っている。
ついこの前、2006年の「パルジファル」で
ローベルト・ホルのグルネマンツを聞いていたので、
重なってしまう。頭を切り替えねば…
ティーレマンの前の1990年代後半には、
ダニエル・バレンボイムが指揮をして、
同じ舞台のライブがCD化されているが、
そこでのヴァルターはペーター・ザイフェルトであった。
2002年のこの録音ではロバート・ディーン・スミス。
(他の公演ではエントリク・ウォトリヒも歌っていた)
ロバート・ディーン・スミスの録音を聞けるのはうれしい。
ティーレマンの指揮はひたすら雄大である。
偉大な芸術を讃えるのにはこれがふさわしい。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月11日 (日)

バイロイト音楽祭2002

2002年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞きはじめた。
まずは全体を通して一回聞こうと思っている。
ウォルフガング・ワーグナー演出の最後の上演。
指揮はクリスティアン・ティーレマン。
昨日の第1幕と今日は第2幕。明日は第3幕。

「マイスタージンガー」はこの2002年以降、
バイロイト音楽祭では上演されていなかったので
(2007年は新演出上演が行われた)
ずっと聞いていなくて、久しぶりである。
話の筋は頭に入っているのだけど、
実際に聞くと音楽をかなり忘れてしまった…
ここで聞いておいて、よかった。
勉強しないといけない…
「マイスタージンガー」は有名な前奏曲で
これから登場してくる主導動機がいろいろ示され、
「マイスタージンガーの動機」
「愛の情景の動機」「行進の動機」
「芸術の動機」「仕事の動機」
「情熱の動機」「陽気の動機」
その後も実際の舞台に入ると
「ヴァルターの動機」「ダヴィットの動機」
「ベックメッサーの動機」「組合の動機」
「聖ヨハネ祭の動機」「ニュルンベルクの動機」
「殴り合いの動機」「騒ぎの動機」
「諦めの動機」「目覚めよの動機」、きりがない…
今の私には、聞けば聞くほど、複雑である。
しっかり聞き込まないといけない…
でも本当に感動的だ。素晴らしい。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月10日 (土)

カラヤンの1970年代 1

カラヤン指揮ベルリンフィルで
ワーグナーのジークフリート牧歌。
1977年2月の録音である。
「英雄の生涯」(1959)の後半に収録されている。
古い録音のR.シュトラウスを聞いて、
続いて18年後のワーグナーになると
こちらはカラヤンらしくなって、何かホッとする。
音楽の特長もあり、明るく、心地よいのだが、
そこにカラヤン流の美意識が貫かれているような
美しい音色をベルリンフィルから引き出して、
カラヤンの徹底した完璧主義の姿勢が伝わってくる。
1977年のLP盤発売時には、ブルックナーの交響曲第7番、
そして1980年代になってCD化されたときには、
ブルックナーの交響曲第8番とのカップリングだった。
ブルックナーの大曲の後にジークフリート牧歌を聞いたなら
この美しさだから、それはたまらなかっただろう。
現在では「THE ORIGINALS」のシリーズで
「英雄の生涯」との組み合わせになっている。

DG 449 725-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月 9日 (金)

カラヤンの1960年代 1

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
R.シュトラウスの「英雄の生涯」。
正確には1959年3月の録音なのだが、
カラヤンのDGにおけるステレオ録音の歴史は、
この「英雄の生涯」にはじまっているので、
1960年代の一連の録音を扱う上では、
やはりここからスタートするのがよいのではないかと。

カラヤンの「英雄の生涯」は1974年のEMI盤と
晩年になって、1985年のデジタル録音DG盤とあるわけだが、
この1959年の演奏では、やはり若々しいというか、
カラヤン独特の何かひたすら支配して、
自分の美学の完成にのみ固執し続けるような
高みの境地での緊迫感、そういうものがあまり感じられず、
もっと健康的な印象であり、明るさ、朗らかさが存在して、
カラヤンと思うと不思議な仕上がりである。
でもそこがここでの何よりの魅力であろう。
もちろん音楽の勢いはその後のどの演奏よりもあるのだが、
しかしそこにカラヤン流の強引さがない、
ここでの音楽の自然な流れも素晴らしい。
でもどれを聞いてもカラヤンのR.シュトラウスはやはり格別だ。

DG 449 725-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月 8日 (木)

京都に行ってきました 2

今回の旅行で唯一私の希望で行ったのが、
大徳寺の高桐院。といってもここは二回目。
高桐院は京都でも一番好きなところで
何度でも行きたいと思う。
京都に行ったら毎回行きたいと思う。

20071108a

北大路からバスに乗って、大徳寺前で降りると
岸和郎の設計による「紫野和久傳」がある。
外壁の木部がきれいになっている。
以前はだいぶ黒くなっていたのだが、
最近のことか?外装をリニューアルしたらしい。
ということで写真を撮ってしまった。
でも黒く煤けていたのも味があったので、
今回は黄色のキシラデコールか?ちょっと色が目立つ。
きれいになったのだけど、黄色はちょっと派手…

20071108b

大徳寺高桐院の庭園。
客殿に正座したときの風景。
本当に素晴らしくて、ずっとここにいたいと思ってしまう。

20071108c

大徳寺高桐院の書院。
千利休の邸宅を移築したものだそうである。
すごく暗いのだけど、吸い込まれそうな深さに
とにかく感動してしまう。
さらに奥に進むと茶室「松向軒」。
黒壁。なんて素晴らしい空間だ。

20071108d

広隆寺で有名な弥勒菩薩を見学。
十二神将など、国宝の仏像がたくさんある。
広隆寺は仏像を見るお寺のようだ。
父は大満足のようだったが、
私は庭園や茶室などの建築を見たいので…
広隆寺は古い(603年建立)ので講堂や太子殿は巨大!
仏像は撮影禁止なので、そのかわりに「太秦」の標識。

20071108e

太秦広隆寺で嵐電に乗って、嵐山へ。
お昼に勝兵衛というお店で
「冷奴鍋かやくご飯」を食べて、午後は天龍寺へ。
写真は天龍寺の方丈。ここは庭園が有名である。

20071108f

秋の特別公開で天龍寺宝厳院。
ここも庭園である。紅葉はまだこれから。
とことん造りこまれた庭なのだけど、
人工的な印象を受けないのが日本庭園である。

20071108g

少し歩くと保津川(桂川)に出て、
有名な渡月橋があるのだが、
観光客、外国人、修学旅行生でごった返していた。

再び嵐電に乗って、四条大宮へ。
そこからバスで京都駅へ。
また行きたいと思う。京都は行くと思う。

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2007年11月 7日 (水)

京都に行ってきました 1

京都に行ってきた。
両親のお供でかばん持ち。
なので、コースはお任せして、
まだ行ったことのないところをつないでまわってきた。

20071107a

京都駅の新幹線改札から東寺へ直行。
街中をぶらぶら歩いて、15分ほど。
有名な五重塔である。遠くからも見えるのだけど。

20071107b_2

五重塔、金堂、講堂と順番に入って、
屋根がいいな!って、行ってみたのが、
大師堂(西院御影堂)であった。
室町時代の建築で国宝。

20071107c

秋の特別公開中で宝物館を見て、
東寺の鬼瓦の説明があり、外に出ると
いろいろな鬼がいて、その中のひとつ。

20071107d

やはり特別公開中の東寺観智院。
私はこういう造りが大好きですごくよかった。
お庭も素晴らしいし、客殿は国宝。
桃山時代の書院造りで1605年に再建。

まだ早かったので、お買い物に。
京都駅方面に戻り、タクシーで七条へ。
三十三間堂の近くにある京漬物の赤尾屋さん。
ここの漬物が大好きで毎回必ず寄ることにしている。
我が家の分はもちろんのこと、近所の分まで、
母はごっそり買い込んで、そのまま宅急便を手配した。

20071107e

帰りはホテルまで歩いて、夕方の鴨川である。
快晴できれいな夕焼けとなった。

20071107f

どこからでも見える京都タワーだけど
夕焼けと重なって、すごくきれいだった。
写真は京都駅の方角から見たもの。

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2007年11月 6日 (火)

ピエール・ブーレーズ

ブーレーズ指揮シュターツカペレ・ベルリンによる
マーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」
ベルリンのイエス・キリスト教会での録音で
どういう音の仕上がりになるのか楽しみにしていたのだが、
このクリアで透明な響きはさすがにブーレーズである。
明るく輝きに満ちたマーラーで感動的だ。
昨日のシュターツカペレ・ドレスデンといい
今日のシュターツカペレ・ベルリンといい
かつては非常に渋い存在だったオーケストラが
現在では驚くほどにいきいきと色彩ある音を奏でており、
もしかするとこの共通の方向性は、
最近のDGの音作りの傾向なのかもしれないが、
しかしとにかく素晴らしいマーラーである。
ブーレーズとベルリン・シュターツカペレという組み合わせは
今回はじめて聞いてみたのだが、
この両者はバレンボイムが縁で数多く共演しているようであり、
でも正直なところ、ベルリン・シュターツカペレから
こういう音が鳴り出すなんて思わなかった。
そういえば、合唱がベルリン国立歌劇場の合唱団なので
合唱指揮がエバハルト・フリードリヒである。
この輝きに満ちた美しい音楽は、
その辺も影響しているのかもしれない。
ベルリン放送合唱団も参加しているが、
こちらの合唱指揮もエバハルト・フリードリヒが行っている。

DG 00289 477 6597

「ピエール・ブーレーズ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月 5日 (月)

エレーヌ・グリモー

グリモーの最新盤でベートーヴェンの「皇帝」を聞いている。
このCDはもちろんグリモーが聞きたくて買ってきたのだが、
ヴラディーミル・ユロフスキ指揮シュターツカペレ・ドレスデンの
あまりの魅力的な音にうっとりしてしまった。
明るく柔らかい響きが心地よくて、
いきいきとした表現、そして同時に歌に満ちている。
なんて素晴らしいのだろう。最高だ!
話題の指揮者ヴラディーミル・ユロフスキだが、
私は今回はじめて聞いてみた。これは注目である。
グリモーももちろん望みどおりの演奏をしてくれているのだけれど
冒頭のカデンツァからちょっと癖のある表現で
ふとグレン・グールドの演奏を思い出してしまい、
そこまで極端ではないので、すぐに安心するのだが、
もっと自然に素直に弾いて、十分に魅力的なのに。
録音がたいへんよくって、ピアノの音色が美しい。
明るく光に満ちたこの輝き、どこかで聞いたことがある。
というのは、ポリーニの東京、横浜で弾いた「皇帝」、
ファブリーニ・スタインウェイなのではないかと
思わず解説書の録音データを確認してしまったのだが、
ピアノ調律はSerge Poulainという人だった。
とにかくピアノの音の美しさは理想的である。
後半はグリモーの独奏でピアノ・ソナタ第28番。
すごくいいのだが、こちらももっと普通に弾いていいのに…
って思うけど、やはりグリモーはいいピアニストである。

DG 00289 477 6595

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2007年11月 4日 (日)

マリインスキー劇場 横浜公演

今日は横浜みなとみらいホールへ
マリインスキー劇場管弦楽団の横浜公演に行ってきた。
ついにワレリー・ゲルギエフを聞いてきた!

何となく予測はしていたのだが、
異常に長いコンサートだった。すごいパワー。
前半はすべてリムスキー・コルサコフのオペラに関連した作品。
金管五重奏と3人の打楽器奏者による
オペラ・バレエ「ムラーダ」からの「貴族たちの行進」
コンサートの開始を告げるファンファーレのような。
ゲルギエフとオーケストラのメンバー全員は2曲目から。
歌劇「プスコフの娘」序曲
リムスキー・コルサコフの最初のオペラだそうで
ボロディンのようなイメージの音楽であった。
同時に面白かったのが、ショスタコーヴィチの原点って、
やっぱりリムスキー・コルサコフとかなのかな?
なんて思わせるような瞬間も。
あと弦楽の高音がきれいに鳴り響くと
これはシベリウスと共通だ…という
いろんな要素を発見しては、楽しませてもらった。
歌劇「見えない町キーテジと乙女フェヴローニャの物語」組曲
リムスキー・コルサコフの後期の作品だそうで
作風はずっと発展しているし、美しい音楽。
ワーグナーの「ジークフリート」第2幕の「森のささやき」に似ている。
プログラムの作品解説を読むと、リムスキー・コルサコフって、
ワーグナーからの影響が大きいらしい。実際似ている。
ゲルギエフのワーグナー好きはこの辺に理由がある?
歌劇「金鶏」組曲。こちらは逆に最後のオペラだそうだ。
ここまで来るとリムスキー・コルサコフの
魔法のオーケストレーションですごく面白い。
正直なところ、全部はじめて聞いた作品なのだけど、
でも予想以上に魅力的な音楽で、
リムスキー・コルサコフの歌劇に興味をもった。
こうした管弦楽組曲を集めて、ゲルギエフがCDを作ってくれたら
もっとたくさんの人が、親しんで聞くようになるのにって思う。

後半はストラヴィンスキーのバレエ音楽 「火の鳥」全曲である。
ゲルギエフの演奏をCDや放送音源でたくさん聞いているが、
ライブで何か特別な力を発揮する人なのではないかと
ずっと思っていたのだが、ゲルギエフはいつもの通りで
指を細かく動かして、空気をかき回しているだけで
よくいわれるような激烈な印象では全くなかった。
リムスキー・コルサコフや「火の鳥」だから、得意の作品であり、
世界中で数え切れないぐらいに演奏しているし、
事前の入念なリハーサルもあるのだろうけれど、
すべてはとっくに完成されているという印象であった。
オーケストラももっと鳴りまくるのではないかと予想していたのだが、
すごくきれいに響いてきて、暖かみの感じられる音色。
ドライで荒々しい感じは全くなくて、
ミッケリ音楽祭のライブで木の空間の中での
あの柔らかい音色、そのイメージに近いのである。
大太鼓を使うので、ドスンという音の迫力はすごかったのだが。
しかしひとつ今回わかったことは、
ゲルギエフはもっと、音楽は勢いで、
ひらめきによる感覚的な音なのかと思ったら、
すごく丁寧に音を作って、耳のいい人なんだなと。
ホールの中にきれいに音を響かせるのである。
意外といったら失礼なんだけど、とにかく感心してしまった。
20世紀のソ連の響きではなく、19世紀のロシアの音だった。

最後に今日のゲルギエフについて、
黒いシャツとか変わった服装で出てくるのかと思ったら、
白い蝶ネクタイの普通のステージ衣装だった。
あと珍しかったのが、指揮台を使わず。
こういう巨大編成のオーケストラでは意外な感じ。
本当に野性的な鋭い眼光で
あれで睨まれたら、きっと固まってしまう。
「火の鳥」が終わるとはじめて笑顔が見られた。
アンコールはリャードフ作曲「バーバ・ヤガ」

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2007年11月 3日 (土)

中野坂上と神楽坂

うちの母は子供の頃(小学生低学年まで)、
中野(現在の中野坂上周辺)に住んでいたそうで、
「懐かしいので行ってみたい」とずっと言っていたのだが、
ついに今日、行ってきた。私も付き合って一緒にお供。

20071103a

山手通り沿いにある成願寺というお寺(中野区本町)。
何十年も経っているので、何もかもが変わってしまっているのだが、
お寺は昔もあったし、今もあるので、よい目印である。

20071103b

中野区弥生町というところだが、
この辺に住んでいたそうである。
ちょうど区界で斜面の上が渋谷区、下が中野区。
斜面の下に家があったらしい。
もちろん町並みは変わってしまっている。

20071103c

周辺を流れている神田川。
お寺と同じく川も存在し続け、
でももちろん護岸整備がなされているので、
その姿は変わっている。
川の近くの向台小学校に通っていたそうで、
そこへも行ってみた。

20071103d

私にとって中野坂上というと
石田敏明設計によるこの住宅を思い出す。
できたばかりに見に行ったのと
近くへ行ったときに友人と立ち寄ったのと
今日で三度目の訪問である。久しぶりに。
中野坂上の再開発地区に接しているので、
周辺の景色はずいぶん変わったように思うのだが、
建築は少しも変わらずでよかった。好きな作品である。

午後は神楽坂へ移動。
神楽坂には母の伯母(私の祖母の姉)の家があったので、
ここも縁の場所であり、私にとっても記憶の場所である。

20071103e

地下鉄東西線の神楽坂の駅から
少し坂を下りていって、赤城下町というところ。
でも私の記憶違いにはちょっと驚き。
私がここへ行っていたのは、幼稚園に入る前のことで
母の伯母という人が亡くなって、ここの家は処分されたので、
ほとんど30年ぶりというような、記憶がなくても仕方ないのだが、
でも駅からどう行くのか?というイメージの勘違いにはビックリした。
そばにあったという焼鳥屋さんの位置で場所を特定。
同じく町並みは変わっているが、昔あったお店は今も存在していた。

20071103f

近くの赤城神社。出世稲荷神社と書いてある地図もある。
ここは私は全く記憶がなくて、でも近くを通っているはずなのだけど。
今日の神楽坂は秋祭りのようなイベントで
観光客がたくさん来ていた。

20071103g

飯田橋から坂を上っていくこの通りが神楽坂の中心。
少し前からブームだが、にぎわっている。歩行者天国。

20071103h

神楽坂毘沙門天(善國寺)。
春に放送された倉本聰脚本の「拝啓、父上様」でも
ここがたくさん映っていた。神楽坂の名所のようである。

今日は楽しい一日だった。
珍しい場所を訪ねることができて。

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2007年11月 2日 (金)

バイロイト音楽祭2006

20071102a

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2006年バイロイト音楽祭から
「パルジファル」第3幕を聞いている。
録音として聞く「パルジファル」は、
音楽もここでの演奏もとにかく感動的だ。
画像は第3幕の後半で、パルジファルが
アンフォルタスの傷に聖槍を当て、
するとたちどころに傷は癒えるという場面であろうか。
ここでも後ろにあらゆる人種、というか今度は職種であろうか?
怪我をして、右手にギブスをしている中東系の人?
右側には工事現場のヘルメットのおじさん、
左にも農兵のような不思議な人がいるけれど、
どういうことだろうか?わからない。
キリスト教世界における「パルジファル」の宗教性を
世界のあらゆる宗教、あらゆる人種に開放して、
過去の呪縛から解き放つという意図のようだが。
グルネマンツは引き続き山賊のような衣装である。

20071102b

「パルジファル」は聞いていると永遠に聞き続けたくなるような
逃れられなくなる、他の音楽を聞くのが恐ろしい…
そんな気持ちになるのである。
「リング」も「トリスタンとイゾルデ」も大好きなのだが、
でも「パルジファル」を聞いたときのこの特別な心境、
こういうことは他には決してないので、やはり特殊である。

2006年のバイロイト音楽祭の録音をすべて聞き終えた。
11月は2002年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞こうかと思っている。
ウォルフガング・ワーグナー演出の最後の年となった録音であり、
そこで指揮していたのがクリスティアン・ティーレマン。
「マイスタージンガー」はここ数年、全く聞いていなかったので、
久しぶりに聞きたくなっている。
というのは、そろそろ2007年バイロイト音楽祭の
新演出「マイスタージンガー」の放送が待ち遠しいが、
その予習も兼ねて、勉強しておかないと。

あと今いろいろ考えているのだが、
これからモーツァルトのオペラを積極的に聞こうかなと。
iTunesでアルノンクール指揮の名盤を見つけてあるが、
「イドメネオ」から順番に聞いていきたいと思って。
「後宮からの逃走」や「皇帝ティートの慈悲」は、
これまで序曲しか聞いたことがないし、
有名なんだけど「コシ・ファン・トゥッテ」もCDを持っていない。
「コシ・ファン・トゥッテ」がないのに「イドメネオ」は持っている。
ジェームズ・レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場のDG盤である。
この辺って、モーツァルト通の方からすると
「何で?」っていわれてしまいそう。
これから勉強したいと思います。
でも私のはじめて買ったオペラのCDって、
「魔笛」だった。ショルティ指揮ウィーンフィル。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2007年11月 1日 (木)

バイロイト音楽祭2006

20071101a

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2006年のバイロイト音楽祭もいよいよ最後の一幕。
「パルジファル」第3幕を聞きはじめた。
結果から書いてしまうけど、終わると激しいブーイングである。
これはクリストフ・シュリンゲンジーフの演出に対して。
少しして今度はブラヴォーの嵐になるので
歌手や指揮のアダム・フィッシャーや祝祭管弦楽団、
音楽に対しては、聴衆も絶賛の拍手を贈っている。
アダム・フィッシャーの「パルジファル」は感動的だ。
第3幕の精妙な響きを実に丁寧に
音楽の隅々にまで完璧なコントロールが行き届いて、
これ以上のない清らかな音が奏でられてい
る。
ティーレマン、ブーレーズももちろん素晴らしかったが、
しかしそれにしてもアダム・フィッシャーは私にすごく合う。
2005年のブーレーズの指揮のときに比べ、
ここでの第3幕はちょうど10分長くなっているが、
遅くなったという印象は全くないから不思議である。
集中力の持続と引き締まった音楽に引き込まれる。

20071101b

パルジファル、グルネマンツ、クンドリーだが、
それから数年が経ち、儀式を拒否するアンフォルタスにより
聖杯騎士団は没落してしまい、という設定で
しかしこのグルネマンツ、第1幕では雪男だったが、
第3幕になるともう山賊のような出で立ちである。
ライオンの鬣は少し色褪せ、しかしますます伸びているようで。
この虐げられたグルネマンツの扱いだが、
舞台と関係なく音楽としては、ローベルト・ホルはやはりいい。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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