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2007年11月25日 (日)

チェコフィル 横浜公演

20071125

今日は横浜みなとみらいホールへ
チェコフィルの横浜公演を聞きに行ってきた。
指揮はズデニェク・マーツァル。
写真は公演プログラムとマーツァルのサイン!
演奏終了後にサイン会が行われて、もらってきた。
「展覧会の絵」のCD解説書の裏面。
表は書く場所がないので、裏になってしまったけど、
大きく堂々と書いてくれて、幸せ!!
今日はいい日だった。最高だ…うれしい…

演奏も何ともいえない極上の幸福。
スメタナの「モルダウ」にはじまり、
ドヴォルザークの交響曲第8番、
そして後半はムソルグスキーの「展覧会の絵」。
「モルダウ」のあの有名なメロディがヴァイオリンに表れると
もうそこはプラハのドヴォルザーク・ホールである。
って、行ったことないんだけど、
でもチェコフィルのCDはすべて
ルドルフィヌムのドヴォルザーク・ホールで収録されているので
「あっ!この音」というふうにとっさに感じたのだろう。
チェコフィルを聞くのは2回目である。
2001年にアシュケナージの指揮でマーラーを聞いた。
その後ズデニェク・マーツァルが首席指揮者となり、
近年の注目の存在となっているわけで。
でもアシュケナージで聞いたときよりも
現在の方がずっといきいきして、表現に躍動があるような。
プログラムを読むとマーツァルは非常に時間をかけて
チェコフィルの癖というか、チェコ訛りというか、
それまでの指揮者が手をつけずにきた慣習のような
必ずしもそれらのすべてがいい訳ではないので
じっくりと時間をかけてチェコフィルの響きを見つめなおし、
かつて(ターリヒ時代)の理想の音色をもう一度取り戻そうと
努力してきているそうである。
インタビュー記事を読むかぎり、
我々がチェコフィルの特長(チェコ流)と思っているような表現を
しっかりひとつずつ丁寧に作り直していくような、
そういう印象もあるのだが、実は本物を聞いてみると
チェコ人の指揮者とチェコのオーケストラが出会って、
そうすれば、それは形ではない、自然に沸き起こってくるもの、
心で分かり合って、チェコフィルにしか生み出せない音楽、
そういうものを聞かせてくれようとしているのだと。
今日の演奏ではその思いをしっかり受け取った。
それが「モルダウ」であり、ドヴォルザークの交響曲である。
アンコールのスラブ舞曲(作品72-7)もそう。
後半の「展覧会の絵」の素晴らしさについては、
先日のCDを聞いたときの感想にも書いたとおりであり、
ドヴォルザーク(第8番)のCDも持っているけれど
わざわざ「展覧会の絵」にサインをもらってきたのには
今日のコンサートにそれだけの特別な思いがあるわけで。

マーツァルは本当に素敵な指揮者だ。
舞台に登場して、ちょっとドラキュラ顔の印象は
クラウディオ・アバドやローター・ツァグロゼクに通ずる。
でも指揮して、本当に楽しそうで、喜びがあふれ出て、
音楽の魅力が全身ににじみ出てくるところ、
ふとカルロス・クライバーの指揮姿を思い出してしまった。
細かい表現に思いっきり心をこめて、
それが音に反映された瞬間のうれしそうな表情、
なんかクライバーのあの表情と重なる。
というようなことも少し思いながら音楽を楽しんでいたのだが、
ズデニェク・マーツァルは大好きな指揮者である。

「ズデニェク・マーツァル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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コメント

こんばんは。
24日に京都でマーラー聴きました!
私もマーツァルのファンになりました(笑)
凄く想いのあるマーラーでした。

投稿: abbadoi | 2007年11月26日 (月) 23:54

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