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2007年11月 5日 (月)

エレーヌ・グリモー

グリモーの最新盤でベートーヴェンの「皇帝」を聞いている。
このCDはもちろんグリモーが聞きたくて買ってきたのだが、
ヴラディーミル・ユロフスキ指揮シュターツカペレ・ドレスデンの
あまりの魅力的な音にうっとりしてしまった。
明るく柔らかい響きが心地よくて、
いきいきとした表現、そして同時に歌に満ちている。
なんて素晴らしいのだろう。最高だ!
話題の指揮者ヴラディーミル・ユロフスキだが、
私は今回はじめて聞いてみた。これは注目である。
グリモーももちろん望みどおりの演奏をしてくれているのだけれど
冒頭のカデンツァからちょっと癖のある表現で
ふとグレン・グールドの演奏を思い出してしまい、
そこまで極端ではないので、すぐに安心するのだが、
もっと自然に素直に弾いて、十分に魅力的なのに。
録音がたいへんよくって、ピアノの音色が美しい。
明るく光に満ちたこの輝き、どこかで聞いたことがある。
というのは、ポリーニの東京、横浜で弾いた「皇帝」、
ファブリーニ・スタインウェイなのではないかと
思わず解説書の録音データを確認してしまったのだが、
ピアノ調律はSerge Poulainという人だった。
とにかくピアノの音の美しさは理想的である。
後半はグリモーの独奏でピアノ・ソナタ第28番。
すごくいいのだが、こちらももっと普通に弾いていいのに…
って思うけど、やはりグリモーはいいピアニストである。

DG 00289 477 6595

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