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2007年12月18日 (火)

バイロイト音楽祭1955

バイロイト音楽祭1955から楽劇「ラインの黄金」。
昨年も年末はカイルベルトのリングを聞いていたのだが、
去年は「ワルキューレ」と「ジークフリート」で
今年は残りの「ラインの黄金」と「神々の黄昏」である。
ちょうど来週の今日は、バイロイト音楽祭2007の
「ラインの黄金」が放送されるので、気持ちは高まってくる。
1955年のカイルベルトのリングはステレオ録音で残されていた
ということは鑑賞する上でたいへんに重要なことなのだが、
でも翌年1956年のクナッパーツブッシュのリングだと
すごく古くてまさに歴史上の記録のような、そんな印象であり、
カイルベルトだと古い感じはなくて、今でも十分に通用するのである。
それは録音のリアリティもあるけれど、表現の点でもそうなのであり、
カイルベルトの職人芸的ともいえる、ワーグナーの音楽を丁寧に扱って、
ここでの美しさは、音楽そのものが輝いているのであって、
誠実な気持ちにより、作品に語らせるということに尽きるのである。
そこが素晴らしく、これこそが本質であり、本格的であり、
渋い中にも深い感動がゆっくりと立ち上ってくる。
決してクナッパーツブッシュを批判するということではないのだけれど、
ワグネリアンというとクナッパーツブッシュは神様のような扱いで
でもどうも私はカイルベルトの方が好みで
戦後バイロイトはやはりカイルベルトにはじまっている。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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