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2007年12月14日 (金)

カラヤンの1970年代 3

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
ブルックナーの交響曲全集から今日は第7番。
1975年4月14,15日の録音。
そして今回組み合わせるのは、ブルックナーへの前奏として
フランツ・シュミットの歌劇「ノートルダム」間奏曲。
同時期ではよい選曲が見つからず、
少し後の演奏になってしまったのだが、
こちらは1980年11月16,17日の録音。
フランツ・シュミットは20世紀初頭にウィーンで活躍した作曲家で
後期ロマン派の濃厚な作風は、ブルックナーの交響曲と並べても
なかなかよいバランスである。うまくいった。
カラヤンの交響曲第7番、これは感動的な演奏である。
晩年に生涯最後の録音となったウィーンフィル盤があるので
その「最後」のあの心にしみる名演に立ち向かったら、
それは敵う演奏は決して見つからない。
でもこの1975年というカラヤンとベルリンフィルの絶頂期、
こちらもさすがに何から何までカラヤンなのである。
ところどころで無理やり音を鳴らして、強引にもって行く感じはあるけれど
でもそれがカラヤン・スタイルなのであり、ここまで極まれば、
心にグッと響いて、私は夢中になって一気に聞いてしまった。
カラヤンがベルリンフィルから引き出す音というのは、
研きぬかれて、その理想とするものが
完璧な形で実現されているような印象があるけれど、
でも表現はまだギラギラして、これが70年代のカラヤンなのである。

iTunes CDR342

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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