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2007年12月 8日 (土)

クラウディオ・アバド 1

私は音楽を聞きはじめた最初の頃から
クラウディオ・アバドの大ファンなので
聞きたいCDは結構そろえているのだが、
1970年代や80年代前半の演奏は、
その当時買い逃していると今では売っていないものも多く、
存在はよく知っている名演なのだけど、
聞いたことがないというのがいくつも浮かぶのである。
でもiTunesのリストを見ていくとかなり見つかって、
さらに最近はじまったDG WEB SHOPでは
すべての曲で1曲からダウンロードできるので、
うまく使い分ければ、独自の視点から
アバドを深く考察することができるのだ。
ユーロは高いので、iTunesを中心に活用して、
どうしても付け加えたい欲しい曲については、
DG WEB SHOPのさらに豊富なリストを参照するという
そういう方法で、少し前の年代のアバドを聞いていく。

最初に選んだのは、1985年6月9,10日録音の
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。
イーヴォ・ポゴレリチの独奏である。
これは非常に有名な演奏だが、せこい話なのだけど、
ピアノ協奏曲が1曲で1枚のCDという
ちょっと物足りないような印象もあったので、
これまで持っていなかったのだ。
でもiTunesにしてもDG WEB SHOPにしても
視聴してからダウンロードできるので、
聞いてみるとポゴレリチの演奏に惚れ込んでしまった。
どうしてもポゴレリチのチャイコフスキーが聞きたくなってしまって。
とにかくすごいのである。伴奏の部分もすべてが聞こえて、
そしてその一音一音にいたるまで、豊かな表情で歌われる。
ポゴレリチの天才ぶりを今さら書く必要もないのだけど、
こんな演奏ができるなんて!発明であり、今さらだけど発見した!
でもおそらくポゴレリチがショパン・コンクールで落ちたように
チャイコフスキー・コンクールでこう弾いたなら、
きっと同じように落とされると思う。
これはポゴレリチの世界であり、すべてがポゴレリチなのである。
でも絶対にすごい!天才だ。
アルゲリッチと同じことは言いたくないけれど、
ポゴレリチに感動したのであり、この代わりは絶対にいない。
そうそう、ここではアバドのことを書いているのであって、
ロンドン交響楽団も素晴らしいチャイコフスキーである。

そしてここからが私の選曲で、後半にラヴェルの作品から
「スペイン狂詩曲」「亡き王女のためのパヴァーヌ」
「ボレロ」を収録した。1985年6月10,11日の録音。
チャイコフスキーとラヴェル、実は同じときの録音だったのである。
アバドとロンドン交響楽団によるラヴェルのシリーズ第1弾で
この1枚だけ持っていなかった。
その後の他の作品は、すべて発売と同時に買っていたので、
みんな聞いているのだけど、結果的にこれだけ買い逃してしまっていた。
ボレロの最後の盛り上がりでオーケストラのメンバーが
勢いで歓声を上げているという有名な演奏である。
「マ・メール・ロワ」は、別の作品と組み合わせようと思って、
大事にとってあるので、次回登場する予定。
アバド時代のロンドン交響楽団も面白かった!
すごくいい音がしている。活気もある。

iTunes CDR335

「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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