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2007年12月 4日 (火)

バイロイト音楽祭2002

今日もバイロイト音楽祭2002から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕。
第3幕第3場でベックメッサーが登場。
ベックメッサーの存在がこの作品の面白さで
もしいなかったら「マイスタージンガー」は何てつまらない!
「ベックメッサーの動機」を聞いても
かわいそうなぐらいに憎まれ者の扱いというか
ひねくれ者といったイメージが音からの印象である。
でも登場人物を表す主導動機の点では、
ヴァルターもお調子者って感じだし、
ダヴィットはおとぼけというか、間抜けな印象もあり、
ワーグナーが役に与えた動機は、
やはりいかにも喜劇なのである。
ここでのベックメッサーは滑稽さの固まりであり、
ヴァルターの歌をザックスが記したメモを盗み出し、
ザックスはそれに気付いて、わざと見逃すのだが、
ベックメッサーは自分の手にそのメモがあるにもかかわらず、
忘れたと探し回ったり、そこでつまずいたり、
ここまで来ると「ジークフリート」のミーメである。
ザックスはそんなベックメッサーを軽蔑し、
計画は上々に運んでいるのだ。

そして第4場では、ヴァルターがエヴァに
「朝はばら色…」の続きの愛の歌を聞かせて、
エヴァは感激して、激しく泣き出し、
この辺は音楽もまた、聞いているこちらも
熱烈に感動的な場面である。
ティーレマンの指揮がまたとことん盛り上げて、
いきいきと情熱的な感情が豊かに伝わってくる。
他の指揮者はこの辺をどうやって響かせていただろう?
ティーレマンの表現は、強い個性を打ち出しているけれど
舞台との一体感、歌手との結びつきでも圧倒的だと思う。

CDR331/332/333/334

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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