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2007年12月 5日 (水)

バイロイト音楽祭2002

バイロイト音楽祭2002から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
第3幕も後半に入って、いよいよ第5場を聞いている。
でもその前にちょっとだけ寄り道をして、
第3幕の前半(第1場~第4場)、CDでいうと3枚目だが、
少しだけバレンボイム盤(TELDEC)を聞いてみた。
そちらはバイロイト音楽祭1999からの演奏。
6月に録音ということなので開幕前に収録されたのだろう。
ウォルフガング・ワーグナー演出による同じ舞台だが、
指揮者は2000年からクリスティアン・ティーレマンが担当。
バレンボイム指揮のこのCDは私のお気に入りなのだが、
でも今聞くと渋い。CD化の際の音響編集もあるかもしれないが。
しかし慣れとは恐ろしい。ティーレマンは断然豊かなイメージ。
私の耳はティーレマンのワーグナー専門になってしまっている。
バレンボイムの第3幕は約122分で特別速くはないと思うのだが、
引き締まった響きは、バレンボイムらしい印象ではあるけれど、
しかしティーレマンは比べると遅すぎる。第3幕は約132分。
全体でいうと89+67+132=288分ほどである。
ティーレマンの表現は、とにかくじっくり描きこまれているので、
それだけの多くの内容をすべて表現し尽くそうとしたら、
時間がかかるのである。この充実の音楽にはかえられない。
バレンボイムも素晴らしいので聞いていれば
すぐに耳がバレンボイムに慣れると思うのだけど、
でもこのところティーレマンばかり聞いているので
ちょっと今は、ティーレマンでなくてはダメなようである。

歌手については1999年と2002年で
ローベルト・ホルのハンス・ザックス、
アンドレアス・シュミットのベックメッサー、
エミリー・マギーのエヴァなどは変わっていない。
一方でヴァルターは、1999年はペーター・ザイフェルト。
ダヴィットも1999年はエントリク・ウォトリヒである。
2002年はロバート・ディーン・スミスと
ダヴィットはクレメンス・ビーバーという二人。
ここが聞いてみるとずいぶん違う。
耳の慣れが大きいと思うのだが、
2002年の方がやはり断然素晴らしい。
特にダヴィットは、クレメンス・ビーバーの新鮮な印象は最高!
1999年には、エントリク・ウォトリヒがダヴィットを歌っていたのだ。
現在は「ワルキューレ」でジークムントを歌っているという大活躍。
今年のジークムントは不調だったという話で、一部の公演では、
前任者のロバート・ディーン・スミスが代役している。
そういえばウォトリヒは、2004年はパルジファルも歌っていた。
演出家との衝突で2005年はパルジファルの出演を拒否したという。
調べてみたら、2001年と2002年のダヴィットがクレメンス・ビーバー。
その後、クレメンス・ビーバーは「タンホイザー」でヴァルター、
2006年からの「ラインの黄金」でフローを歌っている。
ティーレマン指揮の演目に出続けている。
私的には、クレメンス・ビーバーのダヴィットがお気に入り。

20071205

写真はロバート・ディーン・スミスとクレメンス・ビーバー。
「トリスタンとイゾルデ(2006)」のリハーサル。
バイロイト音楽祭のホームページより
http://www.bayreuther-festspiele.de/

CDR331/332/333/334

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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