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2007年12月10日 (月)

クリーブランド管弦楽団2006/2007

フランツ・ウェルザー・メストの指揮による
ベートーヴェンの交響曲第9番。
2007年1月のライブ録音である。
私は12月だから特別に第9を聞くということはしないのだが、
でもこのメストの第9は実はずいぶん前に買ってあったのだけど、
何となく今までとってあったのである。年末にそろそろ聞こうかなと。
なかなか生々しい録音でライブの熱気が心地よい。
変にきれいに整えられていないところに好感をもつ。
快調な演奏である。でもちょっと流れすぎか?
音としては十分に力がこもっているが、
何もかもが順調なので、あっさりした印象を受ける。
いまや快速な演奏はたくさん存在しているので、
メストのテンポが速いとか、そんなことは気にならないが、
音楽がとにかく無理なく流れ続けるので、
えっ?第9って、こんなに簡単に創り出されてしまうの?
なんて思いはじめたら、ちょっと味気ない?
メストはクールなのか?巨匠風の重みなんてものは無縁だし、
熱くなって格闘するような振る舞いは極力避けているような、
今回はもう少し踏み込んで欲しかった気もする。
この手の演奏だと、何か新しい発見がないと物足りない感もあり、
音楽の仕上がりは意外に普通なので、心に響いてこない…
でもメストとクリーブランドの演奏がCDになるのって、
はじめてのことではないだろうか。それはたいへんに喜び。
今後もDGで続くのかわからないが、ぜひお願いしたい。
さらにはこの先、ウィーンでの活躍を
レコードに収めようというのが狙いなのかもしれない。
どちらにしてもEMIと縁が切れて、
メストの演奏が聞けないことはずっとストレスに感じていた!
ストレス解消にはもってこいの健康的なベートーヴェンなのかも。
ルネ・パーペのバス独唱は最高である!
でもマイク・セッティングで失敗したのか?
独唱だけが音が遠く、小さくて、残念である。

DG 00289 477 7132

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