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2007年12月20日 (木)

ウィルヘルム・ケンプ 2

ウィルヘルム・ケンプのベートーヴェン
ピアノ・ソナタ全集(1964-1965年録音)より
今日は第5番から第7番の作品10の3曲と
作品13のソナタで第8番「悲愴」。
ケンプのベートーヴェンは素晴らしい!
昨日まで聞いていたカイルベルトの「指環」が
録音(1955年)は古いけど、今でも通用すると書いたが、
こちらのケンプの演奏は、本当に古い。完全に昔のスタイル。
でもそこがいいのであって!魅力なわけで
たまらなく親しみを感じ、味わって聞きたくなる。
しかしその中でも、「悲愴」はさすがに見事!
ケンプの「悲愴」といえば定番の中の定番である。
世界中でどれだけ多くの人々に聞かれてきたことか!
ケンプのベートーヴェンで、ときどきハッとすることがあるのだが、
ポリーニの演奏とすごく共通するところを発見するのである。
ケンプとポリーニは、表面的には全然似ていない。
しかし細かいところで同じ弾き方をしていることがあって、
ポリーニって、実はケンプのベートーヴェンを聞いているんじゃない?
とか思ってしまったり、でも二人の接点って、あまり聞かないし。
ベートーヴェンの楽譜から、このふたりだけが、
独特の共通する奏法を導き出しているということか?
以前に後期のソナタを聞いて感じていたことを
今日は「悲愴」でまた同じハッとする瞬間を味わってしまった。

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