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2007年12月22日 (土)

クラウディオ・アバド 4

クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団による
マーラーの交響曲第6番(1979年2月3,6日録音)。
今回もマーラーに行く前にベルクの作品から
管弦楽のための3つの小品(1970年12月録音)。
ベルクはロンドン交響楽団の演奏である。
3つの小品が、正直驚いてしまった感動的な名演。
恐るべきリアルな響きが激しく迫ってきて、
鋭く傷つけられるような衝撃、この生々しさ、
まだ若かったアバドが壮絶な演奏をしていた。
そして交響曲第6番。こちらも素晴らしい。
2004年にアバドはベルリンフィルと再録音しているが、
引き締まった響きで理想のマーラー像を徹底して追求していく
あの完成された演奏は、ひとつの究極の姿を示していたと思うのだが、
こちらのマーラーはもっと自然に、感情にストレートで、
全体に歌に満ちて、喜んだり、悲しんだり、寂しかったり、実に清々しい。
シカゴ交響楽団もアバドだとショルティのときとはずいぶん違う。
明るい音色で自在に歌い、ショルティのような乾いた感じではなく、
やはりアバドの存在って、結構大きいのだろう。
2004年のベルリンフィル盤が今となっては圧倒的なのだが、
でも1979年のこちらも聞いてみると
決して負けていなくて、魅力はいっぱいなのである。
アバドは若いころの方が、音もよく発散して、
より開放的な音楽作りを行っていた。
1990年代の後半以降のことか、現在ではより室内楽的な緻密さで
強い集中力と緊張感によって、引き締まった音楽を聞かせている。

iTunes+DG WEB SHOP CDR347/348

「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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コメント

こんにちは。
アバドはとても大好きなマエストロです。
マーラーにおいても、CSO時代、VPO時代、BPO時代、そして現在のLFOとそれぞれ多くの録音を残していますが、私はVPO時代の録音がとても好きですね。

投稿: abbadoi | 2007年12月23日 (日) 00:56

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