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2007年12月24日 (月)

ズデニェク・マーツァル

ズデニェク・マーツァル指揮チェコフィルによる
マーラーの交響曲第7番(2007年5月録音)
いつもながら恐るべき高音質で夢中になって聞いている。
クリアな響きはもちろんのこと、
何かさらに今回は音楽の勢いというか、よく鳴っているし、
外に向かって発散されるエネルギーも魅力である。
そうした力のこもった活気に対して、
夜の部分での内向的な表現、その対比の鮮やかさ、
マーツァルのマーラーは毎回最高のレベルを維持しているので、
今回の第7番が特出しているということではないけれど、
本当に強くひきつけられるものがあり、感動的!
ひとつ非常に特長的だったのが終楽章で
いきなりハ長調になって、お祭り騒ぎがはじまり、
マーラー特有の折衷主義的な傾向、
そういう部分をクローズアップさせる演奏が多い中で
(かなりバカっぽく聞こえる場合もある)
マーツァルは少し抑え目にきちっと引き締めて、
超楽天的騒がしさの対極として、これは巧い!
夜の音楽におけるカウベルなどの効果音的扱いも
くっきりと響いてきて、この複雑な音楽を知る上で
これまで霧に包まれていたものが
気持ちよく晴れ渡ってくるのも素晴らしい。
でも第4楽章でマンドリンとギターがやたらと聞こえてくる点、
実演ではオーケストラの音に飲み込まれて、
すごく聞きにくい思いをするのだけれど、
ちょっと今回は特にはっきり、あまりにも明解に収録されていて、
それをレコードならではのありがたさとして肯定すべきか、
それとも完成されすぎているレコード的な仕上がりに
少し矛盾を感じてしまうのか、その辺は難しいところ。
ここまで際だたせなくてもいいような。
でもチェコフィルはいい音である。
金管もきれいだし、弦も美しく、極上のマーラー!
こういう録音を聞かせてくれるEXTONにも感謝します。
続いて交響曲第9番の発売も予定されている。
期待は膨らみ、一刻も早く聞きたい!

EXTON OVCL-00298

「ズデニェク・マーツァル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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