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2007年12月 8日 (土)

シュトックハウゼン死去

ドイツの作曲家カールハインツ・シュトックハウゼンが亡くなった。
12月5日ケルン近郊の自宅で病死とのこと。79歳。
現代音楽の中でも電子音楽の先駆者として知られており、
極めて前衛的な作品は常に衝撃の存在であった。
私はシュトックハウゼンの作品というと聞きたい!
という気持ちがあるのだが、いつからか?というと
それはポリーニが熱心にシュトックハウゼンを弾いているので、
かなり早い時期、中学生の頃?には、
シュトックハウゼンのピアノ曲を聞いていたと思う。
1998年にはサントリーホールで、ポリーニの企画による
シュトックハウゼンを特集した演奏会が開かれ、
私も聞きにいって、あの演奏会は行ってよかった!と
いまでも大切な財産になっている。
ポリーニのピアノの他にテープ作品も上演された。
それが有名な「少年の歌」や「コンタクテ」だったのである。
当時のポリーニは、ピアノ曲 第5、第9、第10
という3曲をよく取り上げていたのだが、
現在はさらに他の曲も演奏しているようなので、
もしかしたらいよいよ1枚のCDにまとまるのではないかと
すごく期待しているのだけど、慎重なポリーニなので
こればっかりはわからない。でもぜひ聞きたい。
シュトックハウゼンはあれだけの有名な作曲家なのに
聞く機会は(国内では)非常に少ないと思う。
オーケストラの代表作だと思うのだけど、
アバド指揮ベルリンフィルによる「グルッペン」のCDがある。
メジャーなところでは、その辺は極めて重要。
アロイス・コンタルスキーがかなり昔に
ピアノ曲をまとめて録音していて、
以前、すごく欲しくて、探し回ったのだが、手に入らなかった。
今も廃盤のままではないだろうか。結局持っていない。
比較的最近のCDでアルディッティ・カルテットの演奏による
「ヘリコプター・カルテット」という作品がある。
弦楽四重奏の4人が4台のヘリコプターに乗り込み、
ヘリコプターの騒音の中で弦を引っかきながら叫んでいる!
それをシュトックハウゼンがコンピューターで
音響処理しているというような作品なのだけど、
ヘリコプターを飛ばして?何でもありかよ!
とか突っ込みを入れたくなってしまうのだが、
でもある意味、すごくシュトックハウゼンぽい発想のような
そういう印象もあるのだけど、どうなのだろう?
しかしこのCDは、少なくとも音楽を聞こうとしている人は
絶対に聞いてはいけないと思う。
シュトックハウゼンを理解してあげられる人でないと。
ちょっとこの辺の奇行は、最後の頃の黒川紀章に通ずる。
歴史に名を残したのだが、そのやり方は奇抜であった。

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コメント

現代音楽の偉大な作曲家である、カール・ハインツ・シュトックハウゼン氏が逝去されたことは、にはかに信じられず、哀痛の極みであります。
2005年6月に来日(東京・天王洲)されたときは、とても元気な様子で、気さくな印象がありました。
今は、筆舌に尽くしがたい悲しみで一杯です。
これを機に、上記の記述と同氏の写真及び動画を、Mixi上に載せさせていただきました。宜しければそちらも御覧ください。(ニックネーム:T URL は http://mixi.jp/show_friend.pl?id=15541264)

投稿: 橋本 | 2007年12月13日 (木) 00:46

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