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2008年1月12日 (土)

カラヤンの1960年代 3

1969年8月、夏のサンモリッツにおけるカラヤン。
1960年代から1972年までだろうか?
毎年8月は、カラヤンはスイスのサンモリッツに滞在して、
比較的小編成のベルリンフィルとともに
ヴィヴァルディ、バッハからモーツァルト、ハイドン、
そしてストラヴィンスキーやオネゲルのような
20世紀の弦楽オーケストラの作品まで、数多くの録音を残した。
その中から1969年8月の演奏を集めてみると
かなり集中して、一気に録音していることが記録からわかる。
アルビノーニのアダージョ、パッヘルベルのカノン、
ボッケリーニ、レスピーギのリュートのための古代舞曲とアリア、
モーツァルトのアダージョとフーガ、ベートーヴェンの大フーガ、
R.シュトラウス、オネゲル、ストラヴィンスキーというふうに。
その中から今日聞いているのは、
モーツァルトのアダージョとフーガK.546、
オネゲルの交響曲第2番(トランペットと弦楽のための)、
ストラヴィンスキーの弦楽のための協奏曲「バーゼル協奏曲」、
そしてR.シュトラウスのメタモルフォーゼンである。
これが素晴らしい演奏!なんと見事な集中力。
オネゲルの交響曲第2番ははじめて聞いたのだが、
すごく魅力的な作品だ。すぐに気に入った。
カラヤンも鮮やかに決めていて、最高である。
ストラヴィンスキーも同じ路線の演奏で、
こういうカラヤンが聞きたい。圧倒的完成度!
鋭さといい、その緊張感といい、これははまる。
一方でモーツァルトにはちょっとびっくり。
これがモーツァルトの響きなの?という、不思議な重圧感。
ハ短調の暗いアダージョではあるのだけれど、
まるでブルックナーを聞いているような、さすがにこれは…
でも続くフーガに入ると突然目が覚めたように!
この辺はカラヤンならではの演出でやりたい放題である。
かなりの絶好調!さすがにカラヤンだ。

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「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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