« バイロイト音楽祭2007 | トップページ | パソコントラブルの解決 »

2008年1月30日 (水)

バイロイト音楽祭2007

2007年のバイロイト音楽祭から初日の公演
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
まずは一回、全体を通して。今日は第3幕。
カタリーナ・ワーグナーによる新演出上演である。

カタリーナ・ワーグナーの解釈による
ベックメッサーの扱い。これもたいへんに面白い!
ザックスとの対比で全く逆の展開。

20080130a 20080130b

バイロイト音楽祭のホームページより
http://www.bayreuther-festspiele.de/
左は第1幕、右は第3幕におけるベックメッサー。
第1幕ではスーツを着て、ネクタイを締めて、
文庫本を持って、いかにも役人風である。
第2幕でも同じで、やはりグレーのスーツ姿。
それが第2幕第7場での大乱闘を経て、
頭でも打ったのか?それは冗談だけど、第3幕に進むと
それまで保守的なまじめ人間(市の書記)だったのが
革新的な自由主義者に変貌している。
上の写真では詳しくはわからないのだが、
黒いシャツを着て、スニーカーをはいているような印象?

第3幕第3場でベックメッサーがザックスの仕事場を訪ねて、
何か吹っ切れたかのような、ザックスを圧倒するような勢い?
ミヒャエル・フォレの歌がすごいのである。
カタリーナの演出意図が音を通して伝わってくる場面。
そして第5場の歌合戦でベックメッサーが聴衆から笑われて、
この詩はザックスがくれたものであることを白状してしまうところ
追い詰められて一気にしゃべりまくる感じ、
緊張感と迫力で聞かされてしまう。
ここは音楽もすごくいいので、ヴァイグレの指揮も
カタリーナの演出と一体となって、非常に説得力がある。

歌合戦のところのベックメッサーの音痴な歌だが、
ここもカタリーナの解釈では、この不安定なメロディーが
極めて斬新な前衛芸術なのであり、
そういう表現に目覚めたベックメッサーは、
革新的で自由な発想に恵まれた人間なのである。
つまりはこの旋律は現代音楽と理解していいのだと思うのだが、
それに「NO」を言いわたす民衆、この場面は
まさに今日の現代音楽のおかれた状況を表しているのである。

最初からいろいろ書いてしまって、これではネタが尽きてしまうが、
2007年の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、
2月中旬から月末に向けて、じっくり聞き込む予定。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

|

« バイロイト音楽祭2007 | トップページ | パソコントラブルの解決 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/17901757

この記事へのトラックバック一覧です: バイロイト音楽祭2007:

« バイロイト音楽祭2007 | トップページ | パソコントラブルの解決 »