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2008年1月31日 (木)

ジルヴェスター・コンサート2007

ベルリンフィルのジルヴェスター・コンサート2007
サイモン・ラトルの指揮で12月31日のライブ録音である。
ムソルグスキー(ラヴェル編曲)の展覧会の絵
ボロディンの交響曲第2番、イーゴリ公~だったん人の踊り
ポピュラー・コンサートの選曲なのだが、
演奏は真剣そのもの。お祭り的な華やかさはない。
でもそこがいい訳で、ラトルは響きを精妙にコントロール。
現在のラトルならではの細部にまで緻密に描き出す
非常に引き締まって、クリアに見通しのいい演奏である。
抑制傾向の音楽はちょっと迫力不足かなとは思うが、
名人芸によるベルリンフィルの渋い音色は大好きなので
私は楽しみながら喜んで聞いている。
ボロディンの方がより自由に独自性を出しているか。
明るく歌う旋律が美しい世界を創造させるのだが、
ここでもラトルは自分をしっかり制御して、
昔のような無心の喜びをただ外に発散させるのではなく、
内向的に音楽と深く対話し、同時に自身をも見つめている。
バーミンガム時代にはもっと楽天的に
表面的な効果が炸裂していたような気がするのだが、
ベルリンフィルとの活動で、この数年、
急激にラトルは変貌してきているように思われる。
ラトルはどこへ向かおうとしているのか?
ここでの演奏でもまた新しい展開がはじまりつつある。
しかしこのボロディンはすごくいい。
もちろん展覧会の絵も素晴らしいが、
私は特にボロディンに感動した。
ラトルにはもっとロシア作品を取り上げて欲しい。

EMI 5 17582 2

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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