ニューイヤーコンサート2008
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
元日の夜はウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
今年の指揮者はジョルジュ・プレートル。
83歳の巨匠がニューイヤーに初登場!
プレートルの指揮が決まって、ずっと楽しみにしていた。
またCDがすぐに出ると思うので(今年はDECCAから)、
今日はテレビでのんびりと、音色や細かい表現については
CDを手に入れてからと思っているのだけれど、
プレートルというと120%の濃厚な色彩で
豊かな表情をじっくり創りこんでいくイメージである。
でも今日はシュトラウスの音楽でやはり響きはウィーンフィル。
巨匠による独特の世界が描き出されることを予想していたのだが、
思った以上に爽やかな流れ、速い曲などテキパキこなしていた。
後半ではだんだんプレートルらしい部分も出てきて、
ポルカ・マズルカ「とんぼ」など、これまで聞いたことのない
七色の色彩がキラキラと輝いて、すごく印象的だった。
皇帝円舞曲もよかったし、そして「美しく青きドナウ」!
緩急自在なコントロールで、特にゆっくりのところで
すごく丁寧に音楽を聞かせて、幸せな気持ちにしてくれる。
実に感動的な時間であった。こういうところがプレートル!
例年以上に会場は盛り上がっていたような気がするのだけれど、
プレートルはウィーンではすごい人気である。
「ニューイヤーコンサート」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/
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