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2008年1月27日 (日)

モーツァルトの歌劇 3

今日は歌劇「イドメネオ」K.366を聞いている。
カール・ベーム指揮シュターツカペレ・ドレスデン
1977年9月、ベーム晩年の録音である。
「イドメネオ」を聞くのは久しぶりだ。
もう10年ぐらい前になるかもしれないけれど、
ジェームズ・レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場で
ドミンゴ、バルトリ、ハンプソン、ターフェル…という
豪華な顔ぶれによるCDが出て、そのときはじめて聞いた。
「イドメネオ」はそれほどには機会がないけれど、
今回はカール・ベームの名盤で。
モーツァルトのオペラの中でも「イドメネオ」って、
私にはすごく好みの作品である。
長調、短調がめまぐるしく入れ替わる。
それが登場人物の心理状態によるものだったり、
物語の劇的な展開に結びついていたり。
さらには舞台上に海神ネプチューンが登場したり、
愛の神の声が響き渡って、お告げがある。
その辺の荒唐無稽な物語についても
ワーグナーの多神教世界に精通していると
モーツァルトの「イドメネオ」は受け入れやすい?
かなり面白いのだけれど。私にはツボ。
第2幕で海が嵐となる場面などは、
「さまよえるオランダ人」にも通ずるとの指摘もあって、
たしかに!私などは吸い込まれてしまう。
ここでの演奏では、イダマンテがペーター・シュライアー。
通常はメゾ・ソプラノで演じられることの多い役だろうか?
しかしその場合、イリアとエレットラがどちらもソプラノで
イダマンテの特徴が出にくいという傾向もある?
でもイダマンテがテノールだとイドメネオもテノールだから、
今度は王と王子の違いが出にくいようにも思われる。
今回の場合はシュライアーの声はわかるのでいいのだが。
しかしシュライアーが王子イダマンテでは、ちょっと貫禄ありすぎ。
もうちょっと少年のような爽やかさが欲しい。
どうなのだろう?解釈や演出しだいということか?
そういえばマッケラス指揮の「イドメネオ」では、
イアン・ボストリッジがイドメネオである。
そういうのもありなのか(イダマンテはメゾ・ソプラノ)。
イドメネオを重い感じにするなら、
ボストリッジのイダマンテというのもありそうだけど。
あとザルツブルク音楽祭2006の上演では、
イダマンテはマグダレナ・コジェナーだった。
それもよさそう。興味ある。指揮はロジャー・ノリントン。
「イドメネオ」はもっと聞こう。素晴らしい。
話がずいぶんそれてしまったが、
ベームの指揮は隙なく締まって、感動的である。

DG 429 864-2

「カール・ベーム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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