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2008年2月23日 (土)

ゲオルグ・ショルティ 10

ショルティのマーラー交響曲全集から
収録順に聞くと次は交響曲第9番。
1982年5月のデジタル録音である。
ショルティ流のちょっときつい印象もあるのだが、
しかしこれは間違いなく最上の名演だと。
明瞭に響いてくるのは高音質の録音のおかげもあるけれど、
バランスの整った、細部にまで鋭く踏み込んでいく徹底した解釈、
この時期、「復活」、第3番、そしてこの第9番と
ショルティ&シカゴのマーラーは究極の域に達していた。
第3楽章で激しく、勢いよく盛り上げたあと、
終楽章の切迫感ある響きに深く感動する。
客観的ではあるが、無機質にはならずに
強い想いを感じるけれど、音楽に溺れることはなく、
ショルティならではの平衡感覚が奇跡の完成度を生み出した。
いよいよこの全集も残すところ「千人の交響曲」のみである。

DECCA 430 804-2

「ゲオルグ・ショルティ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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