« シューベルティアーデ1999 | トップページ | 「スカパー!光」導入 »

2008年2月12日 (火)

シューベルトの歌曲 7

シューベルティアーデ音楽祭1999において
イアン・ボストリッチが取り上げたシューベルトの歌曲。
(1999年5月29日 リンダウ市立劇場)
D番号の700番代を中心に12曲。その選曲について。
バラバラに曲をもって来るのではなくて、
連番の作品を並べることも多く、作曲年代も考慮している印象。
中には有名な曲も入っていて、親しみ、聞きやすさも感じる。
悲しみ D.772、こびと D.771、夜と夢 D.827、
ミューズの子 D.764、去って行った人に D.765、
流れにて D.766、逢瀬と別れ D.767、さすらい人の夜の歌 D.768、
竪琴に D.737、湖畔にて D.746、森にて D.738、魔王 D.328。
本当に名曲ぞろいである。D.730番代からD.770番前後まで
ここでの作品は、1822年から1823年にかけて作曲されたもの。
後半では「湖畔にて」「森にて」の美しいこと。感動。
そして最後に名曲「魔王」。ボストリッチの「魔王」は素晴らしい。
父、息子、そして魔王という3人が登場するが、
歌曲なのでそれほど大げさには声色を変えない。
でもその情景の描きわけ、音楽の変化とも一体になって、
鮮やかに物語性も極めて明瞭である。
はじめ優しく語りかけていた魔王が、
最後ついに恐怖の姿をむき出しにするところ、その迫力!
そして息絶えた息子、走り抜けた先にあるものは「死」。
言葉の力、恐るべきリアリティである。
アンコールにもう1曲は、野ばら D.257。

CDR379

「イアン・ボストリッチ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

|

« シューベルティアーデ1999 | トップページ | 「スカパー!光」導入 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/40104321

この記事へのトラックバック一覧です: シューベルトの歌曲 7:

« シューベルティアーデ1999 | トップページ | 「スカパー!光」導入 »