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2008年2月29日 (金)

ゲザ・アンダ 3

DGのORIGINAL MASTERSのシリーズから
ゲザ・アンダを聞く。久しぶりになってしまったが3枚目。
ベートーヴェンのディアベッリの主題による変奏曲(1961年5月)
シューベルトのピアノ・ソナタ変ロ長調D.960(1963年5,6月)
素晴らしい!迫力と音の勢いに圧倒された。
メリハリが効いて、鮮やかで快調な流れに引き込まれる。
切れ味の鋭さ、ヴィルトゥオーゾ・タイプの演奏は表面的な印象を与えるが、
はっきりとした主張があって、すごい存在を感じる。
シューベルトもこういう演奏は聞いたことがない。
あの曇り空の音楽が驚くほどにくっきりと響いてきて、
カラフルでまさにロマンティック、音楽が華麗に歌われる。
変わっているけれど、こういうのもいいではないか。
というのは、ゲザ・アンダの演奏にそれだけの説得力があって、
ひとつのストーリーが完成されているわけで、私は楽しんだ。

DG 00289 477 5289

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2008年2月28日 (木)

シューベルトの歌曲 10

ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウのバリトン
ジェラルド・ムーアのピアノで、シューベルトの歌曲を
作曲年代順に聞いていく。今日は1818年の作品を中心に。

リーゼンコッペの山頂にて D.611、秋の夜の月に寄す D.614、
母の埋葬 D.616、孤独に D.620、花の便り D.622、
マリアの肖像 D.623、ブロンデルからマリアへ D.626、夕映え D.627、
アポロンよ、あなたの愛の情熱がまだ生きているのならば D.628、
ただひとり、物思いつつ発作で麻痺したように D.629、
今ぞ天と地は静まり D.630 (3つのソネット D.628~630)、
マリアの苦悩を思って D.632、あこがれ D.636、
希望 D.637、小川のほとりの若者 D.638、水鏡 D.639(D.949)

D.600番代前半の作品だが、はじめて聞く?という曲ばかり。
有名かどうかはわからないが、「小川のほとりの若者」は
以前から私の大好きな曲でちょっとホッとした。
「あこがれ」もよく知っているメロディである。
他は知らない。どこかで聞いているのかもしれないけど。
そして前衛的な印象の作品が多い。
前衛といっても1800年代の前半、ロマン派のはじまりという点では、
極めて画期的な和声なのではないかという。
シューベルトは大胆に不協和音を用いるし、
暗い曲では、極端に色彩を嫌って、不気味な音が鳴り響き…
晩年のリストは完全なる無調の音楽を作曲しているが、
そういう作品にも通ずるのではないかという世界を
シューベルトはこの時点ですでに描き出している。
18分にも及ぶ大作の「孤独に」は感動的で
シューベルトのあらゆる表現が集約されている。
大胆に飛躍し、激しい感情を音楽にぶつけ、
動きと静寂の対比が暗黒世界の中で劇的に展開される。
不安な心理を半音階的に扱う技法、恐るべき緊張感。
その点では「希望」の出だしも不安定な音の構成には驚く。
全体に支離滅裂的な傾向のある作品ほど
シューベルトの音楽を突き詰めていく意味では面白いのではないか。

iTunes CDR385

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2008年2月27日 (水)

シューベルトの歌曲 9

ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウのバリトン
ジェラルド・ムーアのピアノで、シューベルトの歌曲を
作曲年代順に聞いていく。今日は1817年の作品。

音楽に寄せて D.547、タウリスのオレスト D.548、
ます D.550、御身らの平安を祈る D.551、
紅ひわの求愛 D.552、ドナウ河の上で D.553、
雷雨のあと D.561、漁師の歌 D.562、流れ D.565、
墓 D.569、別れ D.578、ゆりかごの子供 D.579、
完了 D.579A (D.989A)、大地 D.579B (D.989)、
タルタルスの群れ D.583、楽園 D.584、アティス D.585、
エルラフ湖 D.586、アルプスの狩人 D.588、戦い D.594

「音楽に寄せて」や「ます」などお馴染みの曲もあるが、
あまり親しみのない作品が一気に増えた。
やはり貴重な録音であり、興味深い。
「タルタルスの群れ」はよく取り上げられているが、
私の大好きな曲である。激しさと力強さを兼ね備えて。
そして「流れ」もリヒテルの演奏で親しんでいるのでうれしい。
「ドナウ河の上で」もよく聞く。

iTunes CDR384

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2008年2月26日 (火)

シューベルトの歌曲 8

ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウのバリトン
ジェラルド・ムーアのピアノで、シューベルトの歌曲を
作曲年代順にこれから聞いていきたいと思う。
とはいっても1817年のD.550番前後の以降の作品である。
その前に今日はD.500番以前の初期の歌曲で
ゲーテの詩による歌曲を中心にその他の有名な作品も加えて。
以前にイェルク・デムスのピアノによる
同じくゲーテの詩による歌曲集を聞いたが、
その後半に収録されていたムーアのピアノによる作品に
ぜひ聞きたい重要な数曲を私なりに加えて選曲。

シューベルトの初期の作品を中心にゲーテの詩によるものを集めて
憩いなき愛 D.138、恋人の近くに D.162、さすらい人の夜の歌 D.224、
野ばら D.257、悲しみの喜び D.260、月に寄せて D.296、魔王 D.328、
トゥーレの王 D.367、狩人の夕べの歌 D.368、馭者クロノスに D.369、
3曲からなる竪琴弾きの歌 D.478~480で
孤独に身を委ねる者は D.478、
涙を流しながらパンを食べたことのない者 D.480、
家々の門辺に歩み寄って D.479、
湖上にて D.543、ガニュメート D.544
そしてゲーテ以外の詩による歌曲で
泉のほとりの若者 D.300、万霊節の日のための連祷 D.343、
至福 D.433、さすらい人 D.489、あこがれ D.516、
死に寄せて D.518、死と乙女 D.531、舟人(風の中に) D.536

シューベルトは素晴らしい。大好きである。
明暗や濃淡の使い方、陰影のニュアンス、
天才としかいいようがない。

iTunes+DG WEB SHOP CDR383

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2008年2月25日 (月)

ダニエル・バレンボイム 3

バレンボイムによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。
1981年から1984年にかけてパリで収録されたもの。
今日はソナタ第4番を中心に第19番と第20番。
さらにはリストのヴェルディの歌劇からの編曲作品。
「アイーダ」「トロヴァトーレ」「リゴレット」
最後は有名な「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ。
ベートーヴェンのソナタ第4番は私の大好きな作品で
バレンボイムもしだいに勢いが出てきて素晴らしい!
でも何となく、迫力と加速する感覚が重なると
いまひとつ制御しきれていないような
危うい印象があるのは詰めの甘さで残念。
しかし嵐が通り過ぎて、柔和な表情が戻ってくると
そこは何とも美しい気品のある響きでやはり魅力的である。
バレンボイムはここでも叙情的な表現で特に優れている。
そして後半にもってきたリストのパラフレーズが最高だ。
テクニックに走らずにじっくり豊かな表情で聞かせてくれる。
バレンボイムは音がきれいなので、また一段と輝きが増して、
華麗な世界が目の前に広がる。

iTunes CDR382

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年2月24日 (日)

ゲヴァントハウス2006/2007

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団2006/2007シーズンから
リッカルド・シャイーの指揮によるシューマンの交響曲全集。
ここで使用されているのはマーラー改訂版である。
ところどころ違う響きが聞こえてきて、
マーラー版ということも興味深いのだが、
それより何よりシャイーの明るく勢いある演奏が魅力的で
音楽からあふれんばかりの情熱が素晴らしい。
目の前の演奏に感動できれば、正直なところ、
ファンにとっては、スコアの扱いとかはどうでもよくて、
というのは、シャイーが理論的な要素、知的な部分を越えて、
音楽を心で表現し、それがこちらに
しっかりと伝わってきているのだと思う。
シャイーという人はそういう指揮者だと思うし。
いつもそこに音楽の喜びがある。

DECCA 478 0037

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2008年2月23日 (土)

ゲオルグ・ショルティ 10

ショルティのマーラー交響曲全集から
収録順に聞くと次は交響曲第9番。
1982年5月のデジタル録音である。
ショルティ流のちょっときつい印象もあるのだが、
しかしこれは間違いなく最上の名演だと。
明瞭に響いてくるのは高音質の録音のおかげもあるけれど、
バランスの整った、細部にまで鋭く踏み込んでいく徹底した解釈、
この時期、「復活」、第3番、そしてこの第9番と
ショルティ&シカゴのマーラーは究極の域に達していた。
第3楽章で激しく、勢いよく盛り上げたあと、
終楽章の切迫感ある響きに深く感動する。
客観的ではあるが、無機質にはならずに
強い想いを感じるけれど、音楽に溺れることはなく、
ショルティならではの平衡感覚が奇跡の完成度を生み出した。
いよいよこの全集も残すところ「千人の交響曲」のみである。

DECCA 430 804-2

「ゲオルグ・ショルティ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年2月22日 (金)

コリン・デイヴィス

サン・サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」
コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団
サムソンをホセ・クーラ、デリラをオルガ・ボロディナが歌っている。
「サムソンとデリラ」は本当に素晴らしい。
劇的な物語展開と色彩的でムードのある音楽。
しかしながら題材は聖書によっており、
最初にうちはオラトリオとして作曲されたようだ。
第1幕はそういった雰囲気も漂っている。
第2幕以降はオペラならではの華麗な響きであり、
デリラがサムソンを誘惑するシーンは最も有名な音楽で
とにかく美しくって、夢のような世界である。
第3幕の中間部にあるバッカナールもお馴染みで盛り上がる。
この作品は大好きである。最高の気分になる。
いつも思うのが、少し「タンホイザー」っぽい音楽であり、
フィナーレは「さまよえるオランダ人」に似ているという。

ERATO 3984-24756-2

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2008年2月21日 (木)

ウルフ・シルマー

R.シュトラウスの歌劇「カプリッチョ」
ウルフ・シルマー指揮ウィーンフィル。
歌手はキリ・テ・カナワやブリギット・ファスベンダー、
ウーヴェ・ハイルマン、オラフ・ベーアなど。
ハンス・ホッターも登場している。
「カプリッチョ」の筋はたいへん面白いのだが、
喜劇と考えていいのだろうか。
音楽家と詩人が、オペラにおいて
音楽が先か?それとも歌詞が先か?で議論する。
どっちが正しいのか?というのと憧れの女性の奪い合いが絡んで、
明るく躍動する音楽も魅力的だし、素晴らしい作品である。
この議論はR.シュトラウスの自問自答でもあって、
結局最後は二人のうちから一人を選べないのと同時に
音楽と詩の優先についても結論は出ない…という。
そこを実に軽妙に愉快に描き出して。
晩年のR.シュトラウスに独特な室内楽的な響きが多用されて、
その音楽の美しさ、透明感といったら格別である。
この辺はウィーンフィルの絶妙さでうっとりだ。

DECCA 444 405-2

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2008年2月20日 (水)

ケント・ナガノ 1

ブゾーニの歌劇「ファウスト博士」
ケント・ナガノ指揮リヨン国立歌劇場
ディートリヒ・ヘンシェルがファウスト博士を歌って、
フィッシャー・ディースカウが詩人(朗読)である。
1997年11月と1998年3月に収録された。
作品の内容についてはあまり詳しくないのだが、
ブゾーニの音楽は本当に素晴らしくて、大好きである。
「ファウスト博士」は代表作といってもいいのではないかと思うのだが、
なかなか聞く機会がなくて、このケント・ナガノ盤は宝物。
久しぶりに聞いてみて、改めて感動!
独特の世界が広がり、すごく引き込まれて夢中になる。

ERATO 3984-25501-2

「ケント・ナガノ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年2月19日 (火)

アントニオ・パッパーノ 3

今日もアントニオ・パッパーノを聞いている。
ヴェルディの歌劇「トロヴァトーレ」を出してみた。
ロベルト・アラーニャとアンジェラ・ゲオルギュー。
トマス・ハンプソンも歌っている。ロンドン交響楽団。
このCDもヴェルディを聞くのもすごく久しぶりだ。
私はあまりイタリアオペラを聞かないので…
でもたまにヴェルディを聞いてみたらすごくいい。
「トロヴァトーレ」は格別に魅力的な作品なのである。
物語も劇的な展開だし、音楽も迫力があり、
そしてここでの演奏も緊張感に満ちて最高だ。
アラーニャがすごい声で歌っていて、
ヴェルディの作品にはこういうアリアが出てくるわけで
イタリアオペラも聞かないと!って思わされる。

EMI 5 57360 2

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2008年2月18日 (月)

アントニオ・パッパーノ 2

昨日に続いてアントニオ・パッパーノを聞いている。
今日はワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」。
演奏はこちらもコヴェント・ガーデン王立歌劇場。
パッパーノの…というよりは、
やはりここでの主役はプラシド・ドミンゴである。
ということで、第1幕でドミンゴが登場してくるまでは、
特別な演奏という感じでもなく、淡々と進むが、
第2幕以降は、ドミンゴが歌っていなくても
かなり聞き応えのある演奏である。
第2幕第3場のマルケ王の語り、ルネ・パーペである。
面白いのが第3幕第1場で牧童をイアン・ボストリッチ。
第3幕第3場は、すでにトリスタンは息を引き取っているが、
つまりドミンゴはもういないのだが、
ここはニーナ・シュテメのイゾルデを聞くところ。
ブランゲーネは藤村実穂子だし、
クルヴェナールはオラフ・ベーア。なんと豪華なキャスト!
若い水夫でローランド・ヴィラゾンが歌っているのは意外な感じ。
ヴィラゾンって、ワーグナーも歌うんだ。へぇ~。
長大な第3幕第1場でトリスタンが夢うつつの中で歌い進むところ、
ここはさすがにドミンゴで聞かせてくれる。感動的だ。
パッパーノはバイロイトで「ローエングリン」も指揮していたし、
ワーグナーを得意にしていることはよく知っているが、
でも昨日聞いた「トスカ」に比べると、こちらはそれほどでもないか…
プッチーニで聞けたあの精妙な響き、表現における大きな振幅、
それが可能ならばクライバーみたいな感じに仕上がったかも。

EMI 5 58006 2

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2008年2月17日 (日)

アントニオ・パッパーノ 1

パッパーノの指揮によるプッチーニの歌劇「トスカ」。
演奏はコヴェント・ガーデン王立歌劇場。
フローリア・トスカをアンジェラ・ゲオルギュー、
マリオ・カヴァラドッシをロベルト・アラーニャが歌っている。
年末にCD棚を入れ替えたときに出てきたので
久しぶりに聞きたくなって、出しておいたのだ。
「トスカ」は音楽は圧倒的に素晴らしいのだけれど、
どうも筋書きがくだらないって私は思うのだけど…
そのプッチーニの音楽、天才的な音作りだが、
アントニオ・パッパーノの指揮が冴えまくり、
緊張感の持続と精妙な響きの追求、感動的である。

EMI 5 57173 2

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2008年2月16日 (土)

ゲオルグ・ショルティ 9

ショルティのマーラー交響曲全集から
交響曲第7番(1971年5月の録音)。
第5番と第6番に続いて同時期の録音であり、
基本的には同じ方向性による演奏である。
録音的にもショルティの解釈においても
極めてクリアな響きを生み出しており、
その緊張感と迫力には圧倒される。
でも最も盛り上がる部分で音が割れてしまって、
第5番でも同様の現象が発生していたのだが、
音源テープが劣化してしまったことによるものなのか
それとも収録の時点ですでにこうだったのか?
非常に残念である。重大な問題だ!
でもこの時期のDECCA録音って、
画期的な明瞭な音響を提供している一方で
何か人工的な印象。作為的に作られているような…
もちろんショルティとシカゴ交響楽団も
驚くべき熱演を展開していたことも事実であると思うのだが。
その点は凄まじくリアルに伝わってくるのである。

DECCA 430 804-2

「ゲオルグ・ショルティ」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月15日 (金)

横須賀美術館

今日は三崎マグロを食べようという企画で
三浦半島へ、三崎の漁港に行ったのだが、
午後は横須賀美術館に寄ってきた。
前から一度行こうと思っていたので。
山本理顕さんの設計による美術館である。
たしか昨年オープンしたのではないかと?

20080215a

写真はエントランス周辺でガラスの透明感が印象的。
道路からアクセスするとまず視界に入るのは
「ガラスの建物」というイメージで軽快である。

話題の建築で素晴らしいとは聞いていたが、
実際に行ってみると本当に思った以上の感動で驚いた。
久しぶりにいい建築に出会った充実感。
展示空間も魅力的で、最初に地下に下りて
周遊するストーリー性も見事な演出だと思う。

20080215b_2

ぜひ屋上に上がってみるといいと思う。
前に海が広がり、後ろを山に囲まれて、敷地もいい場所だ。
建築としての存在もしっかり感じるのだけれど、
風景を邪魔しない、地形に溶けこんだ計画も好きである。

20080215c

私が一番気に入ったのは、展示室の曲面の天井。
天井が恐ろしく高いのだが、上が優しい曲線を描いていて、
壁が消えていくこの空間の印象がすごく心地よかった。
その空間をどのように創り出しているのか
というのが、この写真である。

理顕さんは1980年代とか、90年代前半にかけてか?
昔はアーチ型天井や鉄板やテントなどの曲面の屋根をかぶせたり、
そういう作品が多くて、作風になっていたりもしたのだが、
近年は四角い箱で直線が主張している建築が目立っていたので
今回のこの曲面の利用には、すごく新鮮なものを感じる。

20080215d

少し離れた位置から見ると全体像がわかるが、
白い曲面の展示空間をガラスの箱が包み込んでおり、
トップライトの演出効果はこのガラス箱によるものである。

ぜひまた行きたいと思った。
こんな気持ちにしてくれる建築は久しぶりで
近年の作品では、一番のお気に入りになるかもしれない。
横須賀から観音崎を目指していくとすぐに見つかると思うので、
ぜひみなさんも訪ねてみてください。
常設展示の谷内六郎館もすごくいい。

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2008年2月14日 (木)

ダニエル・バレンボイム 2

今日からダニエル・バレンボイムによる
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を聞く。
1981年から1984年にかけてパリで録音されたもの。
最初に作品2の3曲のピアノ・ソナタ。
音楽の構造を明らかにする完璧な造形、
緩急を鮮やかに再現する安定したテクニック、
そして何よりピアノの音色の美しさ。
バレンボイムのベートーヴェンは見事としかいいようがない。
でも何か面白くない。優等生的な感じ?すべてが模範。
クリアな響きで透明感の漂う演奏なのである。
それは以前から知っていた。何曲かはすでに持っていたので。
1980年代のバレンボイムはこうだったのだ。
でも現在ならば、もっと違う演奏をするのではないだろうか。
2005年に収録されたDVDがあるが、私は観ていない。
でもまずこちらの全集、順番に聞いていくのが楽しみである。

iTunes CDR381

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月13日 (水)

ニコラウス・アルノンクール 11

アルノンクールと一緒にベートーヴェンを楽しもう!という企画。
交響曲第9番「合唱付き」。これで交響曲全集が完成。
文句なしに感動的な名演である。
現在ではこういった演奏が多くなった。
しかし1990年代前半の当時というと
アルノンクールやノリントン、ブリュッヘン、ホグウッド…
そういった指揮者たちがピリオド解釈の普及に
必死に取り組んでいた時期であり、
アルノンクールの存在があって、この演奏が聞けて、
それで現在があるのだということを改めて感じさせられる。
アルノンクールはヨーロッパ室内管弦楽団という
モダン楽器のオーケストラに古楽奏法を取り入れた。
その後21世紀になって、ロジャー・ノリントンも
シュトゥットガルト放送交響楽団で画期的な全集を完成させている。
これらを聞いて、現代の楽器とピリオド解釈の融合、
それが非常に素晴らしいと私も日々感じている。
できたらアルノンクールには、ぜひもう一度
第9を演奏してもらえないだろうか。
今のアルノンクールで聞いてみたい。
ウィーンフィルかベルリンフィルで。
声楽付きなのでバイエルン放送交響楽団でもいいのかも。

iTunes CDR380

「ニコラウス・アルノンクール」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月12日 (火)

「スカパー!光」導入

テレビの地上アナログ放送から地上デジタル放送への移行。
まだ緊急課題ではないが、我が家はこれまでアンテナ受信だったので、
将来どうするか?というのは常に問題であった。
電話に関してはかなり以前から「光」を導入していたのだが、
今回「スカパー!光を申し込んだ場合、工事費無料」ということで
工事というのは、これまでのパソコン用回線終端装置の前に
テレビ用回線終端装置を設置するというもので
せっかく光回線が来ているので、申し込んでみるかと
今日がその工事日であった。午後一番で。
でも「無料」というのは、NTT東日本の工事について無料ということで
スカパー関係のテレビ、ビデオ、チューナーの配線工事は別途有料なので
そこで高額費用がかかっては仕方ないと配線は自分でやることにして、
午前中、出掛けたついでに電化製品の量販店によって、
同軸ケーブルや分配器等を仕入れてきた。
それらは専用部品なので値段は結構するが、最低限は必要。
NTT東日本の工事は予定通り、午後すぐに終わったので、
それからは宅内の配線工事。父と相談しつつ、私が必死に作業。
新築工事の電気配線で同軸ケーブルの扱いは見ているので
以前からイメージはしっかりあったのだが、
それが実際に自分でやるとなるとやはり手間取る。
でも問題なく、夕方にはきれいに映り、
テレビ、ビデオのチャンネル設定をスカパーに合わせなおして、
1時間もするとスカパーのCSチャンネルも開通した。
しかしそれは回線の確保、配線ができたということで
実は我が家のテレビもビデオも地デジ対応ではない。
昔のままである。結局はアナログ放送。
有線放送になり、映像が天候に左右されない、
画面上でのズレ(ゴースト)が出ない、
TVK(神奈川テレビ)がくっきり映るなど効果は少々あり。
放送大学もきれいに映る。見ないんだけど…
今後はぜひ地デジ対応のテレビに買い換えたいと。
でも今のが壊れるまではいいね…と早急にはない。
そんなテレビ環境が現在の我が家の状況である。

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シューベルトの歌曲 7

シューベルティアーデ音楽祭1999において
イアン・ボストリッチが取り上げたシューベルトの歌曲。
(1999年5月29日 リンダウ市立劇場)
D番号の700番代を中心に12曲。その選曲について。
バラバラに曲をもって来るのではなくて、
連番の作品を並べることも多く、作曲年代も考慮している印象。
中には有名な曲も入っていて、親しみ、聞きやすさも感じる。
悲しみ D.772、こびと D.771、夜と夢 D.827、
ミューズの子 D.764、去って行った人に D.765、
流れにて D.766、逢瀬と別れ D.767、さすらい人の夜の歌 D.768、
竪琴に D.737、湖畔にて D.746、森にて D.738、魔王 D.328。
本当に名曲ぞろいである。D.730番代からD.770番前後まで
ここでの作品は、1822年から1823年にかけて作曲されたもの。
後半では「湖畔にて」「森にて」の美しいこと。感動。
そして最後に名曲「魔王」。ボストリッチの「魔王」は素晴らしい。
父、息子、そして魔王という3人が登場するが、
歌曲なのでそれほど大げさには声色を変えない。
でもその情景の描きわけ、音楽の変化とも一体になって、
鮮やかに物語性も極めて明瞭である。
はじめ優しく語りかけていた魔王が、
最後ついに恐怖の姿をむき出しにするところ、その迫力!
そして息絶えた息子、走り抜けた先にあるものは「死」。
言葉の力、恐るべきリアリティである。
アンコールにもう1曲は、野ばら D.257。

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「イアン・ボストリッチ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年2月11日 (月)

シューベルティアーデ1999

シューベルティアーデ音楽祭1999から
1999年5月29日 リンダウ市立劇場における
イアン・ボストリッチの歌曲リサイタル。
ピアノはジュリアス・ドレイクである。
前半がシューベルトの歌曲(D番号で700番代を中心に)12曲、
後半がウォルフのメーリケの詩による歌曲から11曲。
この録音は私にとって非常に思い入れがある。
というのはこれを聞いて、イアン・ボストリッチにはまった。
少し前に最初のシューベルトのCDが発売されて、
ちょうどその頃、話題になっていたのだが、
私も早速買ってきた。それ以来ずっとファンである。
「夜と夢」など、あまりの美しさで思わず拍手が起こる。
そして「出会いと別れ」も大いに盛り上がり、やはり拍手。
後半のウォルフになると、ボストリッチの追っかけが来ているのか?
1曲ごとに拍手が起きそうな具合で
感極まるその気持ちはよく理解できるのだけれど
会場では「シーっ」って、拍手をさえぎる別の聴衆、
音楽に集中したい気持ちもよくわかり…
すごく臨場感のある録音で何度聞いてもお気に入り。

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「イアン・ボストリッチ」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月10日 (日)

エリアフ・インバル 20

エリアフ・インバルの指揮によるR.シュトラウス。
交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
そして交響詩「マクベス」という3曲である。
R.シュトラウスはスイス・ロマンド管弦楽団で録音された。
「ツァラトゥストラはこう語った」など、録音が素晴らしいと
それだけでただひたすら感動してしまうことがあるのだが、
ここでも冒頭のオルガンと金管の響きで、
これは期待できるぞ!って、なかなか魅力的な演奏である。
でも音楽は進んで、どうもいまひとつクリアにならない…
録音は十分に良いと思うのだが、
もともと演奏がそれほど明瞭でないような気もする。
各楽器がよくブレンドされて、明るく色彩的な音色なのだが、
R.シュトラウスのシンフォニックなサウンドを期待するならば、
ちょっとスッキリしなくて、ストレスがたまる。
バルトークの管弦楽のための協奏曲でも
同じ音を聞いたような気がするので、
これがインバルの求めるスイス・ロマンドの音なのだろう。
まだこれから「英雄の生涯」「ドン・ファン」「アルプス交響曲」など
たくさん残されているので、大いに期待している。

DENON COCO-70760

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年2月 9日 (土)

落語のCD化

落語のCD化。今日は五代目柳家小さんで三題。
「うどんや」「粗忽長屋」「ちりとてちん」
「ちりとてちん」は今年の正月に放送されたもの。
きっと朝の連ドラ「ちりとてちん」にちなんでだろう。
以前に春風亭昇太で聞いたことがあったが、
「酢豆腐」に似ている噺で創作かな?と思っていたら、
ドラマの題名になって、噺も語られて、
そうしたら何と小さんの録音が残されていた。
酒、鯛の刺身、鰻の蒲焼、そして「ちりとてちん」と
食べるシーンがふんだんに登場するが、
小さんはその辺は特に名人芸なので、
会場は爆笑で盛り上がっている。
録音なので見えないのが残念!
朝ドラでは長崎名産「ちりとてちん」となっているが、
小さんは台湾名産としている。昇太もそうだったような。
同じく「うどんや」もうどんをすするシーンがあり、
そばとうどんのすする音の違いは有名だが、
太いうどんを口の中でクチャクチャ噛んでいる音、
噺も面白いし、小さんの十八番である。
「粗忽長屋」は以前から持っていたが、
前の録音はAM放送からのものだったので
今回はFMからの高音質録音。
小さんの「粗忽長屋」は最高だ!

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2008年2月 8日 (金)

カラヤンの1960年代 5

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
R.コルサコフの「シェエラザード」(1967年1月26-31日)
チャイコフスキーのイタリア奇想曲(1966年10月13日)
同じく序曲「1812年」(1966年10月13日、12月29日)
「シェエラザード」は意外にもカラヤンの唯一の録音である。
最初聞くととにかく豪快で少々くどい印象も…
しかし物語の部分に入ると一気に引き込まれる。
さすがにカラヤンはムード作りや情景描写に長けている。
とはいえベルリンフィルの極めてシンフォニックな響きであり、
劇音楽のような絵画的な展開ではなく、
繊細な表現から壮大な盛り上がりにまで
目の前に広がる音楽の大きさ、その世界に心打たれるのである。
チャイコフスキーでも思い切った荒々しさが独特の迫力を生み、
同時に流れるような華麗な音楽に感動する。
1960年代のカラヤンであり、若々しくエネルギーがみなぎって、
向かうところ敵なしという、どこまでも突き進む演奏。
「1812年」は合唱入りで、よりいっそうロシア情緒に包まれ、
壮絶な緊張感と相まって、圧倒された。これは名演だと思う。

DG 463 614-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月 7日 (木)

ウィーンフィル1996/1997

ウィーンフィルの1996/1997シーズンから
第5回定期演奏会(1997年1月)でライブ収録された
ヤンソンス指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第5番。
少し前にこのCDを掘出し物コーナーの中に見つけて買ってきた。
ヤンソンスのショスタコーヴィチは最近のものはすべて揃えているのだが、
シリーズの最初の頃に発売されたものは持っていなくて、
ウィーンフィルとのこの第5番も抜けていた。
ヤンソンスはショスタコ第5番を得意にしており、
その後もベルリンフィルで取り上げ(2002年12月)、
バイエルン放送交響楽団でも(2005年10月)、
さらには来日公演(2005年11月)で実演を聞くこともできた。
ベルリンやバイエルンでの近年の演奏と比べると
このウィーンフィルはそれほどでもないかな…との思いもある。
そもそもウィーンフィルのショスタコーヴィチというのが珍しくて、
それだけで注目を集めるし、実際に興味深いのだが、
でもやはり私などはギャップを感じる。
しかしこの演奏がきっかけになっているのかはわからないが、
21世紀になってからは、ロストロポーヴィチやゲルギエフの指揮で、
ウィーンフィルもわりと頻繁にショスタコーヴィチを演奏するようになった。
そういえば1980年代半ばにはバーンスタインが取り上げていたか。
ウィーンフィルの第6番と第9番のCDが出ていた。
その後はショルティで1990年代に第5番と第9番。
CDにはなっていないが、1995年に第1番も演奏したらしい。

後半は室内交響曲である。ルドルフ・バルシャイが
弦楽四重奏曲第8番を弦楽合奏用に編曲した作品。
こちらは素晴らしい。強い緊張感で引き込まれる。
ウィーンフィルの弦が精妙な響きを作り出してさすがだ。

EMI 5 56442 2

「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月 6日 (水)

ズデニェク・マーツァル

ズデニェク・マーツァル指揮チェコフィルによる
マーラーの交響曲第9番(2007年10月録音)
マーツァルはここでの表現について自信をもって語っているが、
実際に聞いたことのないユニークな表現は驚きであり、
新鮮な感覚に包まれて、今さらこんな気持ちになれるなんて!
まず特長的なのは、明るい音色。光の輝きがまぶしい。
暖色の響きで隅々にまで心が通い、しなやかに弾力があって、
ヘビーな表現は好まないとマーツァルは言っているが、
マーラーの音楽を肯定的に捉え、ここまで希望がもてるなんて!
すごく自然な印象である。無理がない。
そこはチェコフィルのマーラーに共通するところ。
絶望感も葛藤も混沌も存在せず、
マーツァルはこの作品をこんなにも素直に受け入れられるのか。
マーラーの第9は、死への恐怖感や耐えられない精神の重圧、
何か追い詰められた中にマーラーの想いを見出さなくてはいけないような
そういう音楽のイメージがいつも先行しているように思われるのだが、
マーツァルの解釈を聞いていると、晩年のマーラーは、
もっと安らかな心境で音楽の中に未来を思い描いていたような
そう思えてきて、そうあってほしいと強く感じるようになる。
マーツァルの指揮で「大地の歌」もぜひ聞いてみたい。
この第9を聞いて、特に「告別」の楽章が聞いてみたくなった。
今後も交響曲全集は進むと思うが、「大地の歌」も含めて欲しい。

EXTON EXCL-00010

「ズデニェク・マーツァル」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月 5日 (火)

ロンドン交響楽団2003/2004

ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団による
プロコフィエフの交響曲全集も最後の一枚。
今日は交響曲第6番と第7番。
第5番と比べると第6番と第7番は
それほど頻繁に演奏される作品ではないのだが、
聞くと本当に素晴らしくて、私は夢中になる。
第7番はマリインスキー劇場との録音を持っているが、
第6番を指揮するゲルギエフを聞くのははじめて。
その鮮烈な響きに圧倒される。
第7番は本当に魅力的な音楽で、さらにここでは
録音によるものか?ロンドン交響楽団が巧いのか?
細部の繊細な表情にまで、実に緻密に聞こえて感動的である。
ゲルギエフは元々音楽を神経質に扱う人ではないので、
作品本来の遠く彼方へ鳴り響いていくような雄大な印象
もちろんその辺も効果的に伝わってくる。
しかしこのじっくり描きこまれた豊かな表情、
これはゲルギエフのプロコフィエフ作品への愛情であり、
明るく大らかに聞かせて、少しも堅苦しさはなく、
その見事なバランス感覚はさすがとしかいいようがない。
第7番は「青春」というタイトルがつくこともあり、
プロコフィエフがソヴィエトの若者たちに向けて作曲したそうな
昔を思い出しつつ作曲したのか?それはわからないが、
晩年のプロコフィエフのシンプルを装って実は複雑な作風と
ゲルギエフの希望にあふれた音楽とが、
天性の領域で一体となり、輝きの幸福感を創造している。

PHILIPS 475 7655

「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月 4日 (月)

ニコラウス・アルノンクール 10

アルノンクールと一緒にベートーヴェンを楽しもう!という企画。
今日はミサ・ソレムニス。いよいよ後期の作品である。
感動的な演奏だ。こちらはシュティリアルテではなく、
ザルツブルク音楽祭1992からのライブらしい。
ゆったりと慈愛に満ちたキリエ。
グローリアに進むと引き締まって、活気を帯び、
クレドではさらに輝きが増して、躍動する喜び。
そして後半のサンクトゥスはまた格別に美しい。
ヴァイオリンのソロが入るベネディクトゥス。
これまで聞いてきた中でもとりわけ心にしみる。
なんて素晴らしい!奏法も音楽にピッタリだ。
そしてアニュス・デイは厳粛な空間と
終曲にふさわしい広がりが見事なバランスで
アルノンクールの説得力は圧倒的!貫禄の響きだ。

このシリーズも残すところ第9交響曲のみとなった。

iTunes CDR377/378

「ニコラウス・アルノンクール」に関する記述はホームページにもございます
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2008年2月 3日 (日)

落語のCD化

落語のCD化。今日は三代目桂三木助で二題。
年末に放送された「芝浜」と先週の「御神酒徳利」。
両方とも12月の噺でちょっと時期がずれてしまったが…
「御神酒徳利」は12月13日の大掃除。
お馴染みの「芝浜」は大晦日の噺である。
桂三木助の丁寧な語りでじっくり聞いた。
今日は寒い。雪が積もった。
噺を聞いていると江戸の冬も寒かっただろう。

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2008年2月 2日 (土)

フランクフルト放送交響楽団

パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団の
今年6月に予定されている来日公演。
6月7日の横浜公演のチケットを確保した。
ドイツの放送オーケストラが来日するたびに
毎年順番に聞きに行っていたのだが、
去年はお休みして、今年はまたぜひと思っていたので、
待望のパーヴォ・ヤルヴィを聞きに行く。
今回もプログラムはあまり考えずに
横浜みなとみらいホールの公演を選んだ。
正直なところ、東京のマーラーは興味あったのだが、
横浜もブラームスなので、そちらも魅力的である。
横浜公演では、二日にわたって、
ブラームスの交響曲全曲が演奏される。
7日が第4番と第2番、8日が第3番と第1番。
そこはどっちを選ぶかすごく迷った。
でも結果的に今回は7日の公演にしてみた。
パーヴォ・ヤルヴィのブラームス!楽しみである。

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2008年2月 1日 (金)

ニューイヤーコンサート2008

昨日はベルリンのジルヴェスター・コンサートを聞いたので
今日はその翌日、今年の元旦に行われた
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
一気に華やいだ。何という楽しい時間!
正月ボケに戻ってしまう。金曜の夜だし、まあいいか?
ウィーンフィルの演奏はいうまでもなく極上の空間を演出してくれて
ジョルジュ・プレートルはそこにいてくれるだけで絵になっている。
ウィーンフィルのワルツ、ポルカでも、指揮者によっては、
すごく繊細な音色が聞こえてくることもあり、
今回はどちらかというとしっかりと音が鳴って、
そこに色彩や音楽への想い入れがたくさん詰まっているという
じっくり聞きなおしてみると、その辺がプレートルなのかなと。
会場の雰囲気やその場の空気まで見事に収めているようなCDであり、
聞いていると本当に元日に逆戻りしてしまうような感じなのだが、
久々のDECCAからのニューイヤーコンサートは大成功!
アンコールでプレートルが「ヨーゼフ・シュトラウス、スポーツ・ポルカ!」って
笛をピーって鳴らすところ、今年の一番のお気に入りである。

DECCA 478 0034

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