« カラヤンの1980年代 18 | トップページ | ダニエル・バレンボイム 11 »

2008年3月20日 (木)

ダニエル・バレンボイム 10

バレンボイムによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。
1981年から1984年にかけてパリで収録されたもの。
今日は作品101と作品106「ハンマークラヴィーア」
いよいよ後期のソナタを聞きはじめている。
まず作品101でピアノの音色の美しさにうっとり。
バレンボイムの抒情的表現が最大限に活かされた演奏。
第28番はこの全集でもかなり私は気に入った。
バレンボイムの当時のベートーヴェンは、
抒情的に偏りすぎとするならば、裏返せば、
歌はきれいだけど、表面的であり、
深みにかけるという意見もあると思う。
でもここまで一貫して、スタイルも完成されていることだし、
これはこれでよいのではないかという考えになってくる。
「ハンマークラヴィーア」では、バレンボイムはさらに
あらゆるすべての音、どんなに分厚い響きで
複雑な作風、形式によっていても
何もかもをクリアにしないといられない…という
テンポ設定や音量バランスのコントロールも徹底されている。
前半ではその雄大な印象でギレリスの演奏を思い出してしまうけれど
終楽章のフーガへ進むと軽やかな動きとその流麗さで
やはり圧倒的な充実、盛り上がりを見せる。素晴らしい!

iTunes CDR404

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

|

« カラヤンの1980年代 18 | トップページ | ダニエル・バレンボイム 11 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/40563040

この記事へのトラックバック一覧です: ダニエル・バレンボイム 10:

« カラヤンの1980年代 18 | トップページ | ダニエル・バレンボイム 11 »