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2008年3月21日 (金)

ダニエル・バレンボイム 11

バレンボイムによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。
1981年から1984年にかけてパリで収録されたもの。
昨日に続いて後期のソナタ。作品109から作品111。
第31番と第32番のCDは以前から持っていたのだが、
第30番に関しては、今回はじめて聞いている。
その第30番が最もバレンボイム向きという気がするのだが、
美しい表情による歌いこまれた表現である。
でも最終楽章の変奏曲では、それにしてもテンポが遅い。
ここでの3曲のソナタに共通していえることである。
バレンボイムのベートーヴェンはこれまでも
非常に丁寧に音楽を扱って、独特の透明感を表出させてきたが、
このテンポ設定でほとんど瞑想的ともいえる
演奏する側にとって、その集中力は恐るべきものであるが、
聞く側にとっても正直しんどくなってくるのである。
ベートーヴェンの後期の作品という特別な世界において
極めて清らかな響きを引き出している点、
それは何よりも感動的な瞬間ではあるのだが、
一方で凝縮された感じ、それが音楽の密度、深みを創り上げていく
そういう演奏を常々求めているということもあり、
ちょっと違うかな…という結論に至るのか?どうだろう。

iTunes CDR405

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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