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2008年3月14日 (金)

シューベルトの歌曲 19

ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウのバリトン
ジェラルド・ムーアのピアノで、シューベルトの歌曲を
作曲年代順に聞いている。歌曲集「冬の旅」D.911。
フィッシャー・ディースカウは「冬の旅」を数多く録音しており、
ムーア、デムス、バレンボイム、ブレンデル、ペライアと
様々なピアニストと共演している(ポリーニとのライブもある)。
その中でもこの1972年のムーア盤がスタンダードなのではないか。
長く親しまれ、これぞ定盤なのであり、最高の名演なのである。
独特の風格もあるし、説得力も感じるし、偉大な存在なのだが、
音楽に立ち向かうことはないし、何の気負いもなく、
まさにこうあるべきという自然な流れで展開されている。
表現の方向性という点では、ムーアのピアノは重要であり、
フィッシャー・ディースカウの歌がぴったりそれに寄り添っている。
「冬の旅」のすべての無駄を切り捨てたような
シンプルな中に込められた孤独や諦めの念が心に響いてくる。

iTunes CDR398

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