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2008年4月27日 (日)

ウィーンフィル2002/2003

ウィーンフィルの2002/2003シーズンから
ダニエル・バレンボイムが指揮した第2回定期演奏会。
弾き振りでベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。
アンコールにバッハの「平均律」第1巻から第8番の前奏曲。
後半はシェーンベルクの5つの管弦楽曲、
そしてワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死。
(2002年12月17日 ウィーン楽友協会大ホール)
前半のピアノ協奏曲におけるバレンボイムが、
いつもながら非常に細やかな表情で音楽を描き出していて、
透明で美しい音色と一方の大胆な迫力で奥行きのある響き、
実に雄大なスケールはいかにもバレンボイムである。
シェーンベルクはかなり絵画的な色彩を引き出した演奏で
続くワーグナーへの流れを意識してのことかもしれない。
「トリスタンとイゾルデ」はさすがである。
プログラムの最後にもってきてくれているところに感謝。
先日放送された今シーズンのラトル指揮の定期演奏会では
この前奏曲と愛の死が、コンサートの冒頭に演奏されていて、
愛の死が終わって、まだこれから音楽は続きますという展開に
ものすごく違和感をおぼえる。そういうのって実際は多いのだが。
愛の死の後には、もう音は鳴ってほしくない…
やはりバレンボイムのワーグナーには説得力があり、
コンサート的な音づくりではない、
楽劇全体の世界をここに集約しているような、
聞いていて安心感すら漂うのである。

今日は午後もFM放送で4時間、バレンボイムを特集していたので
バレンボイム三昧の一日であった。素晴らしい。

CDR423/424

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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